さくらのレビュー・感想・評価
全107件中、61~80件目を表示
小松菜奈さんが凄かった!!
彼女目当ての観賞だったけど大正解!
あんな事やこんな事。
女優としてひと皮剥けた感じ!
ミキ(小松菜奈さん)と薫(北村匠海さん)、一(吉沢亮)の三兄弟を中心とした家族のストーリー。
まったりとした展開が続くのに加えのんびりしたピアノの音楽が流れる展開。
居心地の良い感じに好感が持てます。
観終わって感じたのは小松菜奈さんが本作の主役だった感じ。
小悪魔的なキャラが素晴らしく、家族で食卓を囲んだ時などのセリフの無いときの演技が上手すぎる。
上映中は彼女しか観ていなかったかもしれません(笑)
北村匠海さんは演技が安定し過ぎ(笑)
なんなの彼の存在感は。
映画を作る側とて、彼の安定した演技は必要な役者さんなのかもしれません。
本作ではナレーターも勤めるキャラクター(笑)
母役の寺島しのぶさんも良かった!
子供に性教育の説明をするトークが素晴らしい。
全体的にまったりとしたした作品なんだけどラスト10分位のクライマックスに、
今までのミキの良くわからない行動が解き明かされた感じで感動も最高潮に。
サクラは犬の名前でした( ´∀`)
むずかしいわなぁ...
役者のみなさんの演技は、とてもよかったんだけどなー。
うーん…薫が語ってたけど、愛がテーマなの?
私は、この作品の中の家族にリアルな愛を感じなかったよ…。
そうだなぁ…、
原作の中で(読んでないけど)、
監督、もしくは脚本家の気に入った一場面、
例えば、カラフルな手紙に埋もれて
「おにいちゃーん」言うて自慰ってる?ドヤ感満載のファンタジーなシーンとか、
お漏らししちゃうシーンとか、
卒業式に、いきなりスピーチとか。確かに、素晴らしいこと言ってるよ、内容は。
でも、何もかも唐突に入れすぎて、それに至る心情が全く描かれてないから、あたしゃ、ポッカーンよ。
置いてけぼりよ。
小松奈々ちゃん、がんばっとるなーしか思わんわけよ。
俳優さんたち、すごいなーとかね。
子どもに夫婦の営み説明するのも、いいこと言ってるでしょ!って主張されてる気分なわけよ。
でも、そこいる??ってなるの。
入れたかったシーンをとりあえず、全部入れました!的な。
しかし、美貴は、いいの、あれで?
彼女は、少し病気なのか??
なんで、あんなんなのか、よーわからんのよ。
で、そのまんま、なんだか、良く解らんなー、なままで終わって、
エンドロールで西加奈子の原作と知って納得した。
クセがつよいからなー。
そりゃ、難しいわなー。
というわけで、ひたすら役者がもったいな、と思いました。
それと、
しょっぱな、この二重くっきりの美男美女の濃い三兄妹が、
この親二人から産まれるのか?!
まったく、ひとつも部分的にも似てないやーん!って、衝撃からの違和感が拭えず、
どこかで、その辺りも実は養子縁組とか何かしらの家族の問題で絡んでくるんじゃね?とか思ってたら、特になかった(笑)
普通で、特別な家族の日常
これだけの今をときめく若手俳優陣を配し、人気作家・西加奈子の原作となれば、もっと話題に上がってもいいのに、地方では上映会場も少なく、とても残念。もっと多くの人に観て欲しい作品。
テーマは、家族愛。前半は、5人家族と犬のサクラが織りなす、ごく普通の日常をコミカルな笑いを誘いながら展開。会場からもクスッと笑う声も聞かれた。
しかし後半、兄が交通事故で、大怪我を負ってからは、話は一転。兄に気遣うピリピリした空気が、家族の中に張り詰めていく。そして…。
3人兄妹を演じた、吉沢亮、北村匠海、小松菜奈は確かに、中学生、高校生役には、少し無理はあったが、役所をしっかりと理解し、誰にでも優しく、次兄や妹のヒーローである長兄、兄の背を追いかけ、いつも一歩引いた冷静な分析をしている次男、長兄を愛する破天荒な妹を見事に演じていた。
次兄の目線での語りで、物語は進行し、それも家族テーマを意識した、素敵な語りであった。それ以上に、今回は、小松菜奈の幼さの中にも、女を振りまく妖艶さに目を引き、周りを振り回す、実質的な主役であったと思う。
また、タイトルとなる犬・サクラのあまりにも健気な演技には、脱帽。出演者と同じような立ち位置で、しっかりとその場に相応しい演技だった。名犬ですね。
昨今、鬼滅ばかりが話題になり、確かに瀕死の映画業界には、大きな起爆剤となったが、やはり、こうした素晴らしいヒューマン・ドラマを、もっともっと上映して欲しいと、切に願いたい。
驚愕でついていけないこともあるが、演技だけは確実に史上最高!かもしれない‼️❓❓
小松菜奈の行動が鳥肌が立つほどの連続、長年の兄の恋人の手紙を隠し、葬式の所作とか、恐ろしい妹、それだけに彼女の演技は超絶凄い。
演技が凄いと言えば、吉沢亮の振り幅も凄い、爽やかからどん底への!
他の人の演技も凄すぎる、北村、永瀬正敏から子役に至るまで、犬まで凄い🐩。
この映画の演技に比べたら、罪の声など学芸会レベル。
小松菜奈の足が綺麗だった、それだけでも映画代の価値がある、演技は恐ろしいけど。
これが現実なら悪夢だけど、映画なら最高の芸術だ!
ジェンダーや差別など学ぶべき点も多い、今年最高の映画の一つ。
少なくとも演技の賞は独占するでしょう!確実に!
くっさー(岡八郎風に)。さすがに映画では車内を糞まみれには出来なかった様だが、西加奈子的世界を巧まず表現していて好感が持てる。
(原作既読…といっても大分昔なのでディテール忘れてたけど)①演出はスムーズで悪くない。②小松菜奈は西加奈子的ヒロイン(この映画の場合、立ち位置としては彼女でしょう)を大好演。『糸』に続いて若さに似合わず力のあるところを見せた。③吉沢亮も優等生の脆さを良く表現して顔だけでない役者としての実力を垣間見させる。④北村匠海も、語り手であるため(優等生の兄とエキセントリックな妹に挟まれてることもあり)ニュートラル且つ傍観者に成らざるを得ない次男役を変に作らない自然な演技と一見無表情に見える中での細かい表情表現で『君の膵臓を食べたい』より俳優として成長していることを伺わせる。⑤この若手3人を支える両親役として、寺島しのぶは正に大阪のお母ちゃんを存在感たっぷりに演じ、永瀬正敏は文句なしに上手い。⑥西加奈子の小説に必ずといってもよいくらいに出てくる変な人として、今回は「フェラーリ」さんが登場するが、もうひとつ中途半端な描写で物足りないのが残念。⑦その代わりカオルの卒業式での美貴への恋情の演説(告白と言うレベルじゃないでしょう)や加藤雅也演じるゲイバーのママに西加奈子らしさを感じた。⑧現実の生活・人生をデフォルメしたりlarger-than-life的に小説とすることで生きることの多幸感を描く(突飛な話だけど何か生きる希望をもらえるよね、みたいな)のが西加奈子ワールドだと私は捉えているが、そこを映画として上手く伝えられていると思う。⑨『円卓』のコッコちゃんも捨てがたいが、西加奈子原作の映画化ではいちばん成功していると思う。
小松菜奈ってすごいね
お話は難しかった。誰が主役なのか、なにが主題なのか、何を伝えたいのか、モヤモヤぐるぐるした。いろんな家族小話を見た感じで嫌いではなかったが。
キャスティングは正直、もうちょい若い子使えばいいのに、、と思う違和感はあった。まだなんか学ランが似合う北村くんはすごいけど、笑。
が、そんな違和感は置いといて、小松菜奈が素敵だった。かわいかったし、セクシーだったし、怖かった。肌や脚が綺麗。いい女優さんだなーと改めて。
あとはわんちゃんですね。犬があんだけ演技できるんだからすごいよなぁ。。
映画3点+小松菜奈0.8+さくら+0.2で4点。
軸となるテーマが良く分からなかった
うーん、特に中身が無いというか、この映画の軸となるテーマが良く分かりませんでした。
家族愛を描いた訳でも無く、世間とは異なる変わった家族を描いただけかなという印象です。
結局、小松菜奈の怪演と犬のさくらしか記憶に残りませんでした。
小松菜奈が出演する映画は良作が多いのですが、今回は評価も伸びていないしちょっと駄作っぽいかな。
フェラーリは昔の安斎肇さんに似ていると思いました。
小松さんが主役ですね
この映画、小悪魔的な彼女が主役
これまでも足が長い娘だとは思っていましたが、素晴らしかった
病的なところ、魅力的なところ、とても良かったです
なんだかんだと、さくらが家族が愛されているのが心地よかった
普通の犬なのが良かった
色々と考えさせられる、、
単純に家族の物語ではなく、様々な恋模様で考えさせられる作品。エピソードが多く、ともするとダラダラしがちなのを絶妙な語りでフォローしてあり感情移入しやすい。
小松菜奈さんは相変わらず上手い。
キャスト→A、脚本→B、演出→自主制作作品並、小松菜奈の脚→S
(あくまでも知名度と言う意味で)B級キャストで、もっと攻めた演出で単館で観たい素材やったんやないかと。
演出が、ちょっと驚くくらいに拙いと感じるシーンが途中連続します。性描写に生々しさはあるけど、中途半端な演出なせいかパンチ感は低目。西加奈子さんの原作は知りませんが、こんな話なんでしょうか?
良かったのは、抑制の効いた音楽と椎名林檎さんのテーマ曲だったりする、ほぼ「金返して!作品」だした。正規料金出すのは、イヤかねぇ…と言うくらい、わたくし、映画の世界観に浸れませんでした。
しかし。
こんだけの役者さんを揃えて、この脚本と演出ですか…なんか生煮えのままで撮影の期日が来ちゃったよ、的な。
皆様の次作に期待します。
原作読んだ上で視聴
原作を読んだ上で、超楽しみにしていた映画化で公開日の翌日映画館へ
配役について
他の方が仰っているように、小松菜奈、こんな中学生いるか、と思うが
場面が切り替わる中、小松菜奈は中学生であるといった明言がされないので、あまり違和感を感じなかった
※たしかに長男の一と美貴では結構歳が離れているはずだが、制服を着ている「学生」としてカテゴライズされており、中学生だろうと高校生だろうとあまり関係ないし、
原作を読んだ者として美貴の空気感は小松菜奈のそれであったから親和性は完璧だった
北村匠の薫もとてもちょうど良い、一と違う垢抜けなさ芋っぽさ、語り部としての中立感が想像と映像がぴったし噛み合った
吉沢亮の一、最重要人物でありながら、途中で死んでしまう&事故に遭う為、吉沢亮の美貌とセリフは映画の中では意外に少なかった印象、一兄ちゃんは背中で語るタイプであるからして、吉沢亮の関西弁が少し違和感を感じても逆に問題にはならない、といった感じ
寺島しのぶの母、たぶんこの映画はこの人で成り立っている。母の演技、「なんで知らんのよ」の一言に詰まった想いか全部ちゃんと伝わってきた
永瀬正敏の父、父親の哀愁と背中で語る愛を感じた。一を怒鳴るシーンの緩急の演技は目が離せなかった
犬のサクラ、原作通りの雑種犬、その演技力たるや、人の顔なめるなめる、尻尾をふるふる、母の父の浮気疑惑を問い詰めるシーンはサクラの演技を観るために仕組まれていると思う
原作の空気感がそのまま映画のパッケージにされていて、満足度の高いものだった
特にラストの車のシーン、美貴の泣きながら喋るシーン、完璧に映像化されていてボロ泣きしてしまった
もうちょっと頑張って欲しかった所
①フェラーリはもっとヤバいやつでも良かった(コンプライアンスの問題があると思うが)、あのシーンだけバラエティの再現VTRっぽかった
② 背景に大阪の郊外感がなく、あまりにも山梨盆地だった点。大阪の郊外の、広く平らで遠くに山、海も近いと言った雰囲気をイメージしていたので、舞台としての大阪のリアリティがあまりなかった
③大友さんはもっと野生児でも良かった。櫻坂のメンバー起用ということは重々承知しているが、もっと眉毛がボーボーで髪ボサボサ、ちょっと可愛いすぎたかな。
でも卒業式の演説のシーンは煌々と喋る演技がとても上手でした
色んな愛の形がある、その可能性と素晴らしさ、
従来言われてきた「禁断の愛」なんてない、共通して言えるのは相手が死んだら二度と伝えられないこと、
自分の気持ちを裏切らない、そんなことを教えてくれる大切な作品です
個人的にはもう一回観たいくらい好きな映画でした
ほっこり系でいいのになぁ
思っていたよりもヘビーな内容だった
もっとほっこりするようなものを期待していたので、ちゃんと前情報を入れておくべきだったと反省
まず最初に小松菜奈を外してこの作品は語れない!
正直、「よくこの仕事受けたな」って思うレベル
無邪気さと艶めかしさが共存していてまた新しい一面を見た
作中所々主人公のポエムみたいなのが入るんやが、いいこと言ってる風で結局何言ってんのかよくわからなかった
メッセージ性もありそうでない
もう一押し感が否めなかった
主題歌がDISH//の「猫」だったら星5つけてました
星2つはワンちゃんと小松菜奈に。ストーリーも演出も残念。
原作を読んではいないが、大衆向けの直木賞作品だから個人の好みとして、
あまり期待はしてはいなかったが、その通りでした。
見どころがない訳ではない。時代設定が絶妙だし(1995~2000年辺り?)、携帯電話やインターネットが当たり前となった今では感じられないシーンがこの映画にはあって、それはそれで良かった余談だが、私も同じ時期に中高生活を送っていたので、劇中のイチロー選手のポスター、まったく同じものが家にあった。
ただ、ストーリー展開がちょっと心を惹きつけられるものがなく、残念な感じだった。
次男のモノローグで展開するが、メインのテーマは兄の事故の前後に変化した家族の心境、と言ったところなのに、ところどころで無理やり愛犬の視点を入れてきているような気がしてならなかった。
あと、長男役の吉沢亮さんと次男役の北村匠海さんの良さがどうしてもわからなかった。
演出なのかな、それともあまりにルックスが良いからなのかな。映画の中で大変なシーンを演じているだろうが、泥臭さが感じられなかった。もう少し、人間臭く兄弟同士、もしくは親子同士ぶつかったりすれば良かったのに。
あと、いちばん酷いなあ、と思ったのが、愛犬の前で死を選んだこと。実話ならともかく、
なんかこんなストーリー書いちゃうんだって興ざめ。あれで結構冷めてしまった。
星2つ挙げるのは、この作品のために長い時間を拘束されたであろうワンちゃん達と、
さらに幅広い演技力を見せてくれた小松菜奈さん。
今調べてたら、この監督『無伴奏』の人か。性的な表現が好きなんだなあ。
あと、犬の体系的からして、あんな音のおならは出ないと思う。てか、うちの愛犬からおならなんて聞いたことないが。。。
あと、クライマックスで、急に音がなくなって兄の幻影を見るとか、そういう演出がなあ。。。
犬かわいいよね
犬の名前が映画のタイトルだから前面に押し出してくるかと思ったら全然そんなことなくて、
むしろ犬いる??と疑問な映画。
犬を飼ってる身としては癒される反面、あまり好きじゃないかな〜と思った。
まず、犬のおならとうんちの音がリアルではない。
そして、犬の前で自殺するなんて許せない。
お兄ちゃんは一人で行って自殺した方が美しかったと思う。
大好きな家族が目の前で死んでしまうなんて犬には耐えられないよ。
あと、家庭の性教育。
最近の家族はこんな感じなの??
こんなにおおっぴらに教えちゃうの??
あとフェラーリって結局何者だったの??
何に焦点を当てているのか、何の物語なのか全くわからない映画だった。
こんなにつまらなかったのはクローズドノート以来じゃない??
パキっとしないフワッとした映画。苦手。
でも犬いいよね。かわいいよね。
犬のかわいさと小松菜奈の狂った演技に免じて★3つ。
映画館メモ
120席ほどの後ろから2列め、左から3つめの座席。
かなりいいポジションだった。
中央より外してる方が見やすいな。
いかんせん口数が多すぎる
映画は撮影して出来上がった作品だけでは完成とは言えない。それを観た観客の想像力によって最終的に完成する。観客の受け取り方によってはいい作品にもなり駄作にもなる。それが作品として独り歩きするということだ。観客の想像力に訴える映画が幅のある作品だと言うことができる。俳句を味わうのと同じで、表現されていない部分にこそ味わいがあるのだ。
本作品はというと、北村匠海くんのナレーションは悪くないのだが、いかんせん口数が多すぎる。解説過多で自ら作品の幅を狭めて深みをなくしているところがあるのだ。そこがとても残念だ。
いいところは沢山ある。永瀬正敏と寺島しのぶの夫婦は、夫大好きの妻と飄々とした夫の組合せがほのぼのとした幸せを伝えてくれる。正月に餃子を食べるのは中国の習慣で、年の変わり目を祝う儀式でもある。元旦にお雑煮をいただくのと同じだ。次男役の北村匠海は名役者の素質十分で、ドラマよりも映画での演技が特に光っている。本作品では自省的で思慮深い次男を好演。長女を演じた小松菜奈は、映画「渇き」での正体不明の美少女を思い起こさせる演技で、思春期の女子らしい矛盾に満ちた存在を存分に演じきった。24歳で女子中学生を演じられる演技力が凄い。加藤雅也の優しさに満ちたオカマはケッサク。フェラーリのエピソードもいい。
ということで犬も含めて芸達者な役者陣が、幸不幸に襲われる家族劇を上手に演じていたにも関わらず、ナレーションが延々と続くおかげでシーンに集中できず、あまり感動もしなかった。登場人物の台詞が長いのもマイナス。北村匠海や小松菜奈、永瀬正敏の沈黙の演技が素晴らしかったのに、それを活かしきれなかった。
本作品は家族の崩壊と再生を描いていて、家族それぞれに分散して感情移入することが出来ればそれなりにいい映画のはずだが、次男の一人称に引きずられて誰にも感情移入できないまま終わってしまった。俳句のように余計な文言を極力そぎ落とせば、ひとつひとつのシーンが輝いたと思う。
眠くならないお話です。それはいいことだと思う。
ある家族の生き様を描いた映画。よく作成しようと思ったなと思います。
一見、話がバラバラでむちゃくちゃだと思いますが、最後まで目が離せないのはうまく作られている証拠だと思います。ただ、脳内でたくさん補完しないといけません。
起承転結、どれもありがちな話だと思いますが、今をトキメク俳優さん、ベテランさんをうまく配役して、良く作ったなと思います。
私も三人兄弟だからでしょうか?家族の関係性が結構リアルに感じられ、すべてが懐かしかった。
兄弟で使っている二段ベッドも、そこに貼ってあるビックリマンシールも同じだった。
戸建ての家のフローリングの床の感じ、その壁の作りなど、色々リアルでした。
作っている料理もリアル。彼女さんに無理して準備したフルーツを載せているシルバー(ステンレス)のプレートもリアル。
兄弟が部屋にこもって密談している距離感も兄弟ならでは。(他人同士だと近すぎる距離)
すごくすごくリアルでした。
卒業式のLのカミングアウトはむちゃくちゃだと思いましたが、それで見ている人は理解できるでしょう?そこはサービスカットです。現実と思わなくていい。
クルミを投げつけてガラスやミラーが割れるのも「それぐらい強い思い」ということ。
表現がわざとらしいとか古く見えるかもしれませんが、ワンカットワンカットに、「こう思ってほしい」という気概が感じられました。
私の気のせいかもしれませんけれど、何だか製作した人達の意図が、ドドドッと流れ込んできて、だから全然眠くならなかったんだと思います。
平凡な家族だからねぇ…。何があっても、歩いていくもんだよ。
懐かしい日本の家族、そしてLGBTのぎこちない社会参加と、禁断?だけど普通にある愛。
見て良かったと思います。
本当はみんなチグハグに生きているはずだから、この映画は正直な思いの映画だなと思いました。
小松菜奈の演技は必見。
寺島しのぶ、永瀬正敏の的確な演技は言うまでもないですが、小松菜奈が難しい役どころを見事に演じていて、目が離せない感じで最後まで観ることができました。愛犬映画ではありません。家族の危ういバランスを描いた、見ごたえのある人間ドラマです。
北村匠海さんのストーリーテーリングが良かった
今をときめく人気若手俳優女優が三兄妹というだけでも期待していた作品。
タイトルが〝さくら〟ということもあって犬が大活躍するのかと思い込んでました。
でも、さくらはまあぼちぼち存在感を示していてあくまでも脇役。
うっかりすると犬に目がいかない。
もっと犬のアップやら犬の表情やらをたくさん撮れば良かったのに残念。
家族に何か起こると素晴らしい演技力で脇を彩っていたさくらでした。
西加奈子さんの原作は未読。
そのせいか、映画化された本作は何を伝えたかったのか?今ひとつ私にはよくわからなかった。
今をときめく人気若手俳優さんを集めているわりには心に響いてきませんでした。
ごめんなさい。
とは言え、次男北村匠海さんのストーリーテーリングがとても良かったこと。
小松菜奈さんのセーラー服姿がまだありだな、と思ったこと。
寺島しのぶさんと永瀬正敏さんはさすがだな、と思ったこと。
…などは、良かった。
吉沢亮さんはじめ将来を嘱望される若手俳優さんたちが実力を磨くことができますよう、素晴らしい脚本や作品に出会ってほしい限りです。
製作側も精進くだされ。
誰のものでもない花を探しましょう
2年前に長男が亡くなり、その後バラバラになってしまった家族が久々に集まり、年末年始を過ごす中で、次男が昔を回想する話。
平凡な両親、快活で家族や学校の人気者な長男、正しいと思ったことと反対の行動をしてしまう大人しいけど頭の良い次男、ワガママやんちゃでお兄ちゃんが大好きな末っ子長女と雌イヌのサクラという家族。
大阪の実家を離れ東京の大学に通う次男に、行方不明だった父親から約2年ぶりに家に帰るとの手紙が届き、帰省するところから始まっていく。
まだ幼い3兄弟と両親から遡り、両親の出会い少々、長女が生まれた頃少々を交えつつ、3兄弟が10代の頃の恋愛や家族との繫がりをみせていく展開。
…なんだけど、登場人物の年齢のデフレが過ぎるw
小松菜奈の設定はMAXでも17か18歳、ストーリーが展開している場面ではほぼ中学生の設定ですので要注意w
どこにでもありそうな幸せそうな家族だけど、長女のちょっとだけ執拗な行動が、間接的にバラバラになってしまう要因になっていく、最早不運としか言いようが無く胸が痛い。
長女も決して悪い人間じゃないどころか、凄く良い子な部分が沢山あるんだけどねぇ…。
皆さん演技もしっかりしているし、やり切れない悲しさと愉しさと温かさを孕んだ物語が面白かった。
年齢の違和感が無かったらもっと高評価するところだけど、やっぱりそこは違和感が有り過ぎたw
ちなみに自分もギョウザのタレは酢にコショウがデフォ、稀に酢にラー油です。
感想が特にない
ぼや〜とした内容と展開で特に…。
強いて言えば、性教育の授業でも受けてんのかなって感じ。、んー、もしかしたら、自分の頭ではこの内容についていけてなかっただけなのかも。原作の方が絶対面白いと思います。
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