ひとよのレビュー・感想・評価
全199件中、81~100件目を表示
最高過ぎる‼️たまらん‼️ 始まりから、ドクっとする。 その後も、...
最高過ぎる‼️たまらん‼️
始まりから、ドクっとする。
その後も、どんどんどんどん感情に訴えて来る。
心がパンクしちゃう‼️
ストーリーも、演出も最高に良すぎる。
最初からラストのシーンまで、心に与えるものが非常に多いのだけれど、最後、子供の頃の3人と、大人になった3人が 車で母親を追うシーンで、観る側の感情に更に追い打ちをかけてくる。
その上で、ラストは、家族が平和に纏まり和やかなムードで締め括っているのも、もうなんとも言えない。
涙が流れて来てしまうシーンが非常に多い。
しかも、ポロポロではなく、雪崩のように涙が出て来てしまう。
親が子供を思う感情&子供が親を思う感情が、本当に上手く描かれている。
メインの家族以外に表現されている他の家族も、映画の効果を上げている。
母親として 田中さんが発する言葉は、毎回のように、染みるものが多い。
音尾さんは、このズッシリした映画の中で、和み微笑みを与えている。
佐藤健くんをはじめ、田中裕子さん、松岡茉優ちゃん、鈴木亮平くん、その他の人達も、たまらなくいい演技をしている。
100点満点を超えて、私的には、200点を付けたい作品。
ひとよ で 始まり、ひとよ で纏まる❣️
観る側の感情を抉るような作品を作る監督としては、やっぱり、白石和彌さんは、ピカイチだな。
ー追伸ー
松岡茉優ちゃんが、深夜に枕を持って、母親の元へ行き、同じお布団の中で横になり、母親の田中裕子さんに甘えながら、親子で語るシーンも、私は大好きだ。(かき氷)
ここも、親子間の愛情が非常に伝わってくる。
演技派
迫力のある作品
子を思う母、路頭に迷う子供、母子の絆の意味。
タクシー会社を営む稲村家の母こはるが、夫を殺害するシーンから始まる。
最愛の3人の子どもたちの幸せのため、酒癖が悪い家庭内暴力夫から守るための犯行だった。
これで、やっと暴力から解放され自由に暮らせる!幸せになれる!、、、はずもなく、突然の殺人事件でしかも母が容疑者、父が被害者。運命を大きく狂わされた次男・雄二、長男・大樹、長女・園子。残された3人の兄妹は、事件のあったあの晩から、心に抱えた傷を隠しながら人生を歩んでいた。そして15年後、母こはるは、出所して3人の子供たちと再会する。めでたしめでたし、とはいかない。
誹謗中傷、嫌がらせ、残された子供が背負うにはあまりに重い。SNSの拡散もあったかも(それをやっちゃうと2時間では収まらないからそこは無かった)。
母こはる役の田中裕子は、見事に子供思いの肝っ玉ど根性母ちゃんを演じていた。そして、次男雄二役の佐藤健も実力派俳優と言う名が板についたいえる迫力の演技。
幸せそうに見える家族でも、一夜にして、ガラガラと音をたてて崩壊していく絆。
幸せそうに見える家族にも、いろいろな事情がある、それがいつ爆発してもおかしくない。他人事ではない!と感じたのは私だけだろうか?今一度、家族とは?と考えさせられる作品。
チグハグです
原作、脚本、演出、のやりたいことの方向性が全て違っているのではと感じた。
演劇作品特有のとんがった設定と荒っぽい展開は舞台作品ならではの魅力なのだが映画でそれをやると必然性の低下にしかならない。
これは主として脚本の責任だろう。なにをしたいのかさっぱりわからない。監督はこういうテイストで仕上げたかったのであれば手を入れるべきだった。
俳優は監督の意向だと思うが実在的な存在感を強調した演技をしていてそれはそれで素晴らしかったのだが舞台の魅力のひとつは非実在的な人物造形にある。田中裕子の役どころは多分木村伝兵衛的な要素が必要だったと思うが中途半端に終わっていた。
蒲田行進曲のようにコミカルななかに残酷さを潜ませるような作り方のほうが良かったと思う。
すべての人物に自分の欠片がある
人はどうしても、そこまでは強くなれない。だから間違いを犯すし、そしてその間違いから解放されずに縛られ続ける。そんな家族の話だ。
子どもたちの為に夫であり、子らの父を殺した母。田中裕子が演じる母は「誇らしい」と高らかに宣言し、そして約束を守り15年後に子らの前に戻り飄々と振る舞う。
彼女は強そうに見える。何かを悟った風でもある。しかし、いくつか垣間見えるシーンで彼女が、高らかに宣言した程の強さを持っていないことが感じられる。ただの女性だったはずの人が、子どもの為に過ちを犯す。本人も過ちと分かっているけれど、それを出してはいけないのだという、引き受ける者、全てを受け取者としての母親がそこに居る。
三兄妹は母の気持ちを全員受け取ってはいる。しかし表出の仕方が全員異なる。受容、拒絶、鬱屈。綺麗に分かれたその感情全てに理解できる部分がある。母が父を、自分たちの為に殺した、という事実。その後の生活にもたらされた暗さ。そして何より、「自由」は意外なほど彼らを縛る言葉だったのだ。
恥ずかしながら中盤からずっと涙が止まらなかった。何故だかは分からないが、母も、三兄妹も、他の人物も、全てにどこか感じ入る欠片が存在したからだと思う。全く理解できない者がいない。どこか分かる。人間の情の形をそこはかとなく見た気がした。
シリアス一辺倒かと思いきやくすりと笑える要素を入れたり、カーチェイスを入れたり(それも綺麗に伏線としている)、きちんと娯楽映画として機能させながら、それぞれの人の形が出ていて、やはり笑いながらも泣いてしまった。
役者が全部良い。どことなく型に嵌ったような振る舞いなのに、きちんと魅せてくるのはやはり役者の力が強いからだろう。
ハイペースで撮り続けている白石和彌監督、最近なんというか作風が安定してきたような気がする。それが喜ばしいことなのかは分からないが...。
まさかの「でらベッピン」の使い方
かつての家族を思い温かい涙が流れた
「ひとよ」の霹靂
現実
こういう「底辺」を描いた映画はありだと思う。
「焼肉ドラゴン」や「万引家族」みたいに話が進むにつれ現実から離れていったのとは違って、最後まで「現実」を残してくれたのがうれしい。
「楽園」・「閉鎖病棟」と続き、平和な暮らしが忘れている「今」を教えてくれた映画だと思います。
あと、田中裕子がすごい。
批判を恐れずに言うと、もう、女優としての需要はないと思っていた。
それがこの映画では、スクリーンに田中裕子が映っただけでその場の状況を観ている人に理解させてしまう。
「年齢を重ねると言うことはこういうことなのか」、そう思いました。
松岡茉優さんもそんな俳優になると思います。
俳優さんのレベルが高い作品でした!
15年前の夜、DV主人を殺めた母が子供達の前に現れ殺人母と子供達の葛藤を表現した作品ですが、演じた俳優の演技が光っていた。小説家を目指すどこか斜に構えた次男の雄二役の佐藤健や夜の仕事をする長女役の松岡茉優もいい味を出してた。まさにはまり役です!
長男役の鈴木亮平さんも難しい吃音の役柄だったので良く演じてたと思います。
母親役の田中裕子さんも年齢に応じたいい演技でした。
麻薬の運び屋役の大悟もいい味でした!
全体的に父親のDV描写は必然性があったと思いますが、劇中2回の濡れ場シーンは私は不必要だったのではないかと思います。
もう少しソフトな描写でもいいと思いました。
私が観た最近の邦画では見応えがあった作品です!
軸となるテーマが分からなかった
演技には引き込まれるが、最後まで感情を揺さぶられることはなかった
実力派の俳優を揃えただけあってそれぞれが演じる役の心の機微は伝わってくる。けれども、最後まで感情を揺さぶられることはなかった。
映画を見終わった後、なぜだか振り返ってみたのだが、まず、夫殺してしまった田中裕子演じるこはるが、取り乱すことなく「これからは自由に生きれるから」というセリフがしっくりこない。子供を守るためにやむを得ず夫を殺めてしまったとしても、子供に対して冷静にこれからのことを話すことは、いくらなんでも出来ないと思う。ついでに言えば、あの程度の衝撃じゃ死なないと思う。
もう一つは、元ヤクザの運転手のサブストーリーを重ねたことによって、本筋の家族の葛藤がぼやけてしまったと思う。
千鳥の大吾がヤクザの役を演じるからコントに見える。千鳥は大好きだけど、映画には全く不要。
役者さんがみんな良かった
難しかったです。正直設定に??となるとこあり、台詞だけ浮いてるように感じるところもあり。。
事件を起こした場所から動かないとかなかなか考えにくく、15年立っての再会というのも、甥とはコンタクト取っていなかったのかなとか余計なことに気持ち囚われたりしました。
ただ、事件が起こった夜は子供たちそれぞれのそれまでの価値観が覆されるひとよであり、それからの人生を変えるひとよであったことは間違いなく。
終盤、佐々木蔵之介演じる堂下さんの取った行動はもしかしたら異常な反応ではないのかもしれなくて。
でも、どんな事があっても、閉じこもらず人との繋がりを信じていこうと思える作品でした。
母と娘、母と息子の距離感、男性と女性の物事に対する受け止め方の違い等が絶妙にリアルでした。
稲丸タクシーの皆さんが素敵すぎる。
「事件の事を謝ったら…」
全199件中、81~100件目を表示