ひとよのレビュー・感想・評価
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思っていた感じではなかった。
冒頭の子どもが車に乗り込むところで 後退した真実がのちに明らかになると思ってしまった。とんだ勘違いでした。 佐々木蔵之介さんの親子の話をもう少し深めにしてもっと絡めてもらえると泣けたのかな。 好きな俳優さんが沢山 出演されていたのですが、共感した号泣ポイントが浅すぎました。残念。予告からイメージする辛い深い話は感じられなかった。
もがき
的なことかな、ちょっとハマれなかった。 ひとよ、人よ。一夜。なんだろうけど、ダジャレ!? お話も展開がなく、色々つぎはぎ感が否めない。全体にふわっとした感じの脚本、構成も今一つ、音楽は全然、演者さんはうまいとは思う。が、濡れ場も必要な濡れ場じゃないなら、いらないかな。役者さんが勿体無い。 感じれることがあるとしたら、何気ない日常を特別だと思え無い人は、道に迷い、思い過ぎれば、そこに取り残される。と、いうことかな。 昭和の悲しいそうな名詞を並べて演歌作っちゃいます。みたいな感じの作品でした。 こう言うのを描くなら、どうすれば救いがあったのか、せめて行政の手立てだけでも組み入れて欲しい、それでもダメなのは無論わかってても、現実の救いを提示できないなら、こういう題材を安易に使わないで欲しい。 なんか、残念。
3人の子供たちとお母さんと
僕、この監督が好きで色々と観させて頂いてるのですが、当たりでした。 とても面白かったです。 というか、3人の子供たちが演技が上手い。 鈴木亮平はもはや言わずもがなの役者さんですが、今回は少し抑え目な演技だなぁと思ってたけど、感情を爆発させるシーンなんかは本当にすごい。 佐藤健さんもいい感じにアウトロー感が出てましたね。 でも心根は優しくて。デラべっぴんにこだわりあって。 最高の蹴りが見れました。 松岡茉優さんはあまり、演技を観たことなかったんですが凄く可愛くて魅力的な役を演じてましたね。 ぜひ他の作品も観てみたくなりました。 白石監督は残念なから外れる映画もありますが、こちらは当たりの作品です。 監督ファンの方でまだ観られてないなら、ぜひオススメです。
色々な人生
2時間弱でいろんな人生が観れた 母親の気持ちも分かるし次男の気持ちも分かるし、長女の気持ちも分かる みんなの気持ちが分かるから複雑な気持ちになる もちろんタクシー会社で働く人達の気持ちもわかる ただ重い内容じゃなくて色々考えさせられる映画だと思いました 佐藤健の髭面でダルそうなあの感じめちゃくちゃ性癖にストライク!!!!!
どこにも着地はしなくても
本当はどうすれば良かったのか? 暴力を振るう夫を殺したことが正しい選択だったのか? その後、子供たちが周りからのバッシングに耐え、しょうがなく、と言うように選んだ道は正しかったのか? 何が正しいのか、明らかにされないまま映画は続いていく。それはそうなんだろう。こんな状況の中では「これです!」なんて正しさもあるはずもない。 その中で段々と周囲の人々の状態も不穏に悪化していく。その行き着く先が運ぶ、あべこべな対話と言えない対話。 最初、あの対話の部分がこの映画の肝なのかと思った。でも、そうだとするなら、何か、分からなくもないけど頑張って涙を誘っているようにも見えるし、頑張って「親とは!」「子とは!」と描いているようにも思えて、ちょっとなあ…と思ってしまったのだけれど。 でも、本当に素晴らしいシーンはその後にあった。 娘の松岡茉優に髪を切られるのを待つ田中裕子。 その田中裕子が見上げる空。 母親として、人間として取り返しがつかないことをした。それでも、これから娘に髪を切ってもらう、と言う時間が彼女には残されている。 そして、散々と嫌な思い出も、子供たちと過ごした良い思い出も混じりあった家の庭の中で。 見上げた晴れた空に雲が流れる。その美しさに感動している彼女に何が正しいのか、何が間違っているのか、とかそんなことはどうでも良い。 そこには何も諦めていない、ただの人の姿があった。 あの姿を子供たちに見せることが出来たことが一番の母親としての役割だったんじゃないだろうか。 あの後どうなるかは分からない。でももう、何に対しても「しょうがなかった」とは登場人物の誰も言わないんじゃないか。それが、一番のグッドエンドなのでは。
くさくない?
生活風景のリアリティは素晴らしいのに、 堂島さんのくだりはファンタジーっていう。 自分としては良くない意味で映画らしくって 特にクライマックスのシークエンスで冷めてしまった。 まぁ単に役者が叫び合うみたいなのが好きじゃないっていうだけです。
キャスティングの妙
絶対タダでは済まない人物配置にゾクゾクしました。 三兄弟はもちろんの事、 母親の田中裕子、 従業員に音尾琢真、佐々木蔵之介、筒井真理子 megumi。 とんでもない事が起こるに決まってると期待を持って観れた けど、 割と小さくまとまったなと言う感じもある。 どこまで言っても親子の話だった。 もちろん、そこにテーマがあると思うのだけど、 もう少し掻き回し欲しかったなと思いました。 佐藤健さんはもっとザ主役な人かと思ってたので、 こんな腐って世の中斜めに見てるようなキャラクターも 出来るんだなと見る目が変わりました。 波止場のシーンがとても良かった。 親子って態度や言葉には出せないけど、 心で想ってる。 佐藤健の視線にはそれが宿ってて良かった。 僕の気持ちも母親や妻にちゃんと伝わってるかしら。
ひとよ なるほど…
タイトル通りでストーリーが始まる。 狐狼の血を見て白石作品をもっと観たいと思った。 でもこれはそこまでではなかった。 監督のせいではない。 原作なんだろう。 暴力夫を轢き殺し15年の実刑を喰らった妻の田中裕子さん。 これだけ情報化社会になると、素人でもこの殺人罪のMAX実刑15年はないだろうと分かる。 この家庭内事情なら減刑もしくは長期執行猶予付きの実刑が妥当なのではと考えながらストーリーが進むから、置いてきぼりになりそうになった。 でも展開は単純なのですぐに追いつく。 各役者たちのポテンシャルは見事に発揮されていてそこは見応えがあり満足度は申し分なし。 特に松岡茉優さんの魅せる感情剥き出しの本音部分は、背筋に電気が走るような感覚に襲われる迫力。 こういう役させたら上手い! デラ⤵️べっぴん 懐かしいけど、私の世代はアクションカメラ、アクトレス、ボムだったなぁ🤣 ⭐️3が限界でした💦
⭐️の三つは演者さん達に向けて
鈴木亮平が眼鏡かけたら、ずんの飯尾になるのねー。 前半の設定が一から十まで違和感で、なかなか入り込めなかった。 感情の持って行き方がチグハグ。 トータルで見れば納得できる箇所も初見だと座り心地が悪い。 役者たちの顔ぶれが素晴らしくてずっと見たいと思っていた作品だったが、監督やプロデューサーの手腕はこの役者連中を集められたって事のみに尽きる。 いったい何年で出所して来るのか知らないが自首もしてるし多分、執行猶予ギリラインだと思うから10年以下は確実でもしかしたら五年。 それを15年も放浪する意味がわからない、というか納得させてくれてないまま話が進む。 面会くらい行くに決まってるし、タクシーであの夜追いかけたからってどうなったって事かも説得力不足。 大人になった兄妹たちが階段のところで喧嘩するセリフなんかは沁みたけれど、役者さんの力だけに頼ってる感じはある。 監督さんの才能は感じられない作品だった。
最後までどんどん引き込まれるストーリー展開
全キャストのキャラが引き立っていて、素晴らしい演技でした。テーマは深く、でもネタっぽい部分も所々あってテンポ良く進みました。すれ違いながらも、実は互いを深いところで想い合っている母子の姿はグッと来ました。親にどんな運命を与えられようと、最終的には自分の人生は自分でしか歩めない。受け入れて愛して進んでいくしかない。そんなメッセージを作品からは受け取りました。欲を言うなら、問題のある複数の家族の姿を数を減らして一つずつ丁寧に描いても良かったかなと思うのと、最後はモヤっとして終わったのでもう少しハッピー要素が欲しかったです。でも、総じて観て良かったです!
それって親のせい?
何故かこの映画のタイトル、勝手に『人よ』だと思ってたのですが、『一夜』なんですね。 子供たちの為に父親を殺し刑務所に入っていた母親が15年ぶりに帰ってきた。戸惑いながらも迎入れる長男長女と、素直には受け入れられない次男。 悪魔のような父親が居なくなり、これからは自由に暮らせる、という母の残した言葉とは裏腹に世間の目や嫌がらせにも耐え 、なかなか思い通りにはいかない15年を過ごした兄弟たち。 自分たちの為に罪を犯した母を理解したい反面、その後の思い通りに行かない日々に、母親があんなことさえしなければ、とつい思ってしまう。 そこからの各々の葛藤と再生の物語ではあるのですが、出ている人がみんな上手くて引き込まれました。 母役の田中裕子さんが流石の存在感で素晴らしかったです。 本筋とは別に、佐々木蔵之介さん演じる堂下がやはり息子との間に問題があり、上手くいかないのは全部親のせいなのか?と荒れ狂うのですが、そこからの家族のシーンがとても良かったです。 人生上手くいかないことがあると、つい周りや誰かのせいにしたくなるけど、果たして本当にそうなのか。 「自分にとって特別な夜も他の人からしたら何でもない夜」っていうセリフも良かったなぁ。 あと佐藤健さんの飛び蹴りがキレイに決まっていたのと、突然の千鳥大悟さんはちょっと笑ってしまった。 見終わったあとじんわり心に沁みる良作。
いい映画でした
いい映画でした。仲の良さそうな家族5人の写真から、お父さんは何故、殺されなければならないほど変貌したのだろうか?がわからなかった。生活していく上でいろいろあるけど、みんな好い人たちなんだよね。その人にとっては大したことでも他の人にとっては大したことないんだよ。ってコハルさんの言葉が心に残ってます。正当な理由があれば犯罪が肯定されるかのように感じてしまい、困りました。
ドロップキック
感情を揺さぶり感傷的に浸れるワザとらしい感動と陰湿さ、そんなもんは微塵もない最後まで清々しく笑いもあり、家族や周りの人々を普通に描いているように思える好感。 少し肉を付けて体格の良い佐藤健のやさぐれた厳つさ、逆に体格の良い鈴木亮平のオドオドした性格、白石和彌は若手を通り越した人気俳優を立派な役者にする手腕をどの作品にでも発揮する。 松岡茉優には新たな魅力を、田中裕子は飛び抜けているし、役者陣が頗る良い存在感。 佐々木蔵之介はいらねーと思いきやラストに活きてくる、タクシー同士のクラッシュからインパクトあり過ぎなドロップキック、思いの丈をぶつける場面、コメディにも取れる感動が微笑ましく笑いも少し。 日本の映画、邦画を人気イケメン俳優をナメてはいけないな、白石和彌の凄さを実感するココ最近。
狭くて濃厚
キャラクターもエピソードも多いけど、実は登場人物は少ない。 近場の人間からの視点だけで描かれてて、外部の人たちが何をしてるか(何をされてるか、言われてるか)を極力描かず狭い話にしてるので、物語が濃厚に感じます。 それとないやりとりでも、名役者たちの力で静かな迫力を感じますが、リアリティという面では違和感を感じました。自分も家族が変な死に方(殺人じゃないですよ)したのですが、「ここでこういう困り方しないよなー」とか。 普通に観てれば名作であることは間違いないです。
軽く名作誕生などと言うな。誤解される。
世間の中傷が苦悶の核だとツマラナクなる。 それどころでない同系秀作群、蛇イチゴ、ゆれる、月はどっちに出ているを観て出直せ。 モロ被りの凡作だった台風家族にも出たMEGUMIのむくれ顔のチープ感だけは収穫。 軽く日本映画に名作誕生などと言うな。誤解される。
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