「ハードボイルドに描かれる"家族" 白石監督の出す人間味を感じた」ひとよ かわちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードボイルドに描かれる"家族" 白石監督の出す人間味を感じた
白石監督の作品は5作目で、監督が作ったから観ているという自覚がある。
今回は、それぞれの抱えた想いを丁寧に映し出しながら、不格好ながら「家族」を見つけ出そうとする姿がなにより印象的だった。正解も不正解もないなかで、答えを探し、互いの想いを丁寧に紡いでいく様が美しくも見えた。こうしたリアリティを持ったヒューマニズムを映画で映し出すことの凄み。2時間があっという間だった。
これまで以上に出した人間味、川越スカラ座の風情と相まってより鮮明に映ったのは間違いない。
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