「一夜…ただのよる」ひとよ くろすけさんの映画レビュー(感想・評価)
一夜…ただのよる
重い内容なので、捉え方も様々だろうなと思います。
素直に、長女、長男の嫁、母親の立場、で観ることが出来ました。
もっと言い争いや反発しあうのかと思いました。
私の父親も酒乱で、暴力と暴言は日常茶飯事。夜中、庭を走り逃げた事も、警察が家に来た事もあり、何度も殺されてしまうのではないかと、怖い夜を過ごしていました。離婚しない母親を憎んだし、色々考えもしました。
だから、稲村家の母親を軽蔑する事は出来ませんでした。
でも、誰にも暴力はされない、自由になれる、何にでもなれる、は今はそうでも未来はちょっと違ったようでした。
最後のほうで、
他の人にとってはただの夜でも、自分にとっては特別な夜、それでいいじゃない。
みたいなセリフ、なんか胸にきました。
色々な夜があり、色々な人がいる。
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