9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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視野の狭さ
個人的に次こそはと思いつつダ・ヴィンチ・コードのシリーズ4作を鑑賞したけれども、どれもイマイチ自分にはハマらず、思い入れ無く鑑賞。
まあ、直接的には内容関係ないけど。
正体不明の作家オスカル・ブラックのベストセラー作品デダリュス3部作の第3巻「死にたくなかった男」の全世界同時発売に向けて、情報漏洩を防止す為に厳重に管理された屋敷に9人の翻訳家が集められ作業が進む中、最初の10ページが世間に晒されると共に脅迫が始まる話。
かなりの制約を強いた上に翻訳家達を軟禁までして電波シャットアウトしてないのか?とか、真っ先に、執拗に、翻訳家達の中に犯人がいると決めつける?と疑問が浮かびながらストーリーが展開。
そんな中で時系列の異なるシーンが差し込まれて犯人特定に繋げていく流れ。
フランス語はこれっぽっちも判らないけど、エリック役の方の演技や彼の言動の演出がなんか白々しいし、犯人特定に繫がる流れの殆どが時系列の違うところで進む為、取って付けた感があり唸るところが無い。
意外な部分もあったし、事件に繋がる思いとかは悪くないけど、深みはないし、それだけで響く程のネタでもないし。
答えに向かわないものは勝手に都合良く排除していたり、後出しミステリーだったりに近いものを感じてしまい自分には合わなかった。
骨太な薫りを一気に飲み干す様な感じです。
予告編を見て、久々な骨太のサスペンスミステリーで面白そうと思い、鑑賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白いのは面白いです。
洒落た感じとフランス映画らしく明暗の暗的な寒々しい感じが全編に漂い、ミステリーらしい。
オープニングの9人の翻訳家が集められて、横一線に並ぶシーンは格好いい。それを左手に移動するとタイトルが出るのも洒落てて良い感じ♪
個人的に好きなスタートでテンションが上がります。
ですが、中盤からの怒濤の展開でちょっと詰め込み過ぎな感じは否めなくない。
また、いろんなどんでん返しがラストにありますが、やっぱり詰め込み過ぎと狙い過ぎかな。
綿密に練られた出版計画の割に、出版前の情報管理が雑w
どうもバランスが悪いし、テンポが良いと言えばテンポは良いんですが、この手の作品は余韻であるとか、状況の雰囲気を楽しむ面白さもあると思うので、勿体無いかなと。
薫りふくよかなウイスキーを一気に飲み干すみたいな感じでしょうか?
そもそもこの作品って、上映時間の105分でまとまる話ではないかと思います。
たっぷり3時間かけたから良いと言う訳ではないんですが、かと言って105分はやっぱり短い。
中盤からの駆け足で「こうでした」となるのなら、あと30分増やしてでも、それぞれのキャラエピソードやラストに向かう伏線を張っていても良かったのではないかな。
もう少し、そこに至る迄の人物描写をより細かくしても良かったのではと思います。
邦題の「9人の翻訳家」とありますが、その9人の翻訳家のそれぞれの人物描写が薄くて、一部の翻訳家以外はその他大勢みたいになってる感じ。
世界中が待ちに待ったベストセラー小説の世界同時出版で徴集された翻訳家達が集められる。
契約書に明記された項目に納得して参加している訳ですが、不条理な扱いに徐々に不満が募ってくる。
世界が注目する大ベストセラー作品の翻訳を担当すると言う名誉に光栄となるんですが、先程述べたそれぞれがどう言った輝かしい経歴で選ばれたのかと言うのが無いので、思い入れが持てないんですよね。
妖艶な美女のカテリーナやパンキッシュなマリアと面白そうなキャラもいるのに、どうにも惜しいんですよね。
個人的には秘書のローズマリーがお気に入りです♪
中核となるアレックスは時折、ダニエル・ラドクリフに見えますw
様々な国の言葉に翻訳する中で日本語訳が無いのは、アジア地域では既に日本はファーストマーケットに入ってない現実と言うのはちょっと驚きですが、日本人が入ると海外作品って、変な解釈をされてる事も多いので、とりあえず人選は良いとしても、その他大勢になるなら、9人も要らないのではと思います。
テンポが良いとも言えるけど駆け足だし、サクッとしてるとも言えるけど余韻が無い。
なんとも勿体無いかな~と個人的には思うので、それぞれの好みがあると思いますが、あまりハードルを上げずに鑑賞するのが良いかと思います。
ツイストし過ぎも及ばざるがごとし。
情報漏洩を防ぐために翻訳家達を監禁する設定は面白く、ネタを小出しに後日談を同時進行で展開するのも上手いところです。ところが、やたらとストーリーを捻り過ぎて、一周回って元に戻った感じで、結局なんでこんな手の込んだ計画をしたのか分からなくなります。犯人が主導する原稿奪取計画も監禁後の脅迫計画すらも必要でなく、結果的に翻訳者達を巻き込んで、犠牲者まで出てしまうので、なんか後味が悪かったです。出版社の社長のキャラ設定も極悪過ぎてとてもカタギには見えず、現実的とは思えませんでした。
二転三転だが、もう一息。だが嫌いじゃない
オープニングから犯人らしき人物と対峙する主催者。話している相手は、誰だか分からない。
そこから二転三転するストーリー展開だ。
途中で犯人が登場。
で、実は対峙していた2人は逆の立場。
そしてその手口の再現。
その盗まれた手口のシーンでは、原稿の入ったカバンをそんなに簡単に奪えそしてまた戻せるか?
ダメなトリックだなぁと、思っていたらそれが本当は……、。
ふーん、メインのオチは、そういうことなのね。
あらあらだわ。
ちょっと残念なのはトリックをより強固なものにする為にもう少し時間をかけて9人の間でお互い疑心暗鬼に疑う展開にして欲しかったわな。
デダリュス!?
ごめんなさい。
正直、ダヴィンチ・コードもインフェルノも、そんなワクワクしなかったので、それからインスパイアされたとしても、んー、何って感じ。
本当は史実は、ほとんど明らかになってるのに、断片をさも関連があるように物語を構築して、よく史実を知らない人を勘違いさせてるように感じてしまうのだ。
大河ドラマにも似た特徴はあると思うけど。
なんか、この手の作品って、無理やり感が甚だしいように感じるのです。
辛口でごめんなさいね。
全てを疑うこと
10本目
自分の中でサスペンス映画を見る時は、全ての登場人物と、全てのセリフを疑うことから始まると思ってるけど、何度も繰り返される言葉によって、その疑いが出来なくなって最後には映画の思う壺になる
途中のネタバラシさえトリックの一部だと思い知らされる
でも心のどこかで「実はこの人なんじゃないの?」と思う箇所があり、それさえなければ、かなり良くできてると思う
ラスト30分は口が開きっぱなしでヤラレタ感が満載
あまり惹きつけられなかった
ユーロライブにて試写会鑑賞。
期待が大きかったのかサスペンス度を期待しすぎると期待ほどではなかったかなというのが率直な感想。
9人の翻訳家の内5人が流失の存在を事前に知っていだという時点であまり徹底されてないんだなと感じてしまったり、
計画を企てたアレックスがこの作品の著者でありゴーストライターだったというのも、観客の視点を裏切りにきたんだろうけど、なんだかあまり惹きつけられなかったかな。
全体的に動機や詰めが甘く感じた。サスペンス映画だとその辺を感じてしまうとやはり存分に楽しめる事はできないように感じた。
ストーリー上拘束を徹底されその少ない隙間を見つけて流失させたのかと思いきや、それ以前の問題でありエリックの甘さがどうしても否めない。
またアレックスの復讐のやり方もどうも惹きつけられなかったかな。
金目当てで自分の作品を扱われるのが嫌であればこのやり方じゃなくても十分最初から他の方法でできたと思う。
全体的に消化不良のシーンが多かったのは否めないと感じた。
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