9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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犯人の動機は予想外だった。
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』鑑賞。 *主演* ランベール・ウィルソン *感想* 久々の映画レビュー。最近はコロナの感染者が増加している事もあり、映画館に行けない日々が続いて寂しいです。←基礎疾患持ちなので。(^^; さて、久々に映画を見たのはこの作品。前から気になってた作品で、レンタルして鑑賞。 内容がどんでん返しミステリーになのでワクワクしてましたw 全世界ベストセラー『デダリュス』の完結編を世界同時出版する為に9ヶ国の翻訳家が地下に集められ、翻訳作業が進行する中で、突然、冒頭10ページが公開され、金を支払わなければ続きを全世界に公開するという脅迫文が届く。 9人の翻訳家は誰が犯人なのか、疑心暗鬼になり、それを見てる僕もハラハラしました。 時系列がたまに戻ったり、飛んだりして、解りにくいし、犯人もすぐにわかってしまうのがとても残念ですが、個人的に犯人の動機が割りと予想外だったので驚きました。(^^) どんでん返しとしては、衝撃度があまり感じられなかったけど、まぁまぁ楽しめました!\(^^)/
誰が何を企んでいるのか、悩みながら観られる
「情報漏洩を避けるため」という名目で密室に集められた翻訳家たち。これだけでワクワクする。 さらには、刑務所へ面会に行き誰かと話すアングストローム社長。ここでさらにひねりがあることを予感させる。 誰が犯人なのか、誰がオスカル・ブラックなのか、考えながら楽しんで観ることができます。 最終的なネタばらしは、少し計画性に乏しい気はしたけど、それを補って余りあるほどのミステリーでした。
二本立て一本目。容疑者は9人の翻訳家。 よーし、犯人当てるぞ!と意...
二本立て一本目。容疑者は9人の翻訳家。 よーし、犯人当てるぞ!と意気込んだ。が、推理する材料すら与えられずの突如のネタバレ。電車との追いかけっこはなかなかドキドキ。しかし、それもさらなるネタバレで意味なしだと…どういうこと。 どんでん返しを装っているが、あまり納得できず。うーん、でした。
お洒落な映画
フランス映画だからなのか、なんとなくオシャレ感が滲み出てるといいますか…。 DVDメニューみて初めて知ったけど、吹き替えがないのよ。 でも、見てみると納得。 それぞれがそれぞれの母国語を話す場面とかあって、それ全部日本語になったらわけわかんない。 内容はちゃんとしたミステリーで、びっくりな展開が2,3個ちゃんと用意されてる。 時間も長過ぎず、丁度いいね。 ただ、導入のインシテミル感は異常。
ミスミスミスリード
あ〜そういうことね完全に理解した(わかってない)×3 ここまでテーマが変わると気持ちいい 架空の作品(?)の引用を聞いても響かない 翻訳家が作品のファンで、引用に力を込めているのは伝わるけど、宗教勧誘のようで聞く集中力が続かない 作家になりたかったおばさんの独白がすき まあ幸せルートもあっただろうし運かな 机に子供の写真あって葛藤が見えるのは良いシーン
最初は面白いんだけど・・・
ストーリーの入りとして最初の頃は面白いんだけど、人が殺されていくと本来の翻訳はどうなるんだ、って気になって。 内容をバラすぞ、と脅される展開で最後はなるほど、となる。 まぁ、悪くはないけど、ありきたりかな。
好きと嫌いが同居する作品
世界的人気の小説シリーズを翻訳するために集められた9人の翻訳家。しかし、完全な監視体制の中、作品の一部が流失し…。 登場人物が問題児だらけなため誰も精神的に応援できず冷めた目で見てしまったが、真相は割と好きで好きと嫌いが同居する作品でした。
007を引っ張るよね
期待値が、高すぎました。。 和名タイトルといい、ダヴィンチコードの原作者関連ということでハズレるわけがないと思ってしまいました。 期待せずに見たらまずまず面白いと思います。 翻訳家さんの物語りってあんまりないですしね。 007の女優さんは綺麗でした。小雪っぽい。 世界的ベストセラーなんですね。 シリーズが面白いはずだ。
面白かったけど、無駄に複雑にし過ぎでは?
上映当時から気になっていたのですが、地元の映画館では上映されていなかったため、レンタルが開始されたこのタイミングでの鑑賞です。 予告映像などは事前に視聴していたので、おおまかなストーリーは知っている状態での鑑賞でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 世界的に爆発的なヒットを記録している小説「デダリュス」。シリーズの完結編が全世界同時発売されるにあたって、出版社社長のアングストロームは情報漏洩を避けるために各国の翻訳家を通信の途絶された人里離れた洋館の地下室に隔離して翻訳させるという方法を思いついた。9人の翻訳家が集められ、1日に20ページの原稿を渡される形で翻訳作業が進められていたが、ある日アングストロームの元に「ネット上に小説冒頭10ページを公開した。24時間以内に500万ユーロ払わなければ更に100ページを公開する」という脅迫メールが届き、事態は一変するのであった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 犯人は通信の途絶された密閉空間である洋館の地下から、どのようにして小説を外部に持ち出したのか。犯人は誰なのか。 ジャンルはミステリー映画ですね。序盤は「誰が犯人か」という感じにストーリーが進むのですが、中盤くらいで普通に犯人が判明するので、後半からは犯人がどのように犯行に及んだか、何故そのような犯行を行ったのか、そして犯人と強欲な出版社社長であるアングストロームとの対決が描かれ、最後には衝撃の大どんでん返しが待ち受けています。 作風はものすごく私好みです。実話をモチーフにした「翻訳家の隔離」というシチュエーションも良いですし、各国の翻訳家たちが個性豊かで知的で魅力的ですし、「どんでん返し」が大好物な私はラストの衝撃的な展開も結構好きでした。 しかしながら、結構文句をつけたい部分も多いです。特に演出面とストーリー面。 中盤以降、「実は犯人はこういうことやってました」とか、「犯人の過去にこういうことがありました」という過去の回想シーンが何度も登場するのですが、そのシーンがあまりにも唐突すぎるのです。多くの映画では、過去の回想シーンを表現するときに「画面の色調を変える」「画面端のピントがぼやける」「登場人物の声に軽いエフェクトをかける」「回想シーンに入る前にカットインを入れる」などなど、すぐに「ここは回想シーンですよ」と分かり易いようにする演出を見掛けますが、この映画にはそのような演出は一切無く、あまりに唐突なタイミングで回想シーンに突入します。そのためちゃんと観ていても回想シーンに入っていることに気がつかず、後になって「あ、これ回想なんだ」と気付くことが多かったです。映画後半は時系列が行ったり来たりでごちゃごちゃになるので、回想シーンは何かしらの演出を入れて欲しかったと思います。 また、ストーリー面も、後半はどんでん返しがいくつかあり「実はこうでした」「実はこうでした」という展開の繰り返しになるので無駄に複雑なストーリーになってしまっていたように感じます(これは私の読解力も問題あると思いますが)。昔観た「ピエロがお前を嘲笑う」という映画のレビューでも確か同じことを言った気がしますが、どんでん返しが何度もあると無駄に話が複雑になるし驚きもだんだん薄れてくるので、一つの「大どんでん返し」をぶつけてくれた方が面白かったように思います。 最後の不満点として、犯人の目的やら動機やら犯行の手段が全て分かった後でもイマイチ腑に落ちない部分が多いことが挙げられます。「ここまでやる必要はなかったんじゃないか」「あの行動は何の意味があったのだろうか」「この登場人物の行動はオーバー過ぎやしないか」等々、ミステリー作品を観終わった時に感じるスッキリとした「納得感」がこの作品は薄いように感じます。「登場人物たちの言動が物語を作る」のではなく、「登場人物たちが物語を作るために動かされている」ように感じてしまったのです。何だか消化不良に感じてしまって、そこがちょっと残念でした。 上記のような不満点もありつつ、しかしミステリーとしては非常にクオリティの高い作品でしたので、ミステリー好きの方には是非見て欲しい作品です。オススメです!
想像と違った
ちょっと思ってた展開と想像が違ったなあ、、 ミステリー好きだけど、なんか見た後もしっくりこなかった ミステリー特有のスカーッ!とした感情もなく、、、 私が頭悪いだけだけど😅😅 アガサクリスティーやヒッチコックのスカっと感は無かった てか銃で殺しすぎやろ あとは 誰一人知らない俳優ばっかでそれも含めてあまり見応えは無かったわあ 急いでレンタルしたのに残念🙍♀️
合計11ヶ国語が飛び交う痛快マルチリンガルミステリー
世界的のベストセラーとなったミステリー小説『デダリュス』、世界中のミステリーファンが待つ三部作の完結編『死にたくなかった男』の出版を高らかと宣言したオーナーのアングストローム。違法コピーの流出を恐れる彼は厳格な管理体制で英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ギリシャ語、デンマーク語、スウェーデン語、ロシア語、中国語それぞれの言語翻訳を行うべく9人の翻訳家がフランス郊外の洋館に召集する。外部との接触を一切断たれ洋館から一歩も出られない厳重警備の中毎日20 ページずつ配付される原稿の翻訳が淡々と進められていたある日の夜、アングストロームのもとに一通のメールが届く。そこには「冒頭の10ページをネット公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ次の100ページを公開する。もしも要求を拒めば全ページを公開する」という脅迫だった。小説の内容を知っているのは正体が一切明かされない謎の作者オスカル・ブラックとアングストローム、そして9人の翻訳家達だけ。翻訳作業は中断されアングストロームは9人のうちの誰かの犯行と睨み犯人探しを始めるが・・・というマルチリンガル密室ミステリー。 オルガ・キュリレンコ、ランベール・ウィルソン他ワールドワイドなキャストを取り揃えて作品の風格を整えつつ、密室での丁々発止の駆け引き、事件後と思しきカットや回送シーンなどを交えて時制をかき乱しながら物語を進行、随所に文学トリビアを振りまきながらサスペンスを加速させていく演出センスが実にスタイリッシュ。フランス語を中心に10 ヶ国語がバンバン飛び交うドラマを日本語字幕で追うとサスペンスはさらに複雑になるわけですが、そんなのは表層だけの話で、アガサ・クリスティの1篇を読了したような爽快感がしっかり用意されています。これだけのキャラクターを立体的に描こうとすれば長尺になりそうですが、端折るべきところを思い切って端折ってドラマのリズムを尊重した結果ソリッドな仕上がりになっています。なにぶん登場人物が多いわけですが、個人的にはB級アクションと地味な文芸作品を活動の軸にしている稀有な女優、オルガ・キュリレンコが見せるさらに円熟味を増した優雅な演技が印象的でした。本作でフランス語も流暢であることを示した彼女は実際何ヶ国語喋れるのかが気になります。ひとことで言うと翻訳家版『グランド・イリュージョン』ですが、あそこまでの後出しジャンケン連発ではないというところが肝でしょうか。終始冷たい質感の映像も美しく見応えのある作品です。
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