「表裏一体」ホテル・ムンバイ 哲也さんの映画レビュー(感想・評価)
表裏一体
異教徒を何の抵抗もなく殺害していくテロリストたちに言いようのない恐怖と嫌悪感を覚えた。
冒頭、宗教の装身具を丁寧に着けていく主人公。
その装身具とヒゲを恐れる欧米人のオバサン。
祈りなど要らない。そのせいでこんなことになったと吐き捨てるロシア人。
コーランを唱え始めた被害者を、一転、殺せなくなるテロリスト。
違う宗教を信仰する人たちは、互いを本当に許容することができるのだろうか…
宗教は確かに人を救うのだろうが、妄信・狂信と常に表裏一体なんだと思わざるを得ない。
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