劇場公開日 2019年9月27日

  • 予告編を見る

「あぁ、あまりに悲惨で残酷」ホテル・ムンバイ SAさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0あぁ、あまりに悲惨で残酷

2021年6月8日
iPhoneアプリから投稿

この話は実際にあったインドでのムンバイ同時多発テロという事件を元にした実話である
沢山の人が死に、沢山の人が傷つき、恐怖した。こんなにも恐ろしい事件が2008年11月26〜29日起こりました。イスラーム過激派と見られる組織が至る所を襲撃し、死者約170名負傷者239名の大規模テロ。
この映画は、役者の演技力が素晴らしく事件の恐ろしさが忠実に再現されその場の緊張感が本当に伝わってくる作品でした。こんなにも恐ろしい事件があったというのをこの映画を通して知ることができました。襲撃が始まってからは、緊張感で埋め尽くされ手に汗握る展開と息を殺して見入ってしまうような状況になったりと、ドキドキしました。もし自分がその場にいたらなど考えてしまうと、何が出来るのか、恐怖で動けないのではないだろうかと思ってしまいましたが、ホテルの従業員は最後まで戦い抜きお客様を守る戦士として活躍し、沢山の人々を救い、その姿には勇気と感動を貰いました。容赦ない殺人の描写が多く、目の前で大切な家族や恋人が殺されたりとあまりに酷く目を逸らしたくなるようなシーンが沢山ありました。今近くに友人や恋人、家族がいることは当たり前ではなく、本当に幸せなことであり、いつ失われるか分かりません。このような事件があったということを映像を残してくれて、良かったです。是非大切な人と一緒に鑑賞してみるといいと思います。(R15指定)
追記
二度とこのような事件が起きないことを心から願います。

SA