「引き込まれる2時間」ホテル・ムンバイ さなさんの映画レビュー(感想・評価)
引き込まれる2時間
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鑑賞する少し前に「ホテルを題材にした映画で英雄として描かれた人物を逮捕」のニュースを見て、この映画だと完全に勘違いしていた…
「英雄って料理長?違うか、給仕のほうか。何にしろほぼ嘘とか残念だわ」と思いながら鑑賞してしまった……それは『ホテル・ルワンダ』だった!しまったやらかした!!印象が全然違う!!!
…世の中で起こるテロの実行犯が少年だった、といった話は目にしていても。
こうして作品としてじっくりみると、やるせないなぁ…
どの人も、ほぼなんのためらいもなく、次から次へと射殺したり爆弾投げたり。
しかもなんかよく分からない首謀者の指示で。お金のためにやった少年もいるけど、それは一生振り込まれることもない…。
観てるときは被害者たちのほうに注目したり「無事でいて」と思うけど、終わって感想書こうとするとテロリストに対する感想が湧き出てしまう。
ザーラ、生き残って良かった…。目の前で夫が殺されてしまったけど、大切な娘(泣き声で犯人に見つからなくて本当に良かった)とともに強く生きてほしい(涙)。サリーほんとにありがとう(涙)
アルジュンの靴の描写、意味あるようであんま無いな?という点だけ気になった。
料理長役のアヌパム・カーさん、インドの国民的俳優さんなんですよね。「ニュー・アムステルダム 」で観てたので、彼の母国インドが舞台の映画で拝見できてなんだかすごく嬉しかった。
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