「リアルタイムで起きているテロの現実」ホテル・ムンバイ まおさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルタイムで起きているテロの現実
2008年にインドで起きたテロをもとに作られた作品。
12年前の出来事なのに9.11ほどその当時はリアルに感じていなかったのは、
起きた場所がインドだったということが原因なのか。
現実には、このテロも9.11の延長線上にあるように思う。
テロリストであるイスラム原理主義の若者たちも貧困がゆえにテロリストとして生きるしか道がなく、ものすごく高い志を持ってテロを行なっているわけではない。
黒幕的にいるリーダーは、彼らを洗脳して、捨て駒のように動かしているだけなのだ。
意味のない殺戮の中で、命をかけて自分たちのお客様を守ろうとしたホテルマンの行動は、
人としての崇高な志を感じる。
同様にこのテロを映画化した、ジェノサイドホテルも違った視点でこの事実を伝えているので、あわせて観るとより理解が深まるかも。
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