「直視不能。」ホテル・ムンバイ miharyiさんの映画レビュー(感想・評価)
直視不能。
死者100人超、負傷者290人。
2008年、タージマハル・パレス・ホテルでのテロ事件が題材。
途中まで観て、恐ろしさのあまり中座。
2ケ月後、心落ち着けてラストまで鑑賞。
ほとんど直視不能。
テロリストにホテルを占領され、逃げ惑う人々や、毅然と誘導する従業員たちの恐怖をリアルに描いた作品。
テロリストとしてマインドコントロールされた若者たち。
神の為とは言え、それが正しい行いだったのか、特殊部隊に追い詰められ、死にゆく顔は悲しく歪む。
その表情から、特攻隊が頭をよぎったのは私だけだろうか。
憎むべきは、政治や宗教、権力保持のために手段を選ばない大人たち。
恐ろしく悲しい作品でした。
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