「緊張感が伝わってきて、怖かった…」ホテル・ムンバイ 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
緊張感が伝わってきて、怖かった…
実話だということだが、私はよく知らなかった。逃げてしまった人もいるけれど、あの状況下でお客様を守ろうとしていた従業員たちには頭が下がる。一方で、無知な若者たちを利用して、恐ろしい事件を起こさせた電話で指示していた者には強い憤りを覚える。インドの状況はよく知らなかったが、貧富の差が激しい。スラムのような街から、舞台となった超リッチなホテルまである。そのことも、事件が起きた背景にあるのだろう。大都市なのに、テロに対してあまりにも無防備だった。また、占拠したのは、20名にも満たない若者たちなのに、地元の警察がなす術がなかったことは、非常に残念だ。もっと早く対応していれば、犠牲者ももっと少なくて、済んだのではないだろうか? 改めて、テロ行為の恐ろしさが身に染みる映画だった。
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