「作品としては満足。ただし複雑な気持ち」ホテル・ムンバイ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
作品としては満足。ただし複雑な気持ち
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恥ずかしながらこの出来事は知らなかった。
その為この映画でこの出来事を知ることになった為、率直な感想としてはとても複雑な気持ちである。
映画作品としては素晴らしいものだろう。知らない僕にとっても2時間あっという間に時間が過ぎ見入る事ができたからだ。
ただノンフィクションという事もあってどうしても被害者感情が強く出てしまう。
ノンフィクションが故にテロリストの背景などは一切描かれる事はないので、やはりどうしても怒りだけが湧いてしまう。未熟ながらその怒りの矛先がどうしても、地元警察や警備隊に向いてしまった。
彼らもまた被害者であり、計画的なテロのためきちんと機能させないように阻んだんだろうと思うが、やはり被害者感情が強く湧いてしまう。まだまだ僕は理解が追いつかない未熟さを痛感させられた。
やはりこういったノンフィクション作品だとこの作品を通じて何か学んだ、育んだということは難しいが、窮地に立たされた時に団結し時には自分が犠牲になってでも他者を守るといった正義心には心打たれた。(ただしこれもまた本当に正解なのかはわからない)
中々難しい理解になるが、確実に言えることはどんな理由、価値観があろうともテロリストを断じて許してはいけない。そしてホテルムンバイの従業員達を心から讃えたいと思った。
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