スケート・キッチンのレビュー・感想・評価
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何かに響く感覚......
このレビューは、TEDxTeenというトーク番組を聞きながら書いているのだが、その出演者がこの映画のカート役の二ナ・モランで彼女の役柄に近い実物像に感じるのだけれども映画よりは、はっきりと話している。
この映画をドキュメンタリー風という人もいるけれども、個人的にはセミ・モキュメンタリー映画の感じがするのだけれども.......。それはともかく、バックで流れる音楽が映像を邪魔をせずに溶け込んでいて、それが、個人的にセミ・モキュメントと感じた理由で、何も考えずに撮影しているようで実は、計算をしつくされたようになっているシナリオに加えて、音楽のマッチの仕方にある。やみくもに撮っているようで、柱となる演出がなされていて、特に主人公を演じるラッチェル・ビンバーグのぎこちなさや二ナ・モランの歯に衣着せぬ物言いは、ストレートすぎてかえって嫌味に聞こえない。
For a while.....
I was feeling really lonely
and........it's like......that loneliness you ....
you have....
even if you're in a crowed room with people smiling
and laughing and......that emptiness, I was just feeling it
for so long.
But um.....
I don't feel it anymore.
ラストのシーンは、個人的にホッとするようないい感じで、この映像を撮ることを許しているアメリカ社会の映画産業に対する寛容さが、うらやましく思えるものとなっている。
ただ一人、ハリウッドの映画の世界で活躍していたウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、ウィル・スミスを知ったのはティーン役を演じた約30年前のことになるが、その後スターダムに登るとは予想はしなかったのだが.....。その才能を息子がどう使うのかが、問題なのだが、しかし、この映画の演技を見ればその心配はないということか? ひとり、素人同然の役者の中で彼が不自然にならないが、観ているほうのこちらが心配になった。
エンドロールで流れる曲は、コロンビア出身でバージニア州育ちのカリ・ウチスの"In My Dreams"
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