劇場公開日 2019年8月23日

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ロケットマンのレビュー・感想・評価

全398件中、321~340件目を表示

3.0日本でウケるのはコアな層。

2019年8月25日
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泣ける

興奮

難しい

「ボヘミアンラプソディー」の最終監督を務めたデクスター・フレッチャーが音楽界の巨匠を描く。

主役のエルトン・ジョンを演じたのは「キングスマン」のタロン・エガートン。
タロンとエルトンは不思議な縁で、キングスマンにはエルトンが本人として出演したことがあるし、「ミニオンズ」で有名なイルミネーション製作映画「シング」では、既にタロンがエルトンの曲を歌っている(演劇学校のオーディションで歌ったのもエルトンの曲なのだとか!)。
また、フレッチャー監督とタロンといえば「イーグル・ジャンプ」を思い描く人もあろう。

こう言った縁に満ちた今作の出来は、素晴らしいものだった。
エルトンの「伝記的な作品」としてみると、どうやら事実と違う点が色々とあるみたいだが私は彼についてそんなに詳しいわけではないので(でもエルトン大好き)、その辺りの事は他の人に任せましょう。笑
ここでは、「ミュージカル映画」としてみていきたい。

まず最初に、私個人的に「ミュージカル映画」はあまり好きではないです。(なら見るな笑)
というのも、歌が物語の大半を占めるこのジャンルではキャラクターの感情の動きが唐突で、相当な演技力か物語と歌のシンクロがないと整合性をなかなか得られず、納得できないまま次、次、次、と進んでいってしまうから。(例えば、落ち込んでいたキャラが、最初はスローな歌い出しで感情を表現していたのに、サビ部分でいきなり踊り出すという事が多々ある。)
また、歌唱部分は往々にして心理描写として映像化され、街中で急に歌い出したりシリアスな場面で台詞にメロディが付き出しても、周りの人がそれを不可解に思うことはない。1曲終わったら次の場面、次の曲が終わったらまた次の場面と、ストーリーがブツ切りになる感じも集中を阻害する。
例えば演劇だったりディズニーのようなアニメ映画だったら、そもそもの空気感が非日常だからそういった事もあまり気にならないが、リアルな人間での映画、とりわけノンフィクションに近い題材でこれをやられると……。

こういうのを緩和させるのが役者の演技であったり、歌と物語のシンクロ具合だったりするのだと思う。
タロンの演技はといえば、素晴らしかった。

自分というものを自問自答し続け、愛を求めながら酒やドラッグに溺れていく。そういう繊細な感情がほぼ完璧に表現されていたし、先述した歌唱中の唐突な感情の変化なんかも殆ど違和感なく見られた。
ただ、やはりエルトン・ジョンという無数の楽曲を生み出したアーティストがモデルであるが故登場する楽曲の数も半端じゃなく、本筋と心理描写を行き来する"ぶつ切り感"は拭えなかった。

ミュージカル映画は大きく分けると2種類に分けられると思う。
最近で言えば「LALALAND」「グレイテストショーマン」のように、楽曲が映画の為に書き下ろされたもの。
もう一つが、今作や「マンマミーア」のような、既存の音楽から着想を得たもの。
どちらが良いというわけではないが、前者の方が映画には馴染む。特に「LALALAND」はメインのストーリーラインが単純なのも手伝って歌と物語の整合性もあったし、何より、映画自体、物語より映像を楽しむような作品だった。
いわゆるマジックアワーの極端に美しい映像が多用され、日に数十分しかないその時間の中で長回しで撮り、帽子を投げるなど簡単なアクションもいれる。失敗すれば取り直しは次の日になるのに、だ。
映像から製作者の心意気を感じられたのも「LALALAND」が高い評価を得た理由だろう。

もちろん、「マンマミーア」も成功作と言って異論はない。イギリスでは興行収入でタイタニック超えのトップヒットとなった。
みんな大好きABBAの楽曲がふんだんに使われたこの作品もストーリーは実に単純だ。キャラクターの深い思念とか葛藤とかはあまりなく、ラブコメディのジャンルにふさわしいすごく楽しい軽い気持ちで見られる。メリル・ストリープはじめ、役者の演技も素晴らしかった。題材が恋愛なのでコロコロ変わる感情にも納得がいったし、ぶつ切り感もあまりなかった(と、いうかそこまで深く見る必要がなかった)。

一方今作。
エルトンの自己存在意義や周りに愛されない孤独感、ゲイであることの葛藤。
二時間のミュージカル映画にするには題材が非常に繊細かつセンセーショナルだ。
「LALALAND」のように"映像を楽しむ映画"という風には割り切れないし「マンマミーア」のように"深く見る必要がない"とも言い難い。視聴者側にもある程度の集中と思考を求められるのにそれを阻害する要素が散りばめられている。ミュージカル映画をある程度見慣れていないと最後までちゃんと見るのは難しいと感じた。

とはいえ、タイトルの「ロケットマン」が流れるシーンは映像表現としてかなり素晴らしく、映画ファンの中でもこれから度々話題に上がるだろうし、「YOUR SONG」を使うタイミングも絶妙。ライブハウス"トラバドール"で曲を奏でた時の浮遊感と無敵感の表現をエルトンの名演出に絡めて映像化してたのも印象的だったし、「I'm still standing」の歌詞と物語のシンクロ具合も心地よかった。

最初に少し触れたが伝記作品としてみると事実と相違点がある為、本当のエルトンファンは見てて辛い部分があるらしい。かと言ってエルトンをほとんど知らない人にとってはかなりタフな映画となるだろう。
一番楽しめるのはきっと、「代表曲を何曲か知っていてエルトンがどういう人かも大まかには知っていて、かつミュージカル映画を見慣れた人」という、日本人の中ではかなりコアな層だ。
本国での評価と日本での評価に差があるのはこの辺に由来していそうだ。

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はてんこ

3.5うん、よかったけど、辛いかな。

2019年8月25日
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タロンの歌声がとても良かった。歌声には本当に感動した。
またエルトンジョンの半生もわかって。
ただ最近、ボヘミアンもそうだけど、トップを極めた人のトップ後の辛すぎる日々が描かれた作品が多く、トップになることの喜びの大きさと同じくらいの辛さも同時にやってくることの怖さも感じました。
そうゆう意味でボヘミアンの時とは、鑑賞後の感情がかなり違いました。

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TOMO

4.0音楽モノは満足度が高い

2019年8月25日
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エルトンジョンの大スターへの道のりを復習することができる作品。ファンなら必見ですが、だいたいの曲を聴いた事がある人でも十分に楽しめると思います。
それにしてもしっかりと立ち直って良かったです。

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タイガー力石

4.02度は見ないけど

2019年8月25日
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ボヘミアンラプソディは3回も観ましたが、
この映画は1回でいいかな。
クイーンと違い、
「エルトン命!」みたいな人は見たことがありません。
ロックンローラーではなく、
your songやcandle in the windのようなバラーディアとしての評価で、ビリージョエルに近いポピュラー歌手。
声に特徴がないから、歌の上手い俳優さんで吹き替えもオッケー。フレディを吹き替えなしでやってたら、暴動が起きたでしょう。

ミュージカル仕立てで、LALALANDよりは良いです。ポップな仕上がりで、話はボヘミアンラプソディとそっくりな、重いストーリーです。
ゲイであるが故の孤独に苛まれる姿、酒や薬に溺れていく様、金に群がってくる輩がいるのも同じ。
ただ、ベッドシーンはいらなかったのでは?

そこまで好きなミュージシャンではないけど、知ってる曲が多かった(ほとんど)のは、やはり偉大な作曲家であることの証なのでしょうね。

存命中なので、今後も活躍して欲しいです。
次はジョージマイケルかしら?

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アガサ

4.5友情は、裏切らない!byバーニー

2019年8月25日
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ようたヨウタ

4.5バーニー役が良い

2019年8月25日
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エルトン・ジョンはピアノ弾き語りのイメージだった。派手な衣装でロックしてたとは知らず、驚いた。
歌声はとても美しく、ドルビーシネマで見た甲斐がある。

バーニーの優しい人柄、友情に泣いた。
このようでありたい。。

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れい

3.5エルトンジョンのファンの方とゲイの方向けですね。

2019年8月25日
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エルトンジョンのファンの方とゲイの方向けの作品ですね。悪くはないと思いますが。
「ロケットマン」という曲の内容を知らないと何故この題名になったか理解できない作品かと思います。

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お抹茶

5.0大興奮の2時間

2019年8月25日
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ストーリーとしては、最&高の塊。幼少期から徐々に大人になることでエルトンさんの苦しみの過程がよく分かる。
人との繋がりや家庭環境の重要さに目を向けられる。
歌詞の意味や重みが感じられるようになる作品でした。

タロン君の可愛さに終始胸をやられた。
笑顔の切り替えがえますぎて、え?まってまってーさっきまで無やったじゃん!
ってなる。切ない演技が多いが、それもまたかわいいよお………ぐぅきゃわ………

公開されてから毎日見に行ってます。
崇めよう……

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こころちゃん

3.5エルトン知らなくても!

2019年8月25日
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私は正直エルトン・ジョンの世代ではないので、エルトンの曲が流れても??です。なので映画の魅力を半分くらいしか堪能できなかった気がします。でも今作を観てエルトンはロケットマンな気がしてきました。バーニーとの友情はステキでした。それにしても海外アーティストは皆んなドラッグと酒にハマるなあ。孤独感とか、ゲイとかボヘミアンとかぶる。(監督は同じ人です)
曲は分からなくても、ミュージカルシーンは良かったです。ミュージカル挟んで場面転換とか面白かったです。タロンさんの名演技!キングスマンから成長したなあ。
関係ないけど、薄毛に対するこだわりに笑ってしまった(笑)それと、悪いマネジャーどうなったか気になるよね?

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mz

2.0楽曲の良さを生かせてない映画

2019年8月25日
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悲しい

◯良い所
《主演俳優の歌声が素晴らしい》
エルトンを演じたタロン・エガートンは素晴らしいと思う。
全ての曲を役者の彼自身が歌っていて、声質もそっくりでよくここまで近づけたと思う。

◯悪い所
《何が軸の映画かわかりづらい》
彼の生い立ちは複雑で、両親の愛を受けられずに育ったこと、その孤独感を前面に家族愛をテーマにしたいのか。
曲作りのパートナーだった作詞家のバーニーは、彼の人生における1番の理解者だったので、彼とのストーリーを前面に出すのか。
どちらも中途半端で見終わった後に何がメインテーマなのか、何を伝えたいのかがわからなかった。

《楽曲の良さを台無しにしてる無駄な演出》
映画の作りが特殊な撮影が多く使われてたり、ミュージカル調の唐突な歌の入り方だったり、ゲイ事情の演出が多過ぎて変に生々しかったりで、いろいろ気になって後ろで流れているせっかくの名曲が全然入ってこない。
ここに関しては、ボヘミアンラプソディーは楽曲の良さを最大限に生かすためにストーリーはシンプルに、変に凝った演出はし過ぎずとても良かったと思う。

《全てを詰め込み過ぎ》
映画全編を通し、全てのことを詰め込み過ぎて、どこが1番のハイライトで見せ場なのかがわからなかった。
ドキュメンタリーではなく映画なので、多少の脚色・演出はいいと思うし、もう少し引き算をして何を1番見せたいのかはっきりした方が良かったと思う。

《当の本人は果たしてこの内容で良かったのか。。》
映画を作る際にエルトンも監修していると思うけど、なぜこの内容でOKしたんだろう。
フレディは共感できる部分があり、イメージのプラスになっているけど、エルトンの場合はより特殊な人格で、彼にとってあまりプラスのイメージにならないような気がする。

《ジョン・リードは本当にあんな気持ち悪かったの?》
ボヘミアンラプソディーに出てくるマネージャーのジョン・リードは、ポールの罠に引っかかり、ビジネスに走り過ぎたのもあってフレディにクビにされてしまうが、わりとまともな人物な印象。
ところがこの映画に出てくるジョン・リードはゲイ全開でとにかく気持ちが悪い。
そしてエルトンを利用し、エルトンを金としか思ってないクズマネージャー。
本当にこんな人物だったんだろうか。。

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jazzman

4.0なんだかボヘミアンラプソディーの二匹目のドジョウ感は否めないけど、...

2019年8月25日
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なんだかボヘミアンラプソディーの二匹目のドジョウ感は否めないけど、こちらはまだ現存するスーパースターが自分で監修しているだけあって、LGBTやスーパースターとしての苦悩がよく描かれており、ボヘミアンよりも映画としての完成度は高い。

ただ私自身はクイーンの大ファンであったものの、エルトンジョンについてはユアソングくらいしかまともに聴いたことがなくて、エドシーランとエルトンジョンを間違えてしまうくらいなんで、もう少し曲を知ってたら、もっとこの映画を楽しめたんじゃないかと思う。

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キリンさん

3.0Discover a record... and Rock'n Roll. エルトン・ジョン向け?

2019年8月25日
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アキ爺

3.0起承転結はボヘミアンラプソディーと同じ

2019年8月25日
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ボヘミアンラプソディーは最初から最後までずっと面白かったけど、ロケットマンは別に…って感じでした。監督同じみたいで似てるのも納得です。
斬新さや驚きなどは特にない映画です。

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承太郎

4.0彼の売れてた時代・世代では全くないけれど…

2019年8月25日
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93年に生まれた自分としては、聞いたことがある(強いていえばライオンキングの作曲家)、ぐらいのイメージだった。
けど、映画で流れてる曲は、古いとは感じさせないし、この映画を見て孤高の天才というのはまさにこの人を表現するのに打ってつけの文句だと思った。
映画の展開に合わせて流れる曲がマッチしていて、余計に入り込んで見ることができた。
また、エルトン・ジョン役を演じたタロン・エガートン。キングスマンでいいと思った役者さんだが、本当に芸達者。アクションできて、歌も歌える。また今後幅が広がりそうで楽しみ。

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shin

4.0タロン・エガートンの超絶歌唱力

2019年8月24日
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157.ボヘミアン・ラプソディの最終仕上げに続き、デクスター・フレッチャー監督の素晴らしい仕事。フォーカスを絞った見せ方

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movie

4.5最高に良かった

2019年8月24日
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前半はミュージカルメインですが、後半はシリアスな人間ドラマでどちらも見応えがあり楽しめました。
大人むけですが、是非この機会に若い人達にもエルトンジョンの名曲を知って欲しいです。
音響設備の良い映画館でご覧下さい。

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Yoji

3.5エルトン・ジョンを知らなくても大丈夫です。

2019年8月24日
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ハリソン

5.0チープにしてゴージャス❗😊

2019年8月24日
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良い意味で、期待を満足させるに足る映画。
最初から「ボヘ・ラプ」の逆バージョンの登場の仕方には、度肝を抜かれるが、この映画がGayで満たされぬ愛に苦しみ内省的な映画であると提示してくれたおかげですんなりとエルトンの心情に入っていけた!
親友の作詞家・バーニー(ジェイミー・ベル 好演)や恋人のマネージャー、一番は両親との心の葛藤等心の闇を抱えながら、ナイトの称号も得、代理母の支援から今現在は夫とともに子育てへと、嬉しいテロップと共に、仲間のLGBTへの応援でフィナーレを迎える。

これぞホンマもんのチープ&ゴージャス❗エルトン万歳🙌

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ソルト

4.0エルトンの声で聴いてみたかったけど。。。

2019年8月24日
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中学3年の時に武道館でド派手はステージを見て依頼、時々お休みしながらも、エルトンの曲はずっと聴き続けてきましたが、この映画でそれぞれの曲たちのバックグラウンドを垣間見ることが出来て、改めて楽曲の素晴らしさを再認識することが出来ました。

エルトンの生き様がとても素直な形で作品に仕上っていて、映画としても良かったと思います。

ただ、自分的にはできればクイーンと同じようにオリジナルの声にして欲しかったかな。
フレディと同様、エルトンの歌声はOne & Only 、代わりの誰かが歌ったものでは印象もインパクトもかなり変わってしまうように思います。
(サウンドトラックで聴いてみるとその差は歴然です。)

でもそれぞれの曲に独特のアレンジを加えているようなところ見ると、敢えて本人の歌を使わないことで、エルトンのライブ・ショーではなく、少し本人からは距離間を持ちながらオリジナルな映画作品として完成させたかったのかな?

確かにあのGoodbye yellow brick roadは衝撃的でした。😎

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unico

5.0ミュージカル要素が強いドキュメンタリー

2019年8月24日
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悲しい

楽しい

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P.N.映画大好きっ子さん
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