「エルトン・ジョン大ファンの私のレビューです」ロケットマン ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
エルトン・ジョン大ファンの私のレビューです
派手なパフォーマンスと栄光の影で、いつも寂しさと孤独を抱えていた、と言うことか。あんなに成功して大金持ちになったのに、両親から愛されなかったとはなんとも悲しすぎる。
全体の出来としてはイマイチ感あり。ラスト、これで終わりと言う感じで、その後から現在に至るまでの事は説明文と本人の写真を載せると言う、ちょっと安直なパターン。
そもそもこの種の映画で大事な、「ボヘミア・ラプソディ」のようなライブパフォーマンスの迫力があまり感じられなかった。
また、彼の名曲がいっぱい使われていたのは良いが、発表当時と映画のストーリーの流れとの時系列がめちゃくちゃなので違和感を感じた。それに「ユア・ソング」以外は使い方があまり良かったとは思えない。ほとんどさわりの部分で終わってるし、アレンジのしすぎでオリジナル曲の良さを台無しにしている。その点、前述の「ボヘミアン・ラプソディ」はオリジナルそのままで歌っていたと思う。
私の一番好きな「ベニーとジェッツ」を何と言う使い方をするんだと文句を言いたい!ドジャーズスタジアムでのライブパフォーマンスを再現したら最高だったのに、非常に残念!
いずれにしても音楽家の映画は大体においてイメージダウンになる内容が多い。この映画も例外ではなく、エルトン・ジョンのファンの私(LPは10枚くらい持っている)としてはがっかりだった。
個人的な意見だが、バーニー・トービンと別れてからエルトン・ジョンの才能は燃え尽きてしまった。その後二人は修復したが、すでに燃え尽きていたので何も残っていない。以前のような胸に突き刺さるようなメロディーはなくなってしまったので、それ以降彼のCDは買っていない。例外的に、1997年のダイアナ妃のお葬式で歌ったキャンドル・イン・ザ・ウィンドは買ったが、これはもともと1970年代に発表された曲の歌詞をアレンジしただけ。
今晩は
私は、年代的にエルトン・ジョンは誰でも知っている曲しか知らなくって、カミングアウトした後の、ハッチャけた姿が印象的なんです。
スーパースターと言われる方々は、何処か壊れてしまうのでしょうかね。
今作のピンクのエルトン・ジョンは途中まで、そっくりさんだと思っていましたよ。では。