「異才、奇才、天才」ロケットマン ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
異才、奇才、天才
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子供の頃から、やはり音楽に関してはずば抜けた才能だったんだ。しかし、両親、特に父親からは愛されずに育つ。祖母だけが愛していたのだろうか。実在の大物ミュージシャンの伝記映画はどうしてもボヘミアン・ラプソディと比べてしまうし、本人の音楽的、経済的成功から、孤独→周囲への不信感、恋人の裏切り、ドラッグに溺れていく様が既視感がある。同性愛も重なるかもしれない。金で買えるものは全て手に入れたが、買えない人の心までは手に入れられないことを悟ったのか。また、人にそうさせてしまっていた自分がいたことに気付いたのか。彼は施設や、長年の親友であり、作詞家バーニーなどの協力があって、無事更生する。凡人には理解できないが、自分でもついていけない位の大成功をおさめた者が抱える悩み、プレッシャーは計り知れない。また名曲を残してほしい。タロンは何を演じても上手い。
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