「誰か知らなくても、充分楽しめる」ロケットマン 酷評zeroさんの映画レビュー(感想・評価)
誰か知らなくても、充分楽しめる
シンプルな自伝的映画だと思ってふらっと観に行ったら、あまり詳しくない自分でも聞いたことあるような楽曲が随所に散りばめられたミュージカル調の映画だった。
エルトン・ジョンに限らず、スターと言われる人達の生い立ちや苦悩は普段知ることが出来ないのでとても親近感が湧いたと同時に、愛されること、愛することに関して誰よりも考え、求めていたんだなと感じた。
特に印象的な場面は父親に数年振りに会いに行った際に、新しい家族に愛情たっぷりで接していたのが、すごく残酷に見えた。エルトンは才能があるばっかりに、親からも疎まれ、さらに同性愛者であるが故に、母親からも冷たい言葉をかけられてしまう。
トンビは鷹を産んだが、トンビは嫉妬に囚われてしまったという感じで、世の中では良くあるのかも知れないが自分も気を付けようと思った。
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