「いなくなれ群青」いなくなれ、群青 トモさんの映画レビュー(感想・評価)
いなくなれ群青
原作未読で鑑賞。まず、映像と音楽がとても良い。それらを堪能するには、是非とも映画館で鑑賞して欲しい作品。
一見、無表情で何を考えているか分からない七草を、横浜流星が抑えた演技で熱演している。物語が進むと、何故、彼が他の同級生達より全てを達観した様に見えたのか分かる。真辺を演じる飯豊まりえも、自分勝手で痛い程真っ直ぐな、さもすれば嫌な役を、芯の通った凛とした女性として演じている。七草より、もっと何を考えているか分からないナドを演じる黒羽麻璃央始め、若い役者達が、それぞれの役を精一杯演じている。ファンタジー要素も含まれているので、少し分かりずらい所があるのかも知れないが、それはそれで良しなんだと思う。個人の主観に正解は無いから。
私は、ラストの後、七草と真辺、その他の人物達があの島でどんな生活を送っているのか、続きが非常に観たくなる映画だった。
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