いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価
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薄っぺらい恋愛感情 それはもう良い
結局、真辺と七草の心理的な変化を喚き散らしてすったもんだするだけの話。
つまり、ここに出てくる人たちはこの二人が普段付き合い、影響を受ける客体って事。
ものすごく偏った青春に感じる。老人、先生、親、が登場しない。
薄っペラな作られた善人って事。
まぁ、一か八かの俳優には、そのくらいの演技しかやらせてもらえないか。
こうやって、俳優は「一か八かの俳優」から「国民的俳優」へと成長して「国の宝」となるわけですよ。
大日本帝国は「いなくなれ!大根役者」たね。
追記
過去の経歴がどんなものであっても、
また
高学歴な頭脳を持った者であっても、
それがその人物の叡智にはならない。
って証拠。
つまり、外国で生活経験をした事があっても、ブルジョアなVIPしか付き合ってないとすれば、こんな話になるんだろうね。つまり「薄っぺらい恋愛感情」なんだよ。
「実存主義的西洋人はこんな話は考えない」と思うか。
「変身」とかを読む事を薦める。
Twinkle twinkle Pistol star. 想像の斜め上を行くブッ飛んだ設定を、あなたは飲み込む事が出来るか…?
“捨てられた人“が集う「階段島」で暮らす高校生・七草と彼の幼馴染・真辺の周辺で起こる出来事、そして彼らの変化を描いた青春ファンタジー。
主人公、七草を演じるのは『オオカミ少女と黒王子』『キセキ あの日のソビト』の横浜流星。
突如として島に現れた七草の幼馴染、真辺由宇を演じるのは『暗黒女子』『祈りの幕が下りる時』の飯豊まりえ。
原作は河野裕による同名小説(2014)。これは累計発行部数100万部を越える「階段島シリーズ」(2014-2019)の第1巻に当たる。
うーん、すごい…。
何が凄いって、こんなアホくさい話をいい大人たちが寄ってたかって一本の映画にしたという事実が凄い。
開幕早々、“捨てられた人“が流れ着く島というトンデモな設定をぶち込まれてさっそく困惑したが、その島の住人の正体というのがまたなんとも…。階段=怪談で、どうせ自殺した人とか未練を残して死んだ人とかなんでしょ?なんて思っていたのだが、まさか彼らが「成長過程で捨て去った人格」だったとは…!な…なにを言っているのかわからねーと思うが、おれも何を観たのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…。
あのさぁ…。第二次性徴を経て人格が変化するなんてのは普通の事なのよ!?子供の中身のまんま大人になったらそっちの方が怖いわっ!!それをなんか大事の様に騒ぎ立てて…。
じゃあ何か。階段島には俺のかつてのイキり心とか羞恥心とか異常なまでの性欲とかが屯してんのか?そんなんもう全員島の中でひっそりと爆死でもしておいてくれ。
そもそもなんやねん「君と一緒にいるために悲観的な僕は島に残らなければならないんだ…」って。高校生の頭の中なんておっぱいの事だけ!!そんな高尚な事考えてまへん!!第一、高校生の恋愛なんて人格を捨てようが何しようが半年もすれば自然消滅するんだから、そんなもんにいちいち構ってられないのよ。製作者の頭の中はいまだに思春期真っ盛りなのか!?
気になるのは台詞回し。
「ピストルスター…知ってるかな?」
「…僕の好きな星だよ。もしも何かのアンケートで好きな星を尋ねられれば、ピストルスターと答える」
「ふふ…。そんなアンケート聞いたことも無いな」
「…君の好きな星は?」
「んー、そうだなぁ…。俺はネメシスが好きだな」
「知らないな」
「まだ見つかってないからね」
…いやこんな事言う!?
文学が原作の映画にありがちな、小説の台詞をそのまんま持ってきっちゃったが為のカチカチなやり取り。インタビューによると、監督のこだわりで極力原作の台詞を変えなかった様なのだが、やはり文学と映画では表現が大きく違う訳で、映画の台詞が生身の人間から発される言葉である以上、原文から翻訳する必要は絶対にある。本作の台詞回しは一から十までこの調子で、あまりにもカチカチでコテコテなのでだんだん笑いが込み上げてくる。ロボットかっーつの。
あと、普通「ようやく最新のゲームが手に入ったぜぇ!」なんて言わん。何が手に入ったのかタイトルを口にするだろう。というか、本当にすぐ欲しいのならダウンロードしろよっ!インターネットは通じるんでしょ。
ストーリーもなんちゅうか、何やってんだコイツら…?という感じ。いや正確には何やってんだ、というよりも何もやってなくね、という困惑か。だってこれ、やってる事って基本的にバイオリンの弦を探してるだけだからね。つーか、基本的に楽器の弦なんて消耗品なんだから、島に一つも無いつーのはおかしく無いっすか。豊川ちゃんのバイオリンが島で唯一のものだとでも言うのだろうか?ティンパニもフルートもシンバルもピアノもエレキギターも、バンド演奏が出来るくらい沢山あるのにぃ?そんな事ある?
とりあえずエモい雰囲気を出す為に、薄いストーリーの中で高校生たちが泣いたり叫んだり泣き叫んだりする。「島の謎を解き明かす」的なベタなミステリーにはしたくなかったのかも知れないが、こんなにも中身が空っぽになるならベタなミステリーの方が何倍も良い。
最初から謎の答えを知っていた七草くんがそれを島のみんなにバラした事により、島から帰りたい派vs島に残りたい派で血で血を洗う抗争に発展する…とかそういう話なら大歓迎だったのだが。
ブーブー不満をぶちまけてきたが、本作のヒヤッとした雰囲気は嫌いでは無い…というかかなり好き。
カラッと爽やかな感じではなく、常に曇っていて湿度が高そうな島の情景はこの物語にピッタリで、それにより郷愁を駆られる様な不思議なノスタルジーが生み出されている。そこに制服姿の美男美女がいれば、確かにストーリーなんてなくても全然観ていられる。目の保養という意味ではとっても良い作品なのかも知れない。
因みに、島を覆う霧や土砂降りは人工的なものではなく、実際の天候を映画に組み込んだのだそう。この天気の悪さは間違いなく本作のチャームのひとつ。これがあると無いとでは全く違った印象になった事だろう。天気の神様、グッジョブ👍
という訳で、ストーリーの薄さも結局はこれはこれでアリかと納得出来たし、ブッ飛んだ設定も下手に無難なものにするよりかは独自性があって良いと思う。案外楽しんで鑑賞出来ました。
『国宝』(2025)効果で横浜流星の人気は鰻登りといった感じだし、イマイチ影の薄い本作に、今一度注目が集まる、なんて事があるかもね。
※主要キャストの4人、横浜流星、飯豊まりえ、矢作穂香、松岡広大は、実はみんな同じ高校の出身。しかも、横浜と矢作、飯豊と松岡はそれぞれ同級生である。どんな学校だ💦
まぁとにかく、同じ学校で青春を過ごした4人だけあってキャストの相性は抜群。俳優のアンサンブルを楽しむ事が出来るだろう。
ただ、これはこの映画に限った事じゃないんだけど、高校生という設定に無理がありすぎっ!!そんなに老けた高一が居るかっ!!豊川ちゃんを演じた中村里帆さんなんて、当時20くらいで中学生を演じてるからね。流石にそれは無理があるぞ…。
ただ、妙齢の女性が着るセーラー服というのもなかなかにマニアックで良いじゃあないですか…。うひひ…かつて捨てたはずのスケベ精神が階段島から戻ってきた様だ🏩
内面を描いたファンタジー
タイトルなし(ネタバレ)
えっ、現実のこの人たちはどーしてるんですか!?
捨てられた部分だけが自分探しとベターハーフ探し?
恐い。
そういう意味でミステリ。
絵は綺麗。
遺失物係のところでグレーディングしすぎ?
この映画のこのぐらいのふわふわかつストイックな揺れが好き。
「ハンディでストイックで微妙な揺れ感が欲しいはらやとカメラマンに言うと、なんでわざと周期的な揺れになるんだろう?と思ってたのだけど、これはどんなふうに撮ってるんだろう?
この感じの揺れで撮ってくれたカメラマンは今までに2人ぐらい。
そのうち1人は、ちょっとマクラにする時の座布団みたいにウレタンマットを折り曲げたのの上にカメラを乗せて揺らしてた。
この映画のカメラマンさんはどうやってるんだろう?
映画の撮影って、一度見てみたいなぁ。
奇を衒いすぎ、小難しい、鑑賞側に分かりづらい設定
小説はいつの時代も二番煎じではなく少し変わった設定であったほうが実写化される可能性が高いですよね。
実際にこの作品もそうだと思いました。
この作品は小難しく理解するのに時間がかかる、又は理解できないままラストを迎える方も少なくない作品だと感じました。
もちろん面白いと感じる人もいるとは思いますが、奇を衒いすぎた結果ラストまでの方向性を見失っているように思いました。
それを鑑賞側に「理解しろ」と言われているような感じがして個人的には苦手でした……
横浜流星さん、飯豊まりえさんといった若手ブレイクキャストで実写化した割には上映期間にそれほど話題にならなかった事も記憶しているので、実写化には不向きで小説止まりのほうが良かった作品かもしれません。
突飛な設定なうえに物事の本質が全く見えない
初鑑賞
原作未読
柳明菜監督作品初鑑賞
脚本は『映画 賭けグルイ』『映像研に手を出すな!』の高野水登
ジャンルはミステリー
タイトルは惹かれる
出演者は平均年齢が低く美男美女が多いがあまり魅力は感じない
ありがちな学園ラブストーリーかと思ったがまるで違った
魔女によって階段島に捨てられ完全に隔離された人々の話
無くしたものが見つかれば島を出ることができるらしい
突飛な設定で容易に飲み込めない世界観
わけわからん
下北沢で舞台をやるような内容
島の高校生で悲観主義の七草に横浜流星
七草の幼馴染で島で再会した真辺由宇に飯豊まりえ
七草のクラスメイトで傍観者の堀に矢作穂香
七草の少々チャラいクラスメイト佐々岡に松岡広大
七草のクラスメイトで眼鏡をかけた委員長水谷に松本妃代
バイオリンの弦を無くした島の中等部の豊川に中村里帆
七草たちの担任トクメ先生に伊藤ゆみ
郵便局員の時任に片山朋美
タクシー運転手の野中に君沢ユウキ
管理人のハルに岩井拳士朗
ナドに黒羽麻璃央
捨てられた人格ってなに?
種明かしされてもこれだけしっくりこないミステリーって珍しい
自分が頭悪いせいなのかな
映像は悪くない
今後の柳明菜に期待したい
静かに進むストーリーに惹き込まれる。
タイトルなし(ネタバレ)
前半これはつまらなそうだなぁと思いながら見てたけど後半は盛り返した感じがする。
島の謎については中盤でしっかり説明が入るからわかりやすいし、自分自身が切り捨てた部分ということがわかるとそれぞれのキャラクターが生きてくる。
映像やセリフも独特の美しさや情緒があって良いと思う。
青春のさわやかさみたいなものも感じられるラストで、すごく面白いかと言われると微妙だけど見て損はないと思う。
台詞回しが苦手
んー
ラノベを読んだような爽やかさとやや難解なギミック、挑戦的な青春モノ
難解だがモチーフとしてあり。
自分が無くしたものは何か?
ファンタジー要素を現実的に盛り込んだ映画。
ありえな〜いと言ってしまうと成立しない。
だから映画は楽しいのだ。
飯豊まりえさんの良さが作品の中で爆発している。
彼女はもっと起用されてもいい女優だと常々思っている。
横浜流星さんは、個人的に好きな俳優ではない。
やっぱりこの映画でもそんな感じ満載の演技。
彼はもっと殻を破る様なダーティーでダークな仕事をした方が数段上がる気がする。事務所の意向なのか。
知名度の低い(私の認識不足か)脇役たちが、かなり名演技で作品を引っ張ります。
彼らのこれからの出演作品に期待と待ち遠しさが入り交じりました。
この2人が無くしたもの。
このままだと永遠に結ばれない⤵️
台詞の言い回しや雰囲気がよかった
何かを失った人間が集められる謎の島。 島から出るには失ったものを取...
失った自分、って誰?
階段島という島があり、そこにある高校が舞台、全員がここにやって来た理由も経緯も覚えていない。
主人公(横浜流星)は、海岸で幼馴染の女の子(飯豊まりえ)と出会う。
女の子は自分自身がこの島にやって来たことに怒っている。
この世界に入り込める人はいいかも。
ふわっとした
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