空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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消化不良
ベタベタな恋愛ドラマの設定にちょっとファンタジー要素を加えた設定が定番の秩父シリーズですが、今作は設定が消化不良になっている印象を受けました。
まず慎之介の生霊(しんの)が明らかに実体を伴った存在として描かれているのに、いきなり空飛んだり生き埋めになったあかねをあっさり助け出したりやりたい放題で、もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな状態。
しんのの影響で周りが動き出すとかではなくホントに全部解決しちゃう上、全編通してしんのアゲが凄いので、岡田女史の理想の男性像なんじゃないかと邪推しちゃいます。
話の軸は慎之介、あかね、あおいの三角関係ですが、描写の比重が明らかにあおいに偏っており、先述のしんの無双も相俟って慎之介とあかねの心情の変化が分かりにくく、二人がよりを戻すことに説得力が感じられません。そもそも大人慎之介、あかねとあおいに割と酷い事してると思うのですが、その辺のフォローとか一切無かったのも酷い。
そして終盤の見せ場かと期待していたライブシーンはEDで一枚絵があるだけでまさかの描写無し。ガンダーラやら慎之介のソロ曲やら匂わせておいて本番無いのかよ!って突っ込みたくなりました。というかライブのリハーサルシーンがあって本番が無い作品って斬新過ぎるでしょ。しんのとあおいが空飛ぶシーンとか要らんからライブシーン描いてくれ。
兎に角土砂崩れ以降の展開が酷く、なんとも言えない後味を残す映画でした。
結構よかった!けどあれギターの幽霊じゃね?
超平和バスターズ最高😭👍
若い人は勿論、30歳前後で現状に悶えている人にも結構刺さる内容だと思う。
埼玉県秩父を舞台にした三部作は、中年期に入った男女の物語でもあり、三部作を制作しているクリエイターの長井監督・脚本の岡田麿里・キャラデザインの田中将賀のトリオが、2008年のテレビアニメ「とらドラ!」で集い意気投合して、若手から年月を重ねた中年期の心情が、反映されているのかな。
台詞に出てくる秩父の行き止まり感は、正直あまり感じないが、過去と現在の慎之介対比で、若い頃に描いた自分になれないジレンマは、とても理解出来る。
あかね役の吉岡里帆と慎之介二役の吉沢亮の演技も良い。
松平健の大物演歌歌手をギャクメーカーに徹してニヤり
ちょっとした生活描写や冬に向かう秩父の背景も味わい深い。
若い二人が、文字通り飛翔する場面は、アニメならではの爽快感。
若い人は勿論、30歳前後で現状に悶えている人にも結構刺さる内容だと思う。
深く考えてはダメ
個人的に好き。
良かったです。
訳あって2回見ましたが、2回目の方がよく見れた気がします。個人的に序盤中盤は感情の機微が微妙に掴みづらかったので、全容を知った2回目の方が上手く感情移入できたし、キャラの心情や行動の意味がより一層理解できました。
特にしんのと慎之介の対面、葵のしんのに対する気持ちと茜への想い。葵の決断。
1度見たシーンでここまで心を動かされるのは少し不思議な感覚でした。
最後の台詞も葵らしくて、凄く良かったです。
同じ映画を2度見る、ということはあまり経験が無かったのですが、意外と良いものですね。
青春恋愛映画だと思ってたら
予告見て青春恋愛ものかーと思い、正直そこまで期待しないで観に行ったんですが、今年観た中で一番よい作品でした。
あかねと同年代なこともあり、あかねたち大人組の行動や言葉がいちいち刺さる……。
複数回泣きそうになりました。
もちろんあおいもよかったです。
慎之介に試しに弾いてみろと言われてベースで弾き語っているときの睨みつけながら歌っているシーン本当にかっこよかったです。スマホバキバキなまま放置してるのもすごいあおいって感じがする。
あおいやしんのと同じくらいの年代の頃は特になりたいものなかった気がしてますが、せめて今の自分があの頃の自分が見てだっせぇ!と思ってしまうような、諦めに満ちた大人でないようにありたいと思える作品でした。
今のところ2回観てますが、上映中に最低あと1回は行きたいです。
サビがない歌のような映画
ついに泣き所がなくなった
タイトルなし(ネタバレ)
キャラクターがかわいい、登場人物がイキイキ。
そのあたりは、超平和バスターズから続く、制作陣の組み合わせの結果だろうか。
さらに、恋した相手が若返って現れるなんてあたりも面白い。展開もいい、オチもすき。
しかし、どうも気になるマイナスポイントが1点だけ。
最も気になったのは主人公の姉の人物設定の雑さ。
主人公の姉が母代わりとなってパーフェクトに献身的なところもおかしい。物語上のテーマにもつながる「空の青さを知る者」なんだけれど、それが、どうにもリアリティがなくて受け入れられない。
姉は美しく可愛く健気。だけど、善意や献身だけの人物など存在しない。
両親が死んで、姉妹の苦労ある二人暮らし? それは「感動させる設定」としては視聴者を舐めすぎていないか。あのままでは姉は非実在の萌キャラ止まり。それはあまりにも可愛そう。
もっと姉も妹も互いに悪意をぶつける瞬間があって、その清濁を飲み込んだ上での人物たちの関係が見たかった。
もし、その姉のキャラクター設定が成功していたなら、評価は全く違っていた。
たとえばこの世界の片隅にのすずさんのように清濁をもつ深みのあるキャラクターだったとしたら、れが実現していたら、傑作になっていた。
ラストのしんのとあおいの空飛ぶシーン❗️最高です‼️
観て良かった。なかなか面白っかった。
音楽祭が気になる
ネットでの評価がやけに良いので、あいみょん好きの娘と見に行ったオッサンですが、これの映画イイです!
自分的には音楽祭だけが心残りなので、☆4です。
しんのすけと、あおいと、みちんこの演奏をバックに歌う新渡戸さんの音楽祭、あー見たい!
DVDの特典映像とかにつけてくれませんかね?
こんなに感動する映画とは思いもしなかった
いやーこんなに感動する映画とは思いもしなかった。予告編を見て、タイムトラベルものはいいやと思ってスルーしていたのだが、他の人のレビューを読んで鑑賞することにした。
大好きなガンダーラがベースが効いたアレンジでスクリーンから流れてきた。ストーリーの前に音で引き込まれてしまうね。その上、両親が不慮の事故で亡くしてしまうなんて、「若女将は小学生」と同じで、涙をカツアゲされる予感がする。
自分を育てるために姉が恋愛ややりたいことを犠牲にしているという負い目を持つ妹のあおい。姉のあかねを自分から早く解放してあげたいという気持ちがあるところに、しんのが現れたことによって、初恋と姉への気持ちが交錯する。そのあたりのあおいの心情を若山詩音が見事に演じていて、あおいの気持ちが高ぶるたびに、見ている自分もグッとくる。
あかねを演じている吉岡里帆もうまいが、しんのを演じている吉沢亮の声優力にはびっくり。18才のしんのと30才の慎之介を見事に演じ分けている。キングダムでも光る演技をしていたけど今回も絶品。
これだけ、役とぴったりで実力のある声優・役者を集めて、脚本も素晴らしいから、自然と涙腺が緩んでしまうよね。
スパッと余韻を残すエンディングの後、エンドロールのあいみょんの曲を聴きながらその後を想像していたら、スクリーンにその後のスナップショットが表示された。うんうん。よかった。よかった。
あおいは、ジェフベックバンドに在籍していたタル・ウィルケンフェルドみたいな天才女性ベーシストになってほしいね。ライブでタル嬢のパフォーマンスに度胆抜かれた事を思い出した。
アニメと現実の演出
終盤良かった
天気の子よりも
テーマは天気の子と似ているが個人的にはこちらが好み
作画を含む映像も日本アニメらしいクオリティ
演技もいい
吉沢、吉岡は印象的だった
特に吉岡は本音の感情を見せない難しい役を見事に演じています
脇役も魅力的であおいの友達や役所の彼など効果的に配置されていた
何かを諦めた人、もがいている人、迷っている人など
どこかに響くところがあるでしょう
あいみょんは素晴らしいが
あいみょんキターって感じで持っていかれます
あそこはインストでよかったかも
あと最後は
音楽祭の本番がワンコーラスでいいから聴きたかった
凄く良さそうだったので
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