空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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漫画で色々補完して欲しい
空の青さを知る=海を現実、空を将来の希望や夢と対比させてるんだろうなというのと
青さ=未熟さという意味もあるのかなと思ったりした。
あまり語られないけど、姉のしんのへの気持ちが強いのとギターが媒介になってたので
高校の頃のしんのをお堂に縛っていたのは、姉なんじゃないかと思ったり。(姉の作りだした幻影なのかもしれない)
土砂崩れイベントが唐突すぎたり、説明不足感あったりで全体的なストーリーへの不満はあるけど
気持ちを表に出さない姉が、しんのすけに戻ってきたいと言われて流す涙や、妹の恋に振り回される情緒不安定感(ドタバタ)が面白かったりと場面場面でグッとくるところがあって、よかったです。
キャラデザが好きなので、この絵を見れるだけでいいかな...というのもある。
最後のスタッフロールのイラスト見て、ハッピーエンドよかったなー(本編でやろうよ)と思えるので最後まで見た方がいいです。
補完して欲しいところ多いので、漫画化して行間埋めて欲しい。
秩父と言う閉鎖空間?
前作2作のスタッフによる3作目。ヒットメーカー再結成で高まる期待を集めた本作品ですが、今作も比較的ウケてる様子です。 前作「あの花」「ここさけ」2作は視聴済みです(実写版は未視聴)。実はその2作とも諸手を挙げて大絶賛した訳ではありませんが、決してアンチではない事は最初に申し上げます。 とは言え今作も比較的良好な仕上がりで、サスガ岡田麿里の脚本は安定感抜群で、中盤の微かな間延び以外は展開もテンポもシッカリまとまって、抑揚も伸びも深みもあり退屈する事なく内容を楽しめます。 気になった点は、1つは『舞台が秩父』ってのが今作に限り足を引っ張った感があります。作中に『東京に出てひと旗揚げる』と言う『大海』になぞらえたテーマがあるのですが、田舎者の自分からすれば秩父も充分首都圏です。池袋まで特急で1時間半で週末に帰れる距離です。 要は東京に程近いためよっぽどの地方の田舎でもない限り説得力が微妙で、テーマとしては立地が不適当です。前作2作は問題ないのですが、今回はソレがワリと重要性があったと思われます。縛り付ける・やりたい事を我慢する・東京で成功し凱旋する等の、閉鎖的なイメージの土地として秩父に『井の中』感は個人的に殆どありません(盆地と言う説明も空振り感)。 2つ目は音楽を題材にした作品なのにキメ曲のフル演奏がなかった事。練習のギターやドラムの描写は相当手間を掛けた仕上がりだったのに、ソレをフル描写するのは劇場版とは言え厳しかったのでしょうか。京アニのユーフォがやってのけたので、超平和バスターズもソコは負けずに創り上げて欲しかったかなと。 ※ガンダーラもフルじゃない?(再鑑賞で確認しますがフルが1曲もなかった様な?) 3つ目は大人の慎之介が全体的にだらしなく共感し難い事。表面上ヤサグレてますが心底は13年前のしんののままと言う描写もかなり難しいと思いますが、残念ながら巧く行ってない気がしました。 「大人も泣ける感動アニメ」と言う真骨頂は作を重ねるごとに段々薄くなりますが、それでも色んな立位置の人間をシッカリ描ききっていますし、幾つかの気になる点はあったとしても超平和バスターズ3作目としてはまずまずの良作です。
こみ上げてくる涙の意味は分からない
途中で不覚にも居眠りしてしまったハローワールド、その中で一番印象に残っていたのが予告で流れていたコレでした。 とらドラが好きで、そのコンビが作ったあの花もなかなか!と思う中にちょっとシラケるなぁと思う部分もあり、個人的に岡田さんは鉄血のオルフェンズの締め方であれあれ?と思いコチラは完全ノーマークでした。 まず予告で見た時の「どうせ客寄せ芸能人の演技で感情移入できなくなるパターンかな」とおもった自分を殴ります。 プロの福詞君も含め、皆さんとても味のある演技をしていた。 特にイケメン俳優の吉沢さんには驚いたと同時に、何も引っかかる事なく作品に入り込めた。 井の中の蛙、井の中で空の青さを知った蛙、井の中で大海に憧れる蛙、大海に溺れた蛙 4人のストーリーが絶妙に折り混ざって凄く良かったです。 自分も田舎で育ち、田舎だから出来ないと諦め、大きすぎる夢を持っていたあの頃を思い出して、作中のあるシーンで涙を流してしまいました。 導入部分が音楽フェスを開催するという部分と、主人公達が音楽で繋がってた事もあり、ライブシーンを期待してた人も多いと思いますが個人的には要らないと思いました。 理由は、本質の部分がそこでは無いから。 俳優でも声優でもお笑い芸人でも当てはまります。 大きすぎる夢を持ち、力を発揮できないのを現状のせいだと決めつけ、空も飛べると思い込んでいた学生時代。 夢に破れた大半の大人が見て感動できる作品だと思いました。 気になった点は、タイトルのテーマソングはエンディングで聞きたかった。 さすがにあの歌を男のソロデビュー曲にするには無理があると思いました。
面白かった!
奇想天外な設定なので、どうなるのか興味津々でひっぱられました。今までにない新しいストーリーだと思います。岡田さんの脚本は流石!不思議な話だけれど場面場面の説得力があるし、ちょっとしたユーモアが楽しめます。アニメ独特のわざとらしいギャグ感ではなく(新海監督のはアニメの世界特有の現実世界ではあり得ないだろう、形式的なギャグが気になりました)ごく自然に笑える場面が楽しかったです。見ていて、?と思うことをちゃんと吸収してくれる脚本のうまさには溜飲が下がります。 舞台の美しさはいつも通り、透明な空気感が感じられました。大人のしんのがいくらなんでも魅力ない絵柄だったのが少し残念。主役の一人としてはちょっと、、、
青春の忘れ物を取り戻す姉妹と彼氏の物語
あの花、ここさけ、空の青さを。
秩父3部作の中で一番の名作だと思いました。
悲しいのではなく、ジンワリ涙が滲む感じの心を揺さぶる作品です。
夢を追いかけ町から出て行くことを選んだ高校卒業の頃の自分が、大人になった自分を見たらどう思うのか。
高校生で両親を失い、幼い妹を育てるために地元に残ることを選んだ姉。
姉を慕い、そして姉と並んで笑顔でいる年上の男性に密かな想いを抱く少女。
夢を叶え、でも望んだ未来とは違う諦めた自分に苛立ちを感じている男。
四人(三人)と、そして脇役のツグ(小学生)がいいキャラです笑
ツグ、達観し過ぎててカッコよすぎる。
あとちょいちょい笑えます。
個人的には今年ここまでで一番の作品だと思います。
よかった!
「あの花」「ここさけ」に続く超平和バスターズの3作目として期待しながら見に行きました! 期待を裏切らない良さでした!!! 前2作とは違った良さがあり作中とても感動してしまいました! 今働いている20〜30歳くらいの人に是非見て欲しい作品です!
前作から進化
この映画は、おそらく先に「井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る」と言うかワードが有って、そこから作られた話しでは無いかと推察されます。 背景画像は大変に美しく、特に秩父の自然映像は写真の如く実に細密に再現されています。 ストーリー的にも芯が一本通っていて、前作の「ここさけ」よりも、ずっとしっかりとした内容に仕上がっています。 映画のテーマは、正にタイトルの通りでしょう。 映像美、心地よい音楽、楽しいストーリー、好感を持てるキャラク等々、かなりの良作で、力作です。お勧めします。
ほぼ満足
キングダムを観たとき、吉沢亮さんの声はいいなと思ったんです。古谷徹さんをクールにした感じです。 その吉沢さんの1人2役が楽しみだったので、予想通り上手で、私としては満足です。 歌はもっとしっかり歌って欲しかったけど。 吉岡里帆さんも若山詩音さんもとても素敵です。 絵も綺麗ですけど、慎之介だけは無いですね。老けすぎ。45歳にしか見えません。 内容については、「心が叫びたがってるんだ」を実写版で観て気に入ったので、期待してましたが、良かったです。 あおいちゃんがかわいくて、ちょっと泣きそうになりました。 閉じ込められたしんのよりも、飛び出したはずの慎之介の方がなかなか踏み出せないのは、それだけ挫折を味わったからでしょう。 ご都合主義なのも、アニメだから良し!
最高の青春だ!!!
純粋に前を進む高校生と 経験してるからこそ分かる大人の現実さとの ぶつかり合い。 想像力に任せ夢を追いどこまでも前を向く そんな若者が素晴らしいし いつまでも変わってほしくないと思う。 現実はそう簡単なことじゃないって分かってるけれど あおいとしんのを見ていて本当に羨ましく思った。 そして、みんなが大好きだからこそのあおいの切なさが悲しかった。号泣した。 空をかけるほどの青春はもうないね 素敵なアニメーションであいみょんの音楽も素晴らしかったです! 素敵な映画をありがとうございました!! ベストワンアニメーション!
あおいの心の叫びがきゅんと来る
最初、いきなりガンダーラの歌でのけぞり、そこから
超平和バスターズワールドが展開される。
高校生のあおいのしんのへの思いから
複雑な心情を描かれるさまはまさに若いからこそ
のもの!あおい、片思いはつらいよね・・・
超平和バスターズ作品はヒロインは切ない恋で終わってる
片思いの彼の恋人はロングヘアーで
失恋する女の子はボブだなあ・・・なんて
どーでもいいこと考えて・・・
空飛ぶシーンも「千と千尋・・・」そして「天気の子」そして
今回の「空の青さ・・・」なんてどうも余計なことが浮かんでしまって
いかん いかん!!
登場する人物の思いが共感できて、寄り添えて
終わった後は爽やかな気分になる作品だ
私は吉沢亮が好きなのだが
彼がしんのの声を演じていることをすっかり忘れていて
エンドロールを観てびっくり!吉沢くん上手!!と
心の中で拍手していた
そしてあのあおいのラストシーンの演出は
にくいねえ、このシーンが一番心に残った
ストーリーが物足りない
パンツ見えてるよ。
お前の視点から映像にしてくれ
キャラデザは本当に100点満点、曲も良い、なのにストーリーが途中から面白くない。
慎之介は本当に駄目な奴になってて最後まで個人的には認められなかった男です。
どんなに苦しんだかは知らないが、だからって
『あおいちゃん』にあそこまで冷たくなれるものだろうか?しかも好きな人の妹で更に言えば、けして『下手ではない』。確かにプロからしたら、まだまだ荒削りなどあるのだろうけど。
自分が目指していた未来ではなかった事で自暴自棄になって駄目な人間になっているのを自覚して八つ当たり気味な面が多い。
『あおいちゃん』に謝るなり色々あると思うのに映画上で全くありません。『あかねちゃん』への扱いにも正直ひどいとしか思えなかった。
土砂崩れなら真っ先に思う人の為なら動くはずなのに、落ち着いて周りに任せて他人事のようにして、それが好きな人って言えるのだろうか?
あかねちゃんが土砂崩れに巻き込まれたかも知れないという時に、『しんの』が空を無駄に飛び回って時間をかけて未来の自分の事を語るのも、おかしい。
たった一人の家族で、両親を失っている少女にしたら絶望の中、一刻を争う時間に飛び回って人の事を考える余裕なんてないと思いました。
まずは姉を助けてからで、今の慎之介に言えないような話もお姉さんにも聞いてもらってもいいと思いました。
大事な部分はエンドの写真の数々で投げているのが残念すぎます。時間が足りないのもわかりますが、大事な部分は必要です。
音楽祭も写真で残念です。
音楽の映画で音楽が舞台で音楽が中心の話なのに
音楽が苦しんでます。
『しんの』は楽器に触れないし。これといったアドバイスもない。
最初は荒削りを色々アドバイスされて上手くなっていく中で慎之介に自分に似ている部分を見い出だしあおいちゃんを認めていくような安易な妄想してました。あおいちゃんもその中で『しんの』を好きになっていくのかな?って。
お姉さんと『しんの』が練習場所で会って会話して欲しかったな~って思いました。
お姉さんの生き方に泣けました。
これを読む人がいるとは思わないけど、もし読んだら『こんぶ』のおにぎりをお勧めします。
小さな世界の壮大なファンタジー
長井龍雪監督作品はこれが初めてですが
評判等は聞いていたので観てみることに
まず世界観
秩父が舞台ですが、山に囲まれた盆地
そこに住む素朴な人々
それによってそこから出たい人、帰ってきたい人
の描写とうまく絡んでいたと思います
そしてキャラクター
構築がすごくしっかりしており観ている誰もが誰かに
すぐ移入できると思いますし、要所要所でキャラが勝手に動いて
話の展開をそう易々読めなくするスパイスにもなっています
その場にいる精一杯生きてる人たちは
誰も間違っていなく、素直に言葉に出てこないだけで
根は変わっていないのが徐々にハッキリしてくるシナリオ
は感服しました
上京、タイムリープ、青春群像
こういう普遍的というかありがちなストーリーで
ここまで魅せられる作り手の方々の技量は
拍手しかないです
しいて言えば・・
主題歌あいみょんって感じではない作品な気がします
せっかく音楽が絡んでいるんだからもっとあおいに
歌わせる主題歌とかでもどうだったでしょう
あと落合福嗣さんの演技
もう言葉ないです完全にプロです
さらなるご活躍期待します
楽器が語る真意
あの花スタッフが贈る、秩父青春ストーリー第3弾!幼くして両親を失った姉妹と、それを取り巻く幼なじみの男達との恋模様を描いた物語。互いに互いを思いながらその思いがすれ違う、不器用な優しさが観る人の胸をキュンとさせます。
冒頭からバンドのシーンがあり、物語の核が楽器にあることが暗示されます。姉のあかねの恋人しんの(慎之介)が弾くのはGibsonFireBird。ギブソンと言えばレスポールかSGを連想するのですが、ここでマイナーなファイアーバードを選んだ長井監督に拘りを感じます。
そしてそんなしんのに憧れてベースを始めたあおいが、高校生になって弾いているのがEpiphoneThunderBird。サンダーバードはファイアーバードのベース版で、このことからもあおいのしんのに対する気持ちが感じられるのですが、ギブソンじゃなくエピフォンにしているのがGOOD!本家ギブソンは値段が高くて高校生では手が出ません。でも子会社のエピフォンの廉価版なら何とかギリギリお小遣いを貯めれば買える値段(6~7万円程度)。両親の死で進学を諦め、高校を卒業して直ぐに就職した姉のあかねに遠慮して、それでも精一杯背伸びして買った事が想像されるのです。他のアニメでは高校生にいきなりGibsonレスポールやESPクライングスターとか30万円近い楽器を持たせますが、それと比べてなんとリアリティのあることか!
しかし、13年ぶりに演歌歌手のバックバンドメンバーとして帰ってきた慎之介が持ってきたのは同じGibsonのES-335。セミ・アコースティック構造のためロックのような激しい演奏に向かず、ジャズやフージョン、歌謡曲の伴奏向けのギターで、現在は演歌の伴奏をしている慎之介を象徴しているのです。
しかし、そのES-335にもちゃんと意味がありました。公民館の裏であかねに弾き語りを見せるシーン、あれはファイアーバードのようなソリッドギターには出来ません。セミアコだからアンプ無しで生音が出るのです。ES-335の優しい音色に心を癒やされるあかね。ここまで計算している長井監督は凄い!
そして、13年前の姿で練習場に現れたしんの。彼を象徴しているのが密閉されていたファイアーバード。生き霊だの過去から未来に飛んできただの言っていますが、その正体はあかねに振られてそれでも東京に出て行ったしんのが、そのギターに残した未練・あかねに対する想いだったんじゃないかと。だから、あかねの危機にその封印が解かれて外に出ることが出来たのだと思います。
この映画、本当に感動し満足しましたが、一つだけ不満だったのが、最後までしんのとあおいがセッション出来なかったことです。あおいはしんのの「お前は未来のうちのベーシストだ」の言葉を胸に、ベースを弾いてきたのだから、しんのが消える前に一度くらい一緒に演奏させてやりたかった。例えば演歌の先生が他のメンバーと一緒に鹿肉にあたって、急遽しんのとあおい、ミチンコでステージに立つみたいな演出があっても良かったのでは?と思いました。そんな不満の分だけ-0.5とします。
でも、今年観た映画の中では出色の逸品です。まだ観ていない人は是非お勧めします。その際、ギターの事を気に掛けて観ると、新たな感動が生まれますよ!
追記:当初、クライマックスでしんのとあおいが空を飛ぶシーンを、「この作品でも空飛ぶのかよ!」と、食傷気味に捉えていたのですが、ふと思い返すとしんののギターはファイアーバードと言うことを思い出しました。それって火の鳥やん!そりゃ復活したら空飛びますわな!あ~、これで全部繋がった!!ここまで計算していたなら長井監督は天才だ!(*^-^*)
レビュー高すぎて、、、
映画.comの、レビューが信じられなくなるくらい酷かったです。
このレビュー件数で星が4つなのに、あんな酷いお話、、、みんなちゃんと映画を見てレビュー書いてるのかなって疑問に思います。
まず、音楽フェスの様子をエンドロールの写真で見せるということがありえません。観客を舐めてるんですか。
あれだけ練習シーンを見せておいて聞かせないって、、
いろんな葛藤を乗り越えて、ラストにあおいがどんな演奏をするのか見たくないですか?
それと、あかねが土砂崩れに巻き込まれ、しんのとあおいで助けに行く場面。あいみょんの音楽がかかりまるで天気の子のラストように上空を舞いながら2人でベラベラとどうでもいい話をしますが、まずあかねを先に助けに行けよ!!しんのが急に超人的なパワーを発揮したり、正直アホらしくてこれ以降、真面目に観るのやめました。
他にも、急に実写のような実景インサートを挟むことによってアニメの世界観がぶち壊しだし、悪い所しか目につきませんでした、、、
唯一良かったのは、吉沢亮かな。
タイトルなし
全体的には良かった、けど、う〜んという感じ。
音が良かったので映画館で観るのには適しているのかな。
好きになってはいけない人を好きになってしまったあおいと、様々な事を考えて大好きな人と別れる選択をしたあかねに、感情移入することができた。特にあかねは周りの人に良く尽くす性格で、時には好きな人の幸せのために自分を押し殺しさえしているシーンに胸が苦しくなった。
普通に良かったし、映画に引き込まれていたけれど、ラストのあおいとしんのが空を飛ぶシーンは「千と千尋の神隠し」と「天気の子」がよぎり…。
あの演出は流行ってるのかな?どうしても二番煎じ感が否めなくて我に帰ってしまった…。残念。
あの日の自分
あの花もここさけもヒロインがとてもめんどくさいキャラで、多分今回もだよねって思ってたらビンゴ
でも嫌いじゃない←
話は複雑そうで割とシンプル
山で囲まれた盆地から出たい
ガンダーラ目指すよって言う、此処らへんは「惡の華」にもあった"まだ見ぬ向こう側の世界"を夢想する思春期のもやもや
青春劇としてはやはり同世代との絡みが少ない
これはクローズドの世界観では仕方ないし作劇上の問題もあると思うけど、実際に他人との接触を極力避けて生きてたらそんなもんだし、初恋をする年齢としてはどうしても人間関係的に世界が狭くなるのは仕方ない、となれば結果そこにリアルを感じる
あかねがあおいにそれとなしに打ち明けた恋話の"色々あったんだよ"も、あの狭い世間でまったくバレずに色恋が出来るとは考え難い…
というかそういう事を差し挟む余地がない
少なくともあおいがあの土地(世界)を旅立つまでは精神的な時間が止まっている
結果的に時間を動かしていくのは、外の世界に出て成功を掴んだ筈の慎之介の帰郷(凱旋?)であり、思春期の分岐点で置き去りにした高校生の自分"しんの"である
しんのに対するあおいの恋心がやや突発的な感じがしたものの、話の流れは滞りもなく安心して見れたし会話のセリフの組み立て方、やりとりがうまい
さすがの脚本
あかねに対する積年の恋心も伝わってはきたけど普通は他に好きな女性できるだろー?のつっこみは野暮かもね
少なくとも慎之介の方は諦念に行き着いた31歳の帰郷であり、ギタリストとして自分が望む形での成功をしていたらあかねの事を思い出せてたか?という疑念はわく
あかねの声はややぎこちない感じもしたが、慎之介としんのの二役を演じた吉沢亮は完璧な演技で、一人二役を感じさせませんでした
結界?とギターの弦が切れて しんのが部屋から出れていきなり空を飛ぶシーンは荒唐無稽ではなく、はっとする感動を受けた
そりゃここで空飛ぶよな
全部もってかれた
天気の子でも空飛んだけどそれの比じゃない
空飛んだとこでクライマックス
ジブリかよ!って思った
やはり日本のアニメは空飛んでほしいね
(*^ω^*)
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