「【極寒の極北地で、最後まで人間性を失わず一つの命を助けるために歩き始めた男の姿を崇高に描く。もう、"独りじゃない"。】」残された者 北の極地 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【極寒の極北地で、最後まで人間性を失わず一つの命を助けるために歩き始めた男の姿を崇高に描く。もう、"独りじゃない"。】
- 壮絶な、しかし人間性溢れるサバイバル映画。-
◆独り、”安住の地”を後にし、男が歩き始めた理由が心に沁みる。
・傷ついた若い女性を献身的に支える姿。
(彼女の家族写真を据えるシーン。及び一度だけ惑うが、涙を流して詫びるマッツ・ミケルセンの姿にぐっとくる。私はこの時点で完全に極北の地に不時着したパイロット、オボァガードとマッツ・ミケルセンを同一視している・・。)
・彼の長けたサバイバル術と(北極イワナを吊り上げる仕組みと保存方法・・、裂傷の手慣れた応急手当、傷病者に定期的に水分を一滴だけでも補給させる姿)、そして北極熊との闘い方。
・冬山登山経験者から観ても、(遭難歴あり・・。すいません・・。)充分に見応えあるサバイバル映画である。
(気になったのは、サングラスなしで雪目にならないのかな・・、位である。)
<今作は、大画面でマッツ・ミケルセンの表情を堪能する映画である。
余計なセリフを口にすることは一切なくも、揺れ動く感情を、表情のみで表現する様に魅入られる。
脱帽である。
流石”北欧の至宝”と言われるだけの事はある、稀有な俳優である・・。
至福の時間であった・・。>
<2020年1月4日 伏見ミリオン座で鑑賞>
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ワンコさんのコメント
2021年1月26日
こんにちは、
なるほど。
僕は雪国育ちで、スキー場で、寒くてもマイナス15℃から20℃くらいで、滑る程度でしたからね。それより、もっと冷たいわけですからね、判断力は鈍るのは当たり前ですよね。
僕の出身校の登山部はそこそこ有名で、友達はみんないいやつでした。