「力」ガーンジー島の読書会の秘密 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
力
クリックして本文を読む
当たり前すぎることなのですが、もしも文字が発明されなかったら私が過去や歴史を知ることはほぼ無理な事ですし、その当時を生きていた一人一人の生き方や考え方を知ることもできないと思います。物語はエリザベスの不在をミステリー仕立てにしていましたが、ナチス占領下の辛い真実をエリザベスに関わりのあった当事者だけで公にする事は難しいでしょう。それは、戦争、紛争、震災、事故などのあらゆる悲惨な事、酷い事に言えるのではないでしょうか。だからこそ、書き手の役割は辛すぎて当事者が出来ないことを、聞き、伝え、残すこと。
時空を超えて、言葉の持つ力や本の持つ力の偉大さを改めて考えさせられました。
コメントする