「【最先端テクノロジーを搭載した”バディ人形:チャッキー”が”一番の親友”の為に暴走していく様を描く。スラッシャー系だが、チャッキー目線で観ると、何だか切ないホラー映画である。】」チャイルド・プレイ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【最先端テクノロジーを搭載した”バディ人形:チャッキー”が”一番の親友”の為に暴走していく様を描く。スラッシャー系だが、チャッキー目線で観ると、何だか切ないホラー映画である。】
■友達がいなかったアンディ少年は、音声認識機能など最先端テクノロジーを搭載した「バディ人形」を母親から誕生日にもらう。
だが、これは欠陥品だった。
的外れな受け答えをする人形に呆れていたアンディだったが、「君が一番の親友だよ」と話す人形に、次第に夢中になっていく。
が、その人形には音声認識機能やセンサー付きカメラ、高解像度画像認識などの超高性能人形だった。
只、その人形には“人間への安全性(良心)””命令への服従””自己防衛”のアイザック・アシモフのロボット三原則のうち、二つが欠けていた。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・「チャッキー」の設定を、最新型AI搭載の人形に設定変更した事が、面白く怖い。
・「チャッキー」がアンディ少年を(認識誤りも含めて)害するモノ達を”死ぬまで、君はバディ。”という歌の下、排除していく様が、高機能を活用している辺りも面白怖い。
・良く見ていれば「チャッキー」はアンディ少年を(認識誤りも含めて)害するモノ達を”友だち”の使命として排除している訳で、「チャッキー」目線で観ると、何だか切なくなる。
ー 特に、ラスト、アンディ少年達に壊され、エンドロールまで流れる”死ぬまで、君はバディ。”というリフレインされるフレーズである。
(だが、チャッキーの声を担当したマーク・ハミルの声は、皮肉な笑いを含んでいるようにも聞こえる。)-
<今作は、フライヤーに記載されている「IT/イット”それが見えたら、終わり」制作陣に要るモノだそうであるが、子供達とチャッキーの関係が彼の作品と少し被るかな。
オリジナルを観ていないので何とも言えないが、上手くカスタマイズした作品ではないかな。>