「第8作目」チャイルド・プレイ Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
第8作目
Remove safety protocols.......Removed
Language Safeguards .......Removed
Violence Inhibitors .......Removed
ALL safety protocols ........Removed
1988年の第1作のリブートともリメイクともされている本作。主な登場人物の名前などは同じだけれども主人公アンディの年齢が上がっているのと同時に難聴という設定にもしている。それに絡んでアンディの友達という登場人物も増え、視覚的にもアニマトロニクス人形を取り揃えて、その上、アンディの年齢が上がったためかもしれないが、現実味のあるハイテク人形になり、しかも色々な家電や設備などをリモートコントロールできる能力が付け加えられている。つまり、「ターミネーター3(2003)」のT-Xみたいな能力がある。それとチャッキーの見た目が第1作に比べるとすっきりとした感じになっているので、時代が変わったのを感じるシーンが散見する。ドローンを殺人兵器にしたり、今はやりのi-phoneなどもよく登場している。
You are my buddy
Until the end
More than a buddy...........(略)
どのような心境かわからないが、チャッキーの声をマーク・ハミルが演じていて、しかも歌まで歌っている。彼が、昔見たディズニーのドナルドダックの声優のクラレンス・ナッシュという人の影響があり、クラレンスがいつも写真ではスーツ姿のダンディな方だったと発言しているように本当の役作りというものに関心があったようだ。特に最近ではアニメ版バットマンのジョーカー役についてのコメントが、チャイルド・プレイの作品についてのコメントよりも目立っている。
第1作の場合、ノリス刑事から逃げていたレイが死ぬ間際にブードゥー教(教義も経典も持たない宗教?のため呪術の部分だけ取り上げられ、マスコミの偏見をそのまま鵜呑みにしている自分がいる。)の力を借りてレイが、チャッキーに魂を乗り移りさせることから始まるのだけれども、最後にはチャッキーが暖炉に投げ込まれ、焼かれてドロドロになっても、まだ襲い掛かってくるような不気味さや夢に出てきそうな怖さが本作には、欠けているような.......? ギミックを使ったゴア表現は十分に楽しめるものなんだけれどもチャッキーがスタイリッシュになりすぎなのか?
人が飛び降りるシーンは第1作のオマージュなのか?
これを見たらベトナムの人は怒らないのか?
「チャイルド・プレイ」の販売権を持っているドン・マンシーニとは何の関係もない「Charles (2019)」という、いわゆるチャッキー物の映画も存在する。