「ポリュペモスとガラティア」キュクロプス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ポリュペモスとガラティア
ホテルで市議会議員と密会していた嫁が殺された上に、アルコール依存症であったことと現場にいたことから、犯人として服役した旦那の元に、冤罪であったと告げる刑事が現れ、復讐を画策する話。
冤罪ではあったが刑期は終えており、再審を求める気もない主人公と、法では裁けない真犯人への私刑に目を瞑るといい、更には協力者を紹介する刑事。
堅気とは思えない強気でやさぐれた主人公に、ヤケにへーこらする刑事、そこにチンピラが絡んでちょっと違和感のある復讐計画が進んでいく。
確かにノワールらしいし男臭さと重々しさはあるけれど、テンポが良いというよりも様々な切っ掛け部分をすっ飛ばしたり急ぎ足だったりで、ご都合主義満載に展開して行く。
そりゃそうなるわな。な流れだったりマッタリ感の足りない透かしだったり、物足りないところも結構あったけどなかなか面白かった。
ちなみに…キュクロプスは英語読みでサイクロプスね。
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