劇場公開日 2019年10月5日

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「心の芯部にまで訴えかけるものがなかった。」ホームステイ ボクと僕の100日間 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0心の芯部にまで訴えかけるものがなかった。

2019年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「バット・ジーニアス」と比較してしまえば、本作は今一つ。最初からどういう映像が来るか期待したけどれども、
今回は、自殺した少年が、100日間で自殺するに至った原因は何であったのかを見つける期限付きハラハラ作品であった。ではあったが、先の作品「バット・ジーニアス」の方が、断然良い。カンニングの作戦の面白さといい、そこにスピード感があったように思える。映画で何を伝えたかったのか?前作については、出演者のキャラがはっきりしていたし、飽きさせない作品だと思う。前回の方が中身の濃い~い作品であった。今回は、それが非常に不透明であったのが残念であった。前作における私の心に残る、エリートである二人のシドニーで撮った「一枚の写真」を「削除」するか悩む場面や父と娘との関係を描く場面もない。それに近しい場面もない。
要するに「人間」を描き切れていない。心の芯部にまで訴えかけるものがなかった。
【蛇足】
風邪で熱がポッポッとしていた時に観賞させて頂いたタイミングも悪かったのかも。

突貫小僧
くろくろさんのコメント
2021年2月9日

この映画を観て、自殺の原因も話の展開も今一つしっくりこず、モヤモヤしてたところ突貫小僧さんのレビューを拝見し、「「人間」が描ききれておらず心に訴えるものがない」というのを見てすっきりしました。
原作を読んでいないので、もとからこういう作品なのかはわかりませんが、『バッドジーニアス』が面白かっただけに期待が大きかったかもしれません。

くろくろ