劇場公開日 2019年11月29日

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「飛べ飛べガッチャマン3号」幸福路のチー bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0飛べ飛べガッチャマン3号

2020年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

あ。イヤ、実際には飛べないですよね、ガッチャマン。滑空すれども。台湾でも流行ってたんだ。台湾は、やっぱり好き。どれもこれも郷愁感、凄くないですか。ちびまる子世代が、台湾の厳しい現実の中で生きて行く物語は、日本人の心の琴線、引っ掻きまくりです。

親は子を思い、子は親を思い。自分の進む道は自分の信じるものが決めてくれる。

歴史を知りたいとの信念を持って大学に進みながら、学生運動にかまけた代償は「何の強みも無い普通の人」として社会に出る事。どこも同じか、それって。ただの主婦になったチーの友も、夢を叶えた者は無く。幸せなら良いじゃないかと言うベティが好き。どんな境遇でも。どんな時代でも。人は、そこに幸せを見つけて生きて行ける。ベティの幸せは、子供達との暮らしの中にあるんだね。

現実と夢想を時系列で細切りにし、行ったり来たりが忙しいのがタマに傷だけど。台湾らしい、切なさに溢れるエピソードが良かった。とっても。

bloodtrail
NOBUさんのコメント
2020年9月25日

おはようございます。
郷愁を感じた映画でした。あの女系家族を穏やかに仕切るおばあさんが、寛容な心を持ち、皆を見守る姿が良かったです。当時の資料を観ながら再見したのですが・・。イロイロ思い出しました。
では、又。

NOBU