エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ

解説

20世紀の世界中の人々の暮らしや生きものの生態の記録した映像集「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の劇場公開版第1弾。1952年、「映像の百科事典」計画としてドイツの国立科学映画研究所ではじまった「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」。民族学、生物学、技術科学の3つのジャンルからなり、数多くの研究者やカメラマンが世界各地に赴いて制作した3000タイトルを超える映像アーカイブとして、現在では失われた暮らしの技法や儀礼などの様子が貴重な記録として残されている。そのうち約600タイトルがデジタル化されて日本国内向けに貸し出されており、1968年の西アフリカ象牙海岸で撮影されたバウレ族の「楽弓の演奏」や、66～67年撮影の「ラッコ　食物摂取と道具の使用」など、その中から選りすぐった8本のECフィルムを劇場版として構成した。

2019年製作／84分
配給：ポレポレ東中野
劇場公開日：2019年3月30日