グレタ GRETAのレビュー・感想・評価
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バッグを拾って届けただけなのに!!
2018年(イギリス/
うっかり親切も出来ません・・・人を信じることが本気で怖くなる映画です。
主演女優のイザベル・ユペール・・・サイコで狂気の女を涼しい顔で怪演して見せます。
地下鉄で忘れ物のバッグを届けるウェートレスのクロエ・グレース・モレッツ。
古い家には美しく優しい雰囲気の未亡人・イザベル・ユペールがいました。
仲良くお茶したり、ショッピングしたり、犬を飼う手伝いをしたり、まるで母と娘のようです。
そんな導入部分が一気に暗転します。
クロエちゃんはユペールの居間に多数の拾ったのと同じバッグを見付けて恐怖に戦慄するのです。
ここからユペールお得意の狂気のストーカー。
どこまでもガムのようにくっ付いてきて、ストーカーからサイコキラーへと変貌するのです。
ユペールは極め付けに怖い。
レストランの外から半日以上ずうっと立ち尽くしてクロエちゃんを見ている。
さらに、さらに、その行動はエスカレートして・・・狂気の領域へと。
ユペールさん怖いだけでなく、ダンスのステップを踏みつつ、楽しげに注射器を振り回したり・・・もう余裕のストーカー演技です。
クロエちゃんも少し太ったとは言え(ウェートレスの制服の白いシャツがピッチピチ)、
恐怖に引きつる顔は無邪気で・・・本当に狼に狙われてすくむ子羊のよう。
内容はB級サイコ・スリラーで、ユペールもクロエちゃんもゆるゆる。
探偵(スティーブン・レイ・・・懐かしい)に至ってはお間抜けそのもの。
もうちょっと高級感とかスペシャル感がほしいところですが、
イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モレッツの迫真の演技で、盛り上がりました。
短い映画だし、意表を突くラストが、なかなか良かったです。
結構最後までハラハラして楽しみました。
イザベルユペールの異様なまでのストーカーっぷりに恐怖を覚える。 ク...
イザベルユペールの異様なまでのストーカーっぷりに恐怖を覚える。
クロエちゃんが可愛い。キックアスのイメージしかなかったけど今回のウェイトレス姿のクロエちゃんも良かった。友人も良き。
そこそこ怖いです‼️❓眠りに落ちないほどに❓‼️
かなり辛気臭いサイコパスホラーです。
よくある監禁もののオブラートに包んだもの。
でも、クロエモレツがいるから持ち堪えました。
彼女の友人も劣らずチャーミングです。
おばさんは名優らしいですが、誰がしてもおんなじでしょ。
久々のクロエモレツでした、良い夢見そうです、彼女のファンなら、是非。
サイコパス
クロエちゃんはかわいいね、素直で優しい子でちょっとした優しさがストーカーおばさんにつきまとわれる原因となる。
クロエちゃんに完全に感情移入しちゃう。
グレタは本当に異常なんだが、さらっと描くので思い切りグロいような印象がない。
警察の緩い対応はだめだね。
やりすぎ気味な拘束は面白い、ハンニバルかよ。
最後はあのままグレタの都合通りにいかなくてよかった。
でも、探偵も友人の子も1人で勇敢すぎです笑
前半、ずいぶんベタだなあ、ちょっと古臭くないか?と思っていたら、だ...
前半、ずいぶんベタだなあ、ちょっと古臭くないか?と思っていたら、だんだんと、マダム・ユペールが怖えよ!大変ザツなおばちゃんだけど、ヤバさで乗り切る。ユペール様の美しさと、女子2人の微妙なかわいさがぞわぞわした。ラストがキレイ。
不覚にも、、、
メトロノーム振らすほどのボディープレスが出来たんはムチムチクロエさんやからやろうな、と考えてしまうと不覚にもクスッと笑いそうになる。
序盤のクロエ初訪問時の「隣家の騒音」はメトロノーム振らすほどじゃなかったし笑
細かいことは突っ込まない!
W主演のお二人がとても演技上手でみるみるうちに引き込まれた!後半なんて観てるこっちもピアノの音=怖いって感覚になったもんね…
あと音楽の使い方が秀逸。ハンガリー狂詩曲2番をあんな風に使うとは。(グレタはハンガリー人です)
ものすごく怖ーい気持ち悪ーい雰囲気を醸していました!(誉めてる)
ツッコミたくなるポイントは満載(笑)なんだけど、俳優陣の演技力の高さがそれを気にさせない。凄くハラハラドキドキして最後まで楽しめました。
驚愕のサイコスリラー
地下鉄に置き忘れた女性のバッグからここまで広がるストーリーに度肝を抜かれた。最恐・最狂・最驚の未亡人グレタは衝撃的。イザベルユペールの狂気に満ちた演技にも鳥肌が立った。続編も期待したくなるような驚愕のサイコスリラー。
2020-28
結構豪華な顔合わせで贅沢な作品
イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モレッツと実は結構贅沢な共演作品の本作品、サイコサスペンス風で面白そうだったので見てきました。
冒頭のシーンは、なぜかどうしてか、何か懐かしさを感じる風景で本作品の期待が大変に高まりました。
また、気のせいかな、クロエ・グレース・モレッツちゃん、最近おとなしいかな・・・・出る作品を選んでいるのかな・・・・
それとも、大人ぽくなったのか、日本公開が地味なのか・・・・・数年前まえでは嫌って言う程見掛かましたが、最近はあまり見かけなくなったな・・・
逆にイザベル・ユペールがなんかノリに乗っている印象があるな・・・・
で、肝心の本作品ですが、サイコサスペンスとしては、ちょっと内容が薄いですが、しかし、全編を通して楽しんで見る事が出来ます。
しかし、ストーカーって怖いですね・・・・・・
その辺はしっかり描かれていて、イザベル・ユペールがいい感じで好演しています。
ふたりともいい役者さんですから、それこそ安定して見る事が出来ました。
しかし、内容がちょっと薄いせいか、ハラハラドキドキと言う訳にはいかず、もう少し迫る緊張感なんてモノがあると見応えが出たと思いますが・・・
クロエちゃんはいいわ
クロエグレースモレッツをただ見たくて鑑賞。
しかし、この子今ひとつ作品に恵まれてない感がありますな。
少し太めになった彼女ですが、相変わらず魅力的であるのは事実。そんな彼女がひたすらストーキングされる話。
怖いですわ。不気味であります。
クロエの気持ちはわかりますな。
後半はこの手の映画では、ありがちな展開で猟奇的になっていくが、本作のそれはほんの控えめ。
しかし、そこから早くたちさろよ。と思うことしきり。
ラスト近くの次の犠牲者の展開は、なるほどでした。
「言葉は通じるけど話が通じない人」の役が上手すぎるユペール様vs「物語の不幸を燃料に輝く女優」クロエたんの98分1本勝負!
話のスジはシンプルなストーカーものなんだけど、する側をユペール様、される側をクロエたんが演じることで、怖さが相乗効果!
なんなら未来から来る暗殺マシンやピエロ顔の悪霊よりも怖さがシャレにならない映画になってると思う。
2010年『キック・アス』でのヒットガール役から彼女を見守ってきた映画見にとっては、“心の姪っ子”と言ってもいい存在のクロエ・グレース・モレッツが、ストーカ“される側”の主人公。
あの頃のイメージからするとキレイな女優さんに成長したけれど、例えば『キャリー』や『イコライザー』や『サスペリア』のようなイイ映画では可哀想な役を演ることが多く、逆にイイ役を演るのは『フィフス・ウェイブ』のような“可哀想な映画”であることが多々あるので、どちらにしてもトータルイメージとして“不憫な女優”というのがある(個人の印象です笑)。
そんなクロエたんが今回もガッツリ追い込まれる役で、“不憫パワー”をビンビンに発揮してる。物語の不幸を燃料にして輝く女優だ。
一方、ストーカ“する側”の女優は、昨年の『ハッピーエンド』も良かったし、なんつっても2017年の『ELLE』で虜にさせられたイザベル・ユペール。『ELLE』の時は“異常なまでのマイペースさ、空気の読まなさ”が観客にとっては痛快な主人公像だったけど、本作ではその“異常なまでのマイペースさ、空気の読まなさ”がそのまんま恐怖になってる。「言葉は通じるのに話が通じない人」のコワさを確信的に演じられる人だ。味方にいても怖いけど、敵に回すととんでもなく怖い感じ。
そんな2人のストーカ“される/する”話だから、そりゃあ怖いよね。
個人的には、例えばホラー映画でモンスターがラスボス化する前の「怪奇現象」の段階がゾワゾワする怖さで好きなんだけど、
本作でもユペール様がストーカ化する前の「えっ?この人ちょっとオカシイんですけど!」っていう段階がジワジワする怖さで良かった。
クロエたんに対しては「ケータイのアドレス交換のやり方もわかりませ〜ん」ってフリしながら、ひとりになった時にはノートPCでしっかりクロエたんのSNSチェックしてたりとか、職場の窓の外にずーっと立って待ってたりとか、そういうのが幽霊や殺人鬼よりもリアルに怖かったなぁ。
必見なのは、ユペール様の家に私立探偵が訪ねてくる場面。ここでショパンの曲に合わせて踊る(?)ユペール様が見られるんだけど、『ジョーカー』ばりにヤバいダンスシーンの名場面だと思う。
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