「脚本が酷い」Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム ユウさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が酷い
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お祭りギャグアニメなのに肝心のギャグのテンポが悪く、同じオチの繰り返しでほとんどが笑えない。
原作にあった台詞を拾った下ネタは好みもあろうが、Fateやプリヤを好きな人が好みそうなネタではないと思った。
それでも1度なら良かったが、繰り返し使ってくるタイプのネタで、かつオチも読めるタイプだったのであまり笑えなかった。
カレン先生がカーテンを閉めるシーンなどは良かったが、エーデルフェルト邸やバゼットまわりなどは話そのものがつまらなかった。
戦隊物の所も繰り返しで笑わせに来るギャグなのに、1回のパートと見てる側も分かってるツッコミに長い尺を取りすぎで、間延び感が凄まじい。
日本の「全部説明するツッコミ」の悪い部分だけが目立つカットだった。
麻婆ネタは定番でベタすぎる感じもしたが特定キャラは良かった。
同じく性別転換ネタも一部キャラは面白かった。
が、両者とも尺に比例して本当に笑えるパートが少なかった。
大トリの缶蹴りはかなりの尺を割いているのに勢いだけで過程もオチも全般的に微妙で、笑わせようという脚本の気概を感じませんでした。
ブレイカーのシーンだけは良かったですが、イガリマなどはとりあえずバトルアクションを入れようという演出意図しか感じませんでした。
第二魔法の単語も出た冒頭はカニファンやアーネンエルベの一日を思わせる雰囲気で期待が持てましたが、結果は酷く尻すぼみでした。
総評としては、一部面白いところもあったが、本編であったバトル演出、表面的なセリフや単語を出しただけで「何をやればファンが喜ぶのか」を、脚本家が本質的に理解しているとは思えない微妙な出来でした。
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