「【複雑化する家族の姿と共に、現代パリで様々な生き方、働き方をする女性を描こうとした作品。】」パリの家族たち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【複雑化する家族の姿と共に、現代パリで様々な生き方、働き方をする女性を描こうとした作品。】
ーある”可成りヒネクレタ”気性の母親の娘たちの姿を通して、現代の家族の中での母親の立ち位置を描こうとした作品。ー
登場人物が多く、上記娘たちも
・大学教授、ナタリー 母の日に付いて教鞭をとっているが、子供嫌い。
-彼女の2つの”行為”は大人げなく、観ていて受け入れられなかった。-
・ジャーナリスト、ダフネ 二人の娘と上手く関係性を築けていない。離婚しているようだ。
・イザベルは子供時代、母親に愛されていなかった事は心の傷になっているようだ。
又、彼女たちと子育てしながら大統領職務を果たそうとする女性や花屋の女性も群像劇的に繋がりを持って描かれる。
<一人ひとりの描き込み方が浅く、フライヤーにある”365日奮闘する幸せになりたい女たち”という謳い文句が、響かなかった作品。
が、様々な女性の生き方や、母親の存在の偉大さを描こうとした部分は良しとしたい。>
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