「フランス、パリの母の日に」パリの家族たち ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス、パリの母の日に
群像劇で、パリの階級も立場も異なる複数の家族が母の日に向かっていく日々の生活をスケッチしていく。
登場人物がかなり多くて前半で、ザクザクと紹介されるので、分かりにくいところは、有るが複数の女性陣のアンサンブルが中々面白くて個人的には良かった。
架空の女性フランス大統領から街角に立つ娼婦まで、多くの女性が、母として家族といかに接していくのか、どこで登場人物がつながるのかなどのパズル的要素もあまりワザとらしくなくていい。
この手の群像劇でかなり御都合主義のものもあるので。
日本映画やアメリカ映画と比べるとヨーロッパ映画は中年から老年代女優がキチンと活躍出来る状態は、成熟度を感じる。
しかし近年のパリが舞台のフランス映画を観ていると、本当に多種多彩な人種が生活していることが、実感できる。
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