「必ず十倍返しだ!被写体の内面を理解して絵する希望。」浅田家! コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
必ず十倍返しだ!被写体の内面を理解して絵する希望。
内容は、三重県津市に生まれたカメラマン浅田政志さんの半生(1989〜2019・10〜40歳)と原作『浅田家』『アルバムの力』を元に映画として仕上げた作品。好きな言葉は『浅田君ちの家族なんかちゃうなぁ。でもええなぁ!』友達に消防車🚒の前で初めての浅田家の写真を撮る所。家族の為に共に時間を使い楽しく一緒に過ごす時間が絆を深めるのだと感じた。それが億劫になり独立して家族が薄まってくる現代に写真を通じて浮かび上がらせる問題をコミカルに忠実に表現している所が元気出ました。後半は東日本大震災に関わる事になる。好きな場面は震災後の街並みを写真家達が被災者を撮るシーン。主人公浅田政志が復興に力を注ぐ中、疑問を感じ一種カメラが📸異様に歪く暴力的に見える所が、カメラ📷カメラマン📸としての光と影の部分が感じられ良かったです。ミッドポイントの小児癌の子供を持つ家族の虹の写真は共傷的と無力感に涙する場面は、自身の人生を大きく舵を取り物語が家族を取り巻く問題で成長し挫折し里帰りする姿を映し出し、少し爽快でもあり安心でもあり、『家族という』家族に囚われて動きにくくなってしまった価値観も痛いほど感じました。演技者達の表現も上手く、各自分達の家族を重ねて覗き見してしまい比べ立ち止まってしまう作品は、終始コメディタッチで安心して観える良い作品だと思います。
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