「面白い!と言ったら不謹慎だろうか」主戦場 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い!と言ったら不謹慎だろうか
従軍慰安婦問題の本質を、双方の主張を並べることで浮かび上がらそうとしたドキュメンタリー映画。
言ってる意見が全く違うからとても面白い。その対比の仕方や、論拠となっている資料の解説がとても上手だと感じた。
フラットな立場で作ろうとしていたのかもしれないが、観終わった後の感想は「ナショナリストの判定負け」ってところか。
最後のラスボスのように登場した日本会議のじいさんのキャラもすごかった。こりゃ根本的な解決なんて無理だと思ってしまう。でも、だからこそこんな映画の存在価値がある。
こんなところを省略してる!とか事実を歪曲してる!なんてことを言ってくる人もいるだろう。それならそれでそういう主張のドキュメンタリー映画を作ればいいんだ。私はそれも観に行く!
なるほど。貴重なご意見をきかせていただきました。ありがとうございます。
多分、保守派の皆さんはこの映画に対して反証映画は出さないと思います。
はじめから「歴史修正主義」などとレッテルを貼って印象操作しようとする連中と同じ土俵に立って何か主張することは、保守派にとって何のメリットもないですもの。
この映画に反論があるなら、それを映画の尺で反論しては?って意見なだけです。私は論争するつもりはありません。
ただ、陰謀めいた部分は笑って聞き流せない状況に思えますけどね。
映画にしないと調べない待ちのスタイルでは、この映画が浮かばれません。
保守派が論理的に反証しはじめると映画の尺では解説不可能でしょう。
慰安婦問題にご興味を抱かれたなら、双方の言い分について論拠をたどってみると面白いと思いますよ。
日本の根幹に関する陰謀論めいた展開については、私は笑って聞き流せばいいと思います。日本はそこまで自由のない国ではないでしょう?