殺人鬼を飼う女のレビュー・感想・評価
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貴方の愛する彼女は、本当に貴方の愛する彼女なのか?
面白いか、面白くないかで言ったら微妙ですが、自分は好きです、この作品。
多重人格者を題材にした話自体、興味があるんですが、「スプリット」みたいに役者の技量で複数の人格を表現する場合もありますが、本作品では4人の女優がそれぞれの人格を演じるという珍しい演出で楽しませてもらいました。 そんなわけで、2人のセックスシーンがいつの間にか4Pになるという、まぁ、AVみたいなシーンになっちゃうんです。斬新ですよね。
そうなんです、この映画。一見、ホラーかと思ってたんですが、エロの部分が非常に多い。ほぼ、それと言っても過言でない。そんなところがスケベオヤジのハートをつかんだんです。
何しろ、飛鳥りんさんが良いですね。いかにも清楚っぽいオリジナル人格が実は淫乱?人格は複数でも、本来は自慰行為ってことでしょ。 いやー、ホンッと魅入っちゃいました。
余談ではありますが、18禁版で見ることをお勧めします。+15は、ボカシのシーンが多すぎて何が何やら・・・
【ネタバレ】
ネタバレなんて言うほど、深い内容の作品ではないかとは思いますが、一応、これから見る人は知らない方がいいかと思うので。
結局、殺人鬼ってのは誰だったんですかね?本当に第五の人格があったのかな。あの幼い人格いる?もしかして、無垢な彼女が殺人鬼?
適当だなぁ
予備知識無く鑑賞。
最初のレズシーンで「ん?」と思ったが直ぐに多重人格かぁと分かる。だったら、レズの絡みと主人公一人で喘いでいるカットを交互に入れた方が良いんじゃないかなぁと。
サスペンスとしては色々な部分が適当過ぎるし、エロにしても喘ぎ声が演技臭すぎて白ける。職場の更衣室で、多重人格レズを始めて、それを外から見える場所で声を聞きながらマスターベーションをする店長ってw中学生じゃないんだからさぁ。
幼い頃に本人を守る為に生まれた別人格が全然守ってない、むしろ苦しめているって言うのも、この手のモノとしてはどうなんだろうなぁ。
主人公の隣人の作家が「殺されても良い」と思う程に主人公に惹かれるのが無理矢理過ぎる。
なんか全てが適当。
パズルの最後のピースをはめようとした時に猫に踏み荒らされた感じ
いや、うーん、まぁ…本質的にはホラーなのだけれども、後一息。
タイトルに釣られて鑑賞。
のっけから始まるエロシーンにずっこける。
「あれ?中田監督だよな…エロいやつなの?」
思考が追いつかず、サスペンスだと思っていただけに、綺麗にカウンターを食らったような感覚。
それでも見続けていると、ようやくサスペンス風味になってはいく。
多重人格者、乖離性同一障害の話。
改めて考えると、自分の体を乗っ取られている恐怖ってのは恐ろしいなぁと。
でも、なんだか居心地悪いのは、別人格がSEXしてても、その辺りは容認されてそうな所だ。
自分の意思とは関係なく、体の関係を結ばれる。…女性にとっては殺人に匹敵するくらい悍ましい出来事なんじゃなかろうか、と。
まぁ…脳内のシステムが判明してるわけでもないので、とやかく言うのも野暮な事かもしれない。
作品的には何というか…エロとしては盛り上がって終わるのだが、お目当てサスペンスだったりホラーだったりは結構宙ぶらりんな感じだった。
監督がどおいう経緯でこの作品に関わる事になったのかは知らんが、だいぶ消化不良であった。
予算もスケジュールもなかったのだろうなぁ…いや、そもそもが予算もスケジュールもかけれるような環境ではないのかもしれない。
贅沢は言わないが、後一匙の中田テイストが加味されれば、化けてたかもしない。
リストランテのオーナーシェフも、結構PUされてた割には放ったらかしだったりするし。
とはいえ…ターゲットから俺は外れてるようにも思うので、コレはコレで秀作なのだろうとも思う。
エロいだけ!
中田秀夫作品だから、リングや仄暗い水の底からの様なホラーと思って観たら、なんか違った。エロいだけではないか💦声大き過ぎて引く、、、近所迷惑ですよ。
幼児虐待や多重人格と難しい深刻な問題を扱っているのに、エロが多すぎてちょっと残念😩
最後はお隣の作家はキョウコと別人格の3人で、5Pの様な体験をして、挙句の果て殺されたという事のようだけど、男としては本望なのか?男ではないのでわからないけど。
怖〜い映画を期待してたので少し残念でした!
映画としては60点。ポルノとしては90点。
原作未読。
正直、短編か中編の内容。
どのジャンルとして見るかで評価は変わると思うのだけれど、個人的には映画としての感想。
内容は薄い。特に多重人格モノとしては、ほぼ出オチなので、そのインパクトや、ラストの濡れ場が生きるくらいで、ギリ及第点。
濡れ場に関してはキャストの演技が、かなり頑張っている。上述したラストの濡れ場は、設定を巧く使ったもので、この映画の見所の一つと言っても過言ではない。
ただ他は普通。
残念ながら、ノーマルな映画として見た場合、面白さを薦められるほどでは無かった。
しかし、新たなシリーズのスタートとしては、決して悪くないし、今後の第2弾、第3弾は見てみたい。
甘い蜜の中の毒
劇場鑑賞が出来ずデジタル先行配信で鑑賞。
大石圭×中田秀夫ということで
期待する一方、不安を持ちつつ鑑賞
のっけから主演を務める飛鳥凛の大胆な濡れ場シーン
R-18指定とはいえ頭からこれはア然としてしまった
でもこの作品は内容の売りより女優たちの大胆な濡れ場が見どころ
はっきり言ってストーリーを濡れ場が喰ってしまってる
と、思いきや女の狂気や葛藤
人間の本性のむき出し合いが面白おかしく描かれていてまぁまぁ見応えのある1本
でも観ていて変なスイッチが入ってしまう作品なので鑑賞は要注意です
クワッドコア又はペンタコア
一つの体に複数の人格が乗っている“解離性同一性障害”は、表題のように脳が幾つもあるという訳では無いから同時に色々なことが出来るわけではなく、まぁ強いて言えば暗いステージに何人も立っていてスポットライトが当たった人が表でプレイし、その演技を他のプレイヤーも視ている、そんな解釈だと、ビリー・ミリガンを題材の本で読んだことがある。そんなにポピュラーな障碍ではないのに昔から古今東西色々な物語に題材として取り上げられるから、どうしてもその特異性ばかり一人歩きしてしまっているのは無理もないことであろう。
原作未読だが、小説ではもっと深く掘り下げている内容らしいが、映画ではサスペンススリラー要素と、それ以上に濡れ場重視である造りに徹底しているのが良い。そしてこれが特徴というか自分の映画体験で画期的だったのは多重人格を利用してのレズプレイや複数プレイのアイデアである。本来一人、又は二人で行なってる行為なのに、イマジネーションとしてそういった世界観を表現するというあるようでなかった演出は大変興味深く鑑賞できた。CG等で自分同士という考えはありきたりだが、確かに多重人格ならば容姿は別人でも説得力がある。そして一切、本当はこういう画なんですという比較されたカットみたいなものを差し込まず、イメージされた画を強引でも推し進める造りが素晴らしい。ストーリーの展開そのものはそれほど斬新ではなく、不自然な繋がりやそれ故の演技の嘘くささ等が否めないが、そもそもが猟奇殺人とエロティシズムのバランスを後者に錘を載せたコンセプトなのだから、そこは目をつぶる観方なのかもしれない。母親は昔から我が子の異常性を見抜いていて、尚且つその後の自分の連れ合いを娘に殺されていることへの恐怖があるのに金の無心をするという論理的雑さが一例のように、物語自体の穴をキチンと埋めて腑に落ちる出来にしてくれていたらもっと面白く鑑賞できた惜しい作品である。イマジネーション想起の邪魔はやはり論理矛盾なのである。もしそれをすっ飛ばしたいならば圧倒的な主人公のファムファタール、つまり魔性力を観客のだれもが認める演技を求められるのだが、不足の露呈は今後の女優の課題であろう。音効的にリップノイズ、その他付随するいわゆる涎の執拗な発生音は不必要であると断言する。リアリティがないし、もし盛り込みたいならば全然違う効果音を差し挟む事でメタイメージに到達できるのではないだろうか?とはいえ、エロ漫画のあのオノマトペは表現不可能ではあるのだが・・・
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