「私の中の私」殺人鬼を飼う女 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
私の中の私
10歳の頃に義父に襲われて殺してしまった乖離性同一性障害の女性の話。
4人の人格を持つが人を殺す様な人格は持ち合わせていない主人公にみえてくるもう一つの黒さ。
乖離性同一性障害という体ではあるけれど、妄想の様に脳内会議で一度に複数人が登場するご都合主義もありながら話が展開していき、ダークさの片鱗はありつつもグロさはあまりなくもの足りない。
そういうものを期待していた訳ではない自分には、エロスの描写が長過ぎてピンク映画っぽくなってしまっているのがクドく感じたし、ただ殺したいだけに闇を感じないし、もう一つ乗り越えて不快さを際立たせてくれたらなというところ。
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