ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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ドラクエのタイトルで客をつり
最後にどん底へ突き落とします。
映画の途中からでも主人公の過酷な生い立ちを無視したヘタレ具合、5の重い深いストーリーを無視した軽い展開など違和感は満載です。
制作側からのドラクエ愛を全く感じないばかりか
最後に、あぁ違和感はこのためか、とわかりますが!
ドラクエ5のストーリーと画像を楽しみに観に行っていたため、
見た日は怒りと悲しみで眠れませんでした。
つまらなかったどころの話ではないです。
なぜドラクエを大切にしてきた観客にアレをやりますか…?
シナリオ書いた制作陣とokを出した会社は
世の中の人の気持ちが、
分からなさ過ぎなので
引退時期だと思います。
日本人ゲーマーのなりきりプレイ
最初から、お寒い熱血なりきりプレイだと言っておいてくれれば、こんなことにはならなかったのに。最後の最後にそんなこと突然に告白されて、誰が喜ぶ? ドラクエの世界にワクワクしたくて鑑賞しているのに、その世界は全部紛い物ですよ、貴方たちが応援していたのはゲームの主人公じゃなくてゲーオタの日本人男性ですよ、となってファンが受け入れると思うんだろうか。
ファンタジー世界の主人公へ感情移入して一人称視点で観ていた世界が、急に「どこかの誰か」の視点に変わって「うわー、この主人公ってオレたちだったんだ!」とはなるはずもなく……純粋なファンの心理がまるで解っていないし、そもそも映画の作り方としてもお粗末。全然「ユアストーリー」じゃないし、やるならもうちょっと上手くやらないと。第一、映画を作るのに「捻り」が必要だと考えてしまうこと自体が幼稚な発想ですよ。食べ合わせの悪さで毒物になってしまった好例ですね。
何より、堀井雄二氏がこれを許したのが信じられない。今作は、これまでに築き上げてきたドラクエの世界を、一気に紛い物や作り物の空虚なものへ変えてしまった。ドラクエ世界は作り物で、私はこの映画の主人公と同じなのかと思うと、ドラクエはしばらくプレイできそうにない……。堀井氏は、これで良かったのだろうか。
否定されたというより不要だと思う
ドラクエ5はかなり熱心にプレイしてました。それだけに楽しみにしてたんですが……
問題のシーンまではかなり楽しんで見ていました。ビアンカ党としては演技の下手さ加減に最初「ええ……」と思いましたが、途中からは馴染んで来て「悪くないかな?」と思いました。プロポーズのシーンのセリフや表情なんかは最高でしたね。本当は0.5にしようと思っていましたが、ビアンカの魅力でプラス0.5です(井上麻里奈さんを起用すればよかったのに、と思うのですが、スタッフに原作愛、ゲーム愛がないとしか思えないことを考えるとまぁそういう考えにはならんですよね)。
問題のシーンは最悪です。上記のような多少の「?」もひっくるめて世界観に没入したところまで来たのに、一気に冷水をぶっ掛けらて現実に引き戻された感じがしました。
皆様の評価を見ていると、ゲームに熱中している自分自身をバカにされたという怒りも多いようで、私もそれは感じないでもないですが、作中ゲームに対して肯定的な台詞もあるので冷静に考えれば観客をバカにしているかどうかは議論の余地があるかもしれません。でもバカにしていなかったとしても、あのメタ展開はとにかく不要だと思います。ストーリーの盛り上げに何の役にも立ってない。ただ盛り下げるだけ。結果としてドラクエ5の世界を台無しにして終わり、って何がしたかったのか?1800円を払って登っていたハシゴを外された気分。スタッフはあれが本当に面白いと思ってやってるんでしょうか?だとしたらセンスがなさすぎ。管理するスクエニは根強い人気があるコンテンツをこんな形で展開させてよく了解しましたね?それが一番不思議です。
ドラクエ5の小説版を手掛けた久美沙織先生がキャラ名の無断使用について提訴し、クレジットに自身の名前を入れるように要求していましたが、こんな映画に久美先生の名前を載せる必要はないですよ。ニュース聞いたときに「なんで無断使用なんてするのかなぁ」と思ってましたが、原作の世界観を台無しにして平気なスタッフに常識的な手続きがどうのとか分かるわけないよな~と妙に納得してしまいました。
落ちはどっかで見たことある
はっきり言ってお金と時間を返して欲しい。そのくらいにひどい映画です。
一緒に観に行く友達に賛否両論らしいと聞いたとき「ゲームの中のお話でしたエンドじゃないwww」ってふざけて予想しましたが悪い方向で大当たり。
当てられた理由はこんなメタ落ちは使い古されてるからですよ。
途中で「今回は」とメタ発言をマスタードラゴンだけでなくマーサからも聞いたときにはこの落ちを確信しました。
頭の中はなぜこんな陳腐な落ちに決定できたんだろうか?なぜ観客の満足を優先できなかったのだろうか?なぜ先人たちが寝る間も惜しんで作り上げ大成功させた最高傑作をこんな形にできたのだろうか?他人のふんどし使って恥ずかしくないのか?と怒りがわいてきました。
せめてゲームの中では水を差されずに大円団。エンディング後にゲームの中でした。でもゲームの中でキャラクターはみんな生きてます!だったらよかった。
でもそれさえ壊されて今までドラゴンクエストの主人公だと思ってたらただの学生がVRでプレイしているだけでビアンカも子供もみーんなプログラムで全部茶番でしたとか・・・本当に許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この監督の作品だけは一生見ないし家族にも見せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
監督は私の中の敵となった。
でも映像だけは素晴らしかったのは間違いないし、声優もかなり頑張ってたから監督以外の努力を加味して☆1.0.
監督は敵。
ダサい大人のなり損ない
わたしはこれだ。リメイク版ではあったが、随分長い時間、このゲームで遊んだ。
ラストのオリジナル要素だが、私的にはぜんぜんアリの展開だと思う。
ゲームばっかしてるとダメになる!という発想は、悲しいけど厳格な大人たちの間にはまだまだはびこってる。ほんの少し前までは、彼らの歪んだ思想でゲームオタクは犯罪予備軍なんて荒唐無稽なレッテルも貼られていたくらいだ。
いまでもまだまだ、海外も日本も、過激な有名人が子供のゲームハードを破壊しては、動画にしたりつぶやいたりして「いいね!」が集まる時代だ。
だが逆説的に、そういう勢力の思念体がラスボスってのは、はっきり言ってゲームの世界にとってはやっぱりイレギュラー(ウィルス)なわけだし、ゲームにおいては最凶の敵なワケじゃないか。
ソレを撃退した世界で物語はつづいていくんだろう?
それはリュカたちにとってもゲームの世界にとっても、最高の環境だと思うんだ。原作と違っても、原作以上にハッピーエンドだと思う。ゲームをとりまく理不尽な環境から、ドラクエの世界を解放したのだと脳内補完した。
映画はこの通り、オリジナル要素も含めて面白かった。
冒険はつづくわけだが、他にも面白いのはここからだ。映画に関するクレームがもっと面白いことになってる。
ホワイト国から外されるときいたときのあの国みたいなことになっとるぞ。
絶対に分かり合おうとしない偏屈さや、向こう見ずに初投稿者が熟練の投稿者宛てに星の数を下げるよう意見具申する様子は、まさに「大人になりそこねた子供」と呼ぶに相応しいし、これこそが「大人になれ」というメッセージの奥に潜む「ゲームばっかりしてると...」という発想の根源になるのかもしれない。
何がいいたいか分かるか?
ここでワガママに騒ぎ立てて、他人の評価にまで口を出し、自分と違う意見を尊重もできず愚弄に走る行為は「大人たち」が私たちゲームオタクに負のレッテルを貼り直す絶好の素材となるんだよ。迷惑なんだ。
未成年も投稿できるので言葉に迷うが、ガキじゃないんだからバカみたいな荒らしは控え、そういうの見つけたら黙って運営に問い合わせるか、コメントで優しく諭してやってくれ。
ゲーム好きには向かない映画
私は普段ゲームをしません。
ドラクエもやったことがありません。
だからこの映画にもまったく興味がありませんでした。
でもあまりに酷いレビューを見て興味が湧き、ひやかしで見に行きました(暇人です)
最初から意味が分からないし、とにかくつまんないなぁと思って見ていて、でも主人公が結婚して子供が生まれたあたりは普通に感動して、これで最後にラスボス倒してハッピーエンドて終わりかと思っていたら、アレですね。
みんながクソミソに言ってるアレ(笑)
結果的に私は、
この映画作った人頭いいーー!!!って思いました。
なるほど。だからYOUR STORYなのか、と。納得しました。
そして、この映画がドラクエファンに受け入れられない理由も分かりました。
これは、ドラクエ云々ではなく、ゲーム好きには向いてない映画なのです。
理由はきっと、劣等感が引き起こす被害妄想ではないでしょうか。
心の奥底にある劣等感を無理矢理起こされた事による逆ギレ。
どうして劣等感を感じるのかは自分で自分に聞いてみるといいと思います。
でもそれは製作側の意図ではないと思います。
私はあのラストから、原作のゲームを作った人たちやそれをプレイして楽しんでいた人達へのリスペクトを感じました。最大のリスペクトを持って作られた映画だなと思いました。
だが、ゲーム好きな人達はそういう風に受け取る事が出来なかったのかなぁと思います。
あの最後に出てきた人の言った言葉のうちのいくつかをネガティブに受け取り、勝手に逆ギレ。残念です。
最後まで見ればとても良い映画だったと思いますが、ただひとつ、中の人の演技が聞くに耐えないキャラクターがいたことがとても残念でした。あれは本当にナイ。
アレは言っちゃダメってのはわかる
連休3日目。
ソコソコ埋まった客席は、30代〜40代の男性が大半で一部そのお父さんに連れられてきたお子さん。とにかく成人女性の姿はほとんど無かった。
で、見終わっていろいろ心の中を整理する。
個人的には、それほど感情的に怒りをぶつけたくなる様な作品ではなかった。
もちろんドラクエをちゃんと初代からクリアしてきたファンとして、また単にゲーム好きな大人としての怒りも無くはない。
ただ、何しろ「つまらない」んだもの。
怒りをぶつける気力も起こらない。
この映画は、多少のアレンジはあるものの、基本的にドラクエ5をトレースしていくだけ。観客はそれを眺めているだけの存在。
「いやいや、ストーリーは知ってるし」
当時ドラクエ5が話題になったポイントの1つは、フローラ・ビアンカ問題でプレイヤーに『物語を選ぶ』という展開を与えてくれたことなのに、当然ながら観客は見てるだけ。
あのフローラ選択の自己暗示オプションっていう伏線も全然成立してないし。結果としてドラクエ5の良さまで否定してしまう。
(ただフローラ・ビアンカ問題はそもそももてはやされ過ぎだよね。プレイヤーから見ても只のいちイベント。むしろ大きな時間の流れの中で語られるストーリーこそが素晴らしかったはず。)
で、またそのトレースしたお話がホントに「しょーもない」んだ。
演出が、すべて子供合わせ?って感じ。
まあそういう映画かぁ…と諦めて頭の中をそのモードに切り替える。午前中の「Eテレ」を見てる感じ。
そして問題のラスト。
あの「ウィルス」が登場。明らかにキャラクターの後ろにいるプレイヤーたる観客に「大人になれよ」と語りかけてくる。
え?このお話、大人に向けて作ってたの?…だとするとこの脚本書いた人はよっぽどですよ。
もちろんこの「大人になれよ」に怒ってる人の気持ちはすごくよくわかる。
ウィルスはもちろん「敵」ってことになる。
ただ、この敵で象徴される「ゲーム世界に入り浸ってる我々をバカにしてる存在」って、そもそも「ゲームに価値を見出して楽しんでいる我々」とは並行する世界にいる訳で、実は衝突どころか接点さえなく、本来対立関係にはなり得ない。
そこを無理矢理ラスボスとして登場するもんだから、あのウィルスに対しても「はあ、そうですか。あなたにはわからないだけだと思うんですが…」としか思えないし、ヤツがゲームを妨害しようとする目的もよく分からない。
ただの悪趣味な嫌がらせに、瞳に炎浮かべて「させるかぁぁっ!」ってはね返して終わりってのも何だか空々しい感じ。
その悪意が生まれた経緯とか、苦悩とか、主人公に気付かされるとか、ソコを表現するのが物語ってもんでしょ。
最終的にスラリンのワクチンで駆除する訳だけど、ウィルスの製作者(がいるとして)はそのままなんでしょ?目の前の火事を消しとめた!って喜ぶのは良いけど、放火魔はまだ火をつけて回ってる訳だから何の解決にもなってない。
で、結局私が何に腹を立ててるかっていうと、こんなくだらないオチの為に、1時間以上あのしょーもない「ドラクエ5の焼き直しコント」を見せられたのか、と。
声優陣は頑張ってたし、映像も音楽もいい。
材料は素晴らしいのに、シェフがダメだったっていう典型的なパターンよね。
ユアストーリー(副題:ドラゴンクエスト)
不評だと聞いていて、その理由もだいたい想像ついた上で見た。
ドラゴンクエストは一作もやったことない。
ドラクエ5については、フローラとビアンカどちらかを選んで結婚するぐらいしか知らない。
その自分が見ても。
「は?」と口をつくくらい話の腰をポッキーンと折られたと感じ。
「何してくれんねん?」と思うくらい盛り上がった気分に冷や水をぶっかけられた。
全く思い入れない自分でこれだ。
そりゃ、思い入れある人はガチギレするわ。
こういうメタな構成をしたいなら、メインの話もそれに見合った構成と演出して作らないとダメだと思うんですよ。
世界そのものを壊す存在をこういうものとして思いついたのはまあいいとして、もっとやりようあったろうと。
たとえば映画「レディプレイヤーワン」ってあったじゃん。(オチはイマイチ気に入らないけど)
たとえばテレビアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」ってあったじゃん。(運営無能すぎだったけど)
たとえばライトノベル「盾の勇者の成り上がり」ってあったじゃん。
なーんでこの令和の時代になって、ただメタなだけの存在ぶっこむことしかできなかったわけ?
そういうのがすごかったと評価されたのは昭和で終わったよ。
もう見飽きた。
さらに今作ではメインのストーリーにありものを雑にぶっ込んだわけ。
多くの人が思い入れのあるドラクエ5を。
視聴者が感情移入してた主人公は説教されるだけで全力で置いてけぼり。
メタな部分のテーマとドラクエの部分が全く馴染んでねえ。
だからオチに答え合わせみたいな新規シーンが必要になってくるんだよ。
雑にも程がある。
そういうわけで、この映画は、表題にも書いた通り、「ユアストーリー」です。
原作ものに監督の作家性はいらんのだけど、この映画は原作ものじゃないから。
ドラクエ5はコラ素材だから。
印象なしは虚無。
で。
で。
で。
なんで余計なことせずにドラクエ5作らんかったんじゃこの%○*$#!
再会したときのフローラ、クッソ可愛かったやんけ!
あーあ言っちゃったのビアンカ、最っっっっ高やったやんけ!
感情移入して、盛り上がって、さあクライマックス!
なんで……
なんで……
ほんとなんで余計な……。
そこの部分、本当に「ドラクエ5」の部分だけで評価マイナスから復帰させて星2.5。
スキップされた幼少期や駆け足の部分を埋めてオチを作り直した「映画ドラゴンクエスト5」が見たいです。
日テレのドラゴンクエスト5
1番最初に日テレの文字を見た瞬間に嫌な予感はしましたがやはりその通り。
ドラゴンクエスト5のストーリーを斜め読みして日テレお得意の余計な色を付けた作品って感じの映画でした。
堀井雄二さんが作ったドラゴンクエスト5の世界を見たかったんですがね。
イブール、ミルドラース、エスターク、ピエール、シーザー、ロビン、はぐりん、バトラー、どうか製作者を許してやってくれ。
日テレが関わるといつもこうなんだ。
ゲームをやっていなくても大丈夫
とても良い映画だと思います。何度も原作をプレイした身ですが、よい思い出とすることができました。
ドラクエ歴代最高傑作といえばドラクエVといっても過言ではないと考えています。本作は、その世界観を踏襲した映画であるという点をアピールポイントとして世に出されたものです。
原作ゲームでは主人公の人生をお嫁さん別にセーブデータ2つ作るといった女々しいプレイスタイルをとったのは、私だけではないと信じています。
当時の限られたゲームシステムとしては伝説級の拘りっぷりが思い出されます。選ぶお嫁さんによって子孫の髪の色まで変わるほか、幼少期と青年期で主人公の見る世界の広さが異なるなど、随所に拘りが光る素晴らしいゲームでした。拘りだけではなくシリーズを通してボリュームもものすごく、原作の主人公は歴代シリーズの中でも最も過酷な目にあってきた主人公かもしれません。それゆえに、どの作品よりも本作の主人公に感情移入するプレイヤーが多いと思います。
結婚のシーンや世代を繋ぐ場面の再現を現代の技術で3Dアニメにするという画期的な試みにはとても楽しみにしていました。
実際見に行ってみると、冒頭のシーンでは当時を思い出し、とても懐かしくなります。思い出補正によってはここでもう泣けてくるかもしれません。
物語はそれなりに省略されてしまい、急ぎ足であったり物足りないと思うところもありますが、必要十分は確保していると思います。逆にこれ以上は詰め込めないというギリギリまで情報量は多く、ドラクエをそこまで知らない客層を置いてきぼりにしない限界をよく攻めた方だと思います。
アニメーション、音響は圧巻です。これだけのアニメはポンポン作れるものではないと思います。何部作にもザクザク切り分けられて、製作陣がファンの顔色うかがいながら、費用・脚本と相談し微調整しながら何年もかけてダラダラ作っていくよりは、一点モノの思い出として一作品にまとめて仕上げてくれたことで生まれる利点もあると思います。例えばですが、親子またはドラクエVを未プレイの客層でも見に行ける作品となったと思います。ドラクエVについてそこまで思い入れのない客層をこれひとつだけで魅了できる作品として仕上がったであろう点は評価したいです。
ラスト数分のせいでレビューサイトもツイッターも荒れに荒れていて、悲しく思います。
原作には存在しないメタ発言を敵が唐突にぶちまけるという乱暴なものですが、つくりものの世界であっても、大切なものです。ゲーム会社がつくりあげたニセモノの世界であっても、私たちは何度でも、勇者を介して救ってきたじゃないですか。
今更そんなことを言われたって、私としては「うるせぇ」の一言で片づけておしまい。倒す手段を模索して、手段があるなら倒して冒険を続けるだけです。このラストのあたりから、ただのドラクエVの再現から副題の「ユア ストーリー」へとシフトしていきます。ご都合主義というのもアレですが、ゲームシステムで仲間にしたモンスターがボスを倒すカギとなります。それ以降は、どんなにドラクエVをやりこんだコアなファンでもたどり着いたことのない新天地です。主人公リュカの物語から、主人公を介してこの世界を救おうとしていた私たち自身の物語に昇華されるのです。使い古された感じはありますが、最後の最後で観客参加型に切り替えるための工夫だったのだと考えたら、あの原作改変の乱暴なセリフに対する嫌悪感や違和感は払拭できると思います。
とても良い映画だと思います。何度も原作をプレイした身ですが、よい思い出とすることができました。
改悪どころじゃなく最悪
途中までは色々改変してあったりしますが、まだ許せます。ラストで改変じゃなく只の改悪映画に成り下がりました。
とても惜しい…ここまでやるなら原作に忠実にやってほしかった。
ネタバらしされてから観た感想です
ドラクエVの映画化だと思って観る場合と、ドラクエを題材にした作品だと思って観る場合とで、ひどく評価が分かれると思います。
前者を期待していくと、たまったものではありません…
ただ、ラストを知った上で、Vではないと割り切って観るなら、そこまで悪い作品ではない、と感じました。
Vの映画化だと(恐らくはわざと)ミスリードした予告編などが元凶だと思います。
Xならさほど問題もなかっただろうに…
余談ですが、『光のお父さん』と発想が被っている上に時期も近く、見劣りしてしまいました。
映画はあくまで装置だよ
ドラクエVと、どの時代にどう向き合ったか、
その原始体験によって、感じ方が全く変わってくるだろうね。
ドラクエVは自分にとって、初めてのドラクエ、初めてのRPG、たくさんの初めてが詰まった作品
父がいて、結婚して、子どもが出来て、、
当時小学生だった自分が、人生を学んだ大事な作品なんだな。
メタ的な要素をぶち込まれて、批判する気持ちも分かるけど、いま改めてこの作品を映像化する意義はあったと感じたよ。
これは、
この作品の中身がどうこうじゃなく、
この映画を通して、
ドラクエVをしていた自分の歴史に向き合う、
そういうエンターテイメントなんだよな。
まぁ、作品として悲しかったのは、俺の娘が出ないことだよ。。これは辛かったぜ。
0.5でも課題評価
あのラストはないわぁ
ラストを抜けばそこまで悪い映画ではなかったと思っております。
ただあのラストは禁忌であり、ドラクエ5の映画を観に来たのであり、「ドラクエ5ベース作品で何故あのラストにした?」「あのラストにしたいならドラクエを使わずにしろよ!」というのが私の感想で、メタ要素を出したいなら最初にそういう縛りですということを最初に出しておけばここまで批判していません。
それにしても監督は脚本を書く際に自分の力量や見に来るであろう観客層を理解した上でリスク・覚悟の上であのラストを作られたのでしょうか。覚悟のない自己承認欲求の結果があのラストだと思っておりますし、ゲームへの概念は監督の中では平成初期あたりで止まっているんでしょうね。監督のメッセージが「それはそれぞれがその人にとってかけがえのないものだから」なら
こう言いたいです。
「ごめん、それドラクエ5を含めRPGをプレイした人なら誰でも知ってるし、ゲームのキャッチコピー「冒険という、もう一つの人生」だし、ドラクエ5ベースの映画ならそれは折り込み済みだと思ってたんですが、シナリオが秀逸のドラクエ5でラストを使い古しのメタ要素オチで興ざめでないわぁと思っている人多数なんですけどエンターテイメントは多数の観客の期待に応えて喜ばせることだということをご存じ?」
観るのを悩んでいる人へ
とにかく酷評が溢れていたので、私自身も観るのを悩んでいました。
でも、あの大好きなドラクエVの映画を観ないわけにはいかないと思い、頑張って映画館に足を運びました。
今は観てよかったという想いでいっぱいです。
酷評となる例の件を観た時、正直心が折れそうでした。
でも最後はとても嬉しくなりました。
昔、ゲームのエンディングを見たら現実に戻るのが寂しい時もあったし、ゲームばかりやっていた自分が嫌いな時もありました。
でもこの映画を観終えた後は、とても嬉しくなるものでした。
作品の作りも素晴らしく、この監督の深い想いを感じました。
こういう意見もあることを知ってほしいなと思います。でもひどいという人の気持ちもよく分かります。そんな素晴らしい映画です。
ドラクエの名とあのTVCMで集客するのは詐欺じゃなかろうか
ドラクエ5はドラクエシリーズの中でも一番好きな作品で、TVCMを見ては盛り上がり、映画も楽しみにして見に行きました。
今では非常に後悔しています。
序盤は少しはしょり過ぎかなと思わなくもなく、中盤、終盤ともにある程度気になる原作との差違はあれど、限られた時間枠を考えたらむしろ上々、アクション等も考慮すれば、ドラクエの名に相応しい素晴らしい映画だと思って見ていました。
そしてラスト10分、原作への思いやそこまでの映画への気持ち、盛り上がり等はすべて置き去りに、いろいろな意味で現実に引き戻され、非常に冷めた気持ちのままエンディングを迎えました。
…どうして普通に作れなかったんでしょう?
製作陣は、本当に観客がこんなエンディングを期待していると思っていたのでしょうか。
映画を見る前、主人公の名前を小説から無断拝借しているニュースを見て、製作陣に一抹の不安はあったのですが、ここまでドラクエファンを裏切る映画だとは流石に考えませんでした。
もはやゲームをプレイしていない、作品に愛のない製作陣が、原作ファンの想いを全く考慮せず、自己満足で作品を作ったんだと、自分に言い聞かせるしかありません。
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