「何が言いたいのか分からない映画」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー Shun1さんの映画レビュー(感想・評価)
何が言いたいのか分からない映画
日本の映画のよく陥るパターンを見事に踏襲した「ドラクエ的」映画。
よく陥るパターンというのは、原作ありきで映画の枠に詰め込みすぎて、作ったのが映画ではないダイジェスト版のジェットコースターあらすじ動画。
そして「ドラクエ的」というのが、これはドラゴンクエスト5の映画ではない、ということ。
内容は、ラスト以外は良かったですよ。
個人的にはフローラの声は波瑠ではなく、もうすこしトーンの高い女の子らしい感じが良かった。
フローラって可憐で清楚ってイメージじゃないの?と。
キャラクターの動きも、表情も、結婚イベントの収め方も良かった。
いつのまにか覚えてるメラゾーマやベギラゴンはご愛嬌。
しかし詰め込みすぎた。人気タイトルなんだから石化前後あたりで前後編にでも分けて仕舞えばよかったのに。
そして問題のラスト。
あれで見た人の評価は半減ですね。
あんな小手先で意外性を持たせる工夫、誰が評価するのか。
あれで売れると思ったら大間違い。本当に日本人は映画作るのが下手だと、リドリースコットの映画を家で見た翌日に思った。
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