劇場公開日 2019年8月2日

「地獄⋯けれど人による」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー Ayaさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0地獄⋯けれど人による

2019年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

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Aya
ロメンさんのコメント
2019年8月6日

花嫁選びと占いババは本当にそうですね。不自然なまでのフローラへの好意、占いババの無駄な時間(余計な自己暗示によると知った時の失望感)
オチを除けば結婚前のやりとりが1番強い違和感として残りました。

ロメン
さんのコメント
2019年8月6日

ごめんなさい!コメントと、レビュー間違えちゃいました!恥ずかしい!

迅
さんのコメント
2019年8月6日

こちらの作品、本当に賛否が分別れていますが、それは、「ドラゴンクエスト5」の映像作品として、観てしまう人が多いからだと思います。
ドラゴンクエストユアストーリーは、私達(プレイヤー)の物語です。私を含む、ドラクエ5をリメイクが出る度にその作品を数回クリアし、今まで何度も何度も何度も何度もクリアしているプレイヤーの皆さんは、なぜ何度も同じゲームを繰り返せるのか?主人公の辛い幼少期から脱し、花嫁を選び結婚して親になって我が子に名をつけて、魔王を討ち倒すというドラクエ5の壮大でワクワクするようなストーリーに心を踊らせ、何度も体験(プレイ)したくなるのか?それは、私達プレイヤーが、主人公に自分を移し、自らが主人公であるような流入的な感覚になるほどの魅力的なストーリーを、体験していることに他ならないからだと思います。
実際そのことには、ユアストーリーを観ている間は気が付きませんでした。気付かされたのはラスボスが登場した時からです。
本作の主人公は、VRでドラクエ5のリメイク作を体験しているプレイヤーであった。その事実を知った瞬間、私自身も本作の冒頭からラスボス登場まで「ドラクエ5を観ていた」のではなく、「主人公に心を移して一緒に体験していた」ことに気づきました。それは、今までドラクエ5を何度も主人公に心を移してプレイしていることと同じ感覚であったのです。本作は映像作品でしたが、ゲームをプレイしている時と同様に、「主人公になっていた」のです。
私達はドラクエ5に何を求めていますか?「ドラクエ5を観る」ことではなく「主人公になってドラクエ5の世界を旅する」ことのはずです。今までトータル何十時間何百時間とドラクエ5に費やしてきた時間は決して無駄ではなく、プレイする度に満足感に満ち溢れていたはずです。ドラクエ5のVR版が出たら絶対買いますよね?
本作を観たことで、そのことを改めて私達プレイヤーが自己覚知し、次にドラクエ5をプレイする時こそが、ドラクエ5を私自身の物語(MYSTORY)として改めて体験することができるのだと思います。本作は「ドラクエ5は映像として完結してしまった物語を能動的にクリアするのではなく、あなた自身が完結させる物語なのですよ」と教えてくれる作品なのではないでしょうか。

本作でドラクエ5を観ようとしていた人は、まだまだプレイ回数が足りないのでは?

迅