劇場公開日 2019年8月2日

「3D技術とBGMは120点だが…」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー LQさんの映画レビュー(感想・評価)

2.53D技術とBGMは120点だが…

2019年8月4日
iPhoneアプリから投稿

声優とキャラ演出で台無し。

主人公リュカのおちゃらけヘタレ設定が到底感情移入できるものではない上に、声をあてている佐藤健の演技がイラつきを倍増させてくれる。ディズニー映画を意識したノリなのだろうがこの時点で大失敗。

フローラ役の波瑠も本田翼かと思ったくらいに下手糞。サンチョ役のケンドーコバヤシも役に合わせて声をあてようとしていたのだろうが、演技として全く成立しておらず酷い有り様。ビアンカ役の有村架純も下手糞。
せめて声優は一流の人達を使ってほしかった。ゲマ役の吉田鋼太郎は素晴らしかったが。

批難轟々のネタバレ要素はこの際どうでもよくて、本当に日本で作れたのかというレベルの素晴らしい3D技術と名前だけで売れる原作を持ちながら、声優で台無し。ディズニーの糞つまらない子供向け3D映画を観せられた気分だった。

たしかに脚本も糞だ。DQファンだけでなく映画ファンをしらけさせる内容だ。でも仮に脚本や演出が良かったとしても、あのしょうもない声優達じゃ芝居が成立しないでしょう。

「ラスト10分までは良かった」等というレビューはまったく支持しません。

LQ