「やはり声優も大事」二ノ国 !みん猫さんの映画レビュー(感想・評価)
やはり声優も大事
人気若手俳優に声優をやらせる。そっち好きな人はそもそもアニメにあまり興味がない。
アニメ好きな人はアニメに求めるものも多い。だから若手俳優の棒読みには厳しい。
結局、若手人気俳優に声優やらせても誰も得しないのに、なんで何度も同じ過ちを繰り返すのか。
ストーリーについては、ハルが頭おかしすぎて理解できない。
ナイフが刺さった女の子を抱えて病院に走り出す。4、50kgの女の子を前に抱えて持つ怪力は良いとして、親友が救急車を呼ぶと言ってるのに無視。パニック状態になって何もできないとか、言われるがままに行動するとかではなく、なんの躊躇もなく第3の案を発動。こいつ何者なのか。行動力のあるバカという、世界で最も価値の低い人種のようだ。
親友が昔老人から聞いた二ノ国と現世の命の繋がりの話を、なんの根拠もなく、「繋がりのある別の世界の人間を殺せばもうかたっぽは助かる」という、どこから編み出したか全くわからない説で否定する。家のテレビを壊せば庭に石油が湧くはずだ!くらい意味不明で突拍子もない仮説を突然思いつき、人殺しをしようとする子供。
二ノ国で人が死に、一の国でも事故で人が死ぬのを何件も経験しても、自分のキ○ガイ説が間違ってると認めず、人殺しへの思いを燃え上がらせるハル。
ここまで異常な変質思想なのに、制作陣はそこまでと思ってないみたいで怖い。
なんで二ノ国と繋がるまではまともな人間として生きてこれたのかわからないほど頭がおかしい。こういうやつはだいたい新興宗教にはいったり、アイドルオタクからストーカーになったり、アニマルキラーを経て幼女誘拐殺人を犯したりするやつだ。
そんな奴が主人公の一人として活躍する意味不明な映画。感情移入ができない映画は時間がすぎるのが遅くて苦痛だ。