「設定とセリフの羅列で、映画になってない」二ノ国 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
設定とセリフの羅列で、映画になってない
レベルファイブのゲームシリーズを、OLMがアニメ映画として作った本作。
監督らの技量をしても、説明セリフオンパレードとご都合主義展開の、雑な原案脚本をどうにもできなかった感じ。
ゲームだと、設定とキャラデザインを投げれば、プレーヤーがストーリーを脳内で補完するのだが…
映像作品だと盛り上がり箇所は脚本段階で作り込む必要があるし、キャラをシナリオや演出トータルで作り込まないといかんのだけど…
本作は映画なのに、ゲーム同様に、設定とセリフを並べるだけと勘違いしてるっぽい。
そこへ、ジブリっぽいキャラデザインと、久石讓の音楽が加わってもたらしたのは……
『あした世界が終わるとしても』+『ガンダムAGE』+『ギブリーズ』のダメ要素がごった煮で盛られた感じ。
正直、つらかった。
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