「ワインはチーズと交じりあう」窮鼠はチーズの夢を見る 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
ワインはチーズと交じりあう
ひとりでいると
どうしようもなく、あなたを求めてしまう。
ふたりでいても
どうしようもなく、孤独を感じてしまう。
恋愛中、誰もが抱くであろう、
期待や不安、喜びや悲しみとが交互に入り交じった
言い知れようのない感情を
性別の枠組みを越えた視点で
【恋愛模様の総代化(もしくは相対化)】として
描かれていた作品だと思いました。
さらには、マイノリティの視点から
答えのない、出口のない閉塞感をも伴った
切なさ際立つ耽美に彩られた
【恋愛ラビリンス(もしくは沼)】映画だと思いました。
静寂な背徳感...
絡みあうふたりの視線すら淫靡...
ごちそうさまでした!
コメントする