「キャストは良いが中だるみのある長い映画」窮鼠はチーズの夢を見る アイス抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
キャストは良いが中だるみのある長い映画
原作未読です。
良かったところは良かったけど、少し長いなと思ってしまいました。離れてくっついて離れてくっついて離れて。これで終わるかなと思ったら別の女が出てきたり。ちょっと中だるみのある映画でした。
ただ、出てくる女性陣たちはみんな魅力的でした。
一人目の妻は、実は妻も不倫してたってのもびっくりしたし、大倉くんに気持ち悪いって言ってたのもなんか衝撃的で。こういう女が一番怖いなと思いました。
二人目のセフレはあんまり印象に残ってないけど、すごく身体張ってるなと思いましたね(笑)
3人目の元カノ?はなかなかクレイジーでしたね。成田凌とのバトルは女の怖さやいやらしさが全開で、もっと見ていたかったです。そして、その前の4人で飲食してるときの撮り方がとても印象的で、楽しそうなのにどこかマウント取り合ってるかのような、何か不穏さを感じさせるシーンで一番気に入った場面です。
最後に部下の女の子。この子はただただ可哀想でしたね。お母さんとの指輪のシーンではあんなに幸せそうだったのに。。。その後お母さんは出てきませんが、別れの後きっとお母さんも悲しんでたに違いありません。突然出てきた父が速攻死んでしまうのはちょっと無理矢理すぎて笑えました。
大倉くんは優しい人だけど、みんなを傷つけないようにしようとして返って周りを困惑させて誘惑したように思わせちゃったりする天然クズボーイという印象です。思わせぶりなこと言っちゃって、取り返しつかないことになってます。ジャニタレだけど演技よかったです。
そして優勝はみんなも誉めている成田凌です(笑)昨年くらいに「愛がなんだ」という映画も見ましたが、ちょっと変わった役をとても自然に演技することができていますね。今回はずっと片思いしてた人を追いかけ回す役ですが、相手を見つめる瞳等セリフ以外でもちゃんと相手を好きな感じが伝わってきました。
以上のようにキャストはとても良かったと思います。ストーリーがもうちょっとスピード感あると良かったかなという感じです。