劇場公開日 2020年9月11日

「愛するとは?純度の高いラブストーリー」窮鼠はチーズの夢を見る 月子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5愛するとは?純度の高いラブストーリー

2020年9月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

原作未読にて鑑賞
大倉演じる恭一は一見、見た目よし仕事も人柄もよい良心的な男性に見えるが、実は優柔不断で自己中心的なクズ代表
一方、成田演じる今ヶ瀬はそんな男を7年以上も一筋に恋い焦がれる同姓愛者

この二人の出会いから始まる130分がとても愛しく、時には苦く切なく感じる傑作でした

恭一の"愛の形"が変わる瞬間の所々の胸に響く言葉や表情・佇まいをする今ヶ瀬
二人の唇や肌が交わる官能的な描写はとにかく美しいの一言
感情を揺さぶられる映像表現と、キャストの静かなる熱演が魅力的な作品に仕上がってます

個人的には夏生(さとうほなみ)が出ているシーンは物語のスパイスになっており全て好きです

もう一度、彼等に会いに劇場へ足を運びたくなる映画でした

月子