燃えよ剣のレビュー・感想・評価
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しばらく新撰組に浸れるわ✨
前回は「るろうに剣心」二部作を見てきてからの
また時代劇だけど新撰組は小学生の頃に日テレの
「白虎隊」を見て新撰組がめっちゃカッコいいと
感化されてしまい、大好きだから昔のドラマから
映画まで全部見てきた。
今回のは司馬先生の原作だから楽しみにしてました♪
多摩の百姓は貧しいながらも剣術をしながら生きて行く。
そんな中で喧嘩が上手かった仲間同士が
幕末の激動の時代に突入していくのは
彼らの運命だったのかもしれない。
自分の剣術を試せる機会なんて人が斬られる時代が
誰かに作られなければ一生来なかったはずだ。
ペリーの率いる黒船艦隊が引き金になったのは
間違いない。
佐幕派も倒幕派も己の信念に従い戦ってきた。
そして、今日の我々の生活ができてきた。
彼等は満足していたか不満だったから分からないけど
武士道とは死ぬ事にあり。
死に場所として絶好の機会が来たのが幕末だったと
私は思いましたね。
映画の感想としてはもう少し戦闘シーンを丁寧に
見せて欲しかった。
池田事件なんて彼等が英雄になった
晴れ舞台だったわけだし。
立ち回りではメインになるシーンだ。
もっとカッコよく立ち回りを見せて欲しかった。
土方のナレーションじゃなく彼等のストーリーだけで
充分に見せれたはずだ。
鳥羽伏見の戦いや会津戦争、各地で転戦する様を
ちゃんと見せた方が新撰組の魅力が出たと思う。
私なら弾丸が飛び交う中、すり抜けてすり抜けながら
官軍の兵士達を斬っていく彼をもっと見せたかった。
誰が誰だか分からない戦闘シーンじゃ
新撰組の意味が無い。
牙突とかもああいう局面でバーンッと決める事で
官軍が新撰組恐るべしと慄く様を見せたら良かったなと。
岡田准一は武道を極めてるからアクションシーンや
馬術シーンもカッコいい✨散り椿も良かったから
余計に彼のアクションシーンに期待してしまった。
もっと暴れて欲しかった。
めちゃめちゃ強い武闘集団だったからレジェンドに
なったんだから。
今回一番良かったの井上源三郎の源さんだった。
リアルな源さんの芝居がいい味を出していた。
今までで一番良かったと思う。
という事でこれからも新撰組は色んな形で描かれたり
出てくるんだろう。
これからの新撰組に乾杯🍻
新選組の事が学べる
時代劇映画は難しい
観て損はない原田眞人時代劇
原田眞人監督による司馬遼太郎時代劇シリーズ。三部作でもやるつもりか。
しかしよく戊辰戦争までやったな、やる気になったな、と思う。エンドロールまでギチギチに詰まっていてとにかく詰め込むんだ、という意欲を感じる。
もう何度も映像化はあるので司馬遼太郎の、というより原田眞人時代劇の土方歳三映画。原田眞人としてのシーンの演出を楽しめるかどうかがすべて。個人的にはいつも楽しんでる。やっぱりスタイルのあるものは好きなので。そして大河ドラマなどの有名人合戦に比べてキャスティングが良かったと思う。特に金田、村本はハマってたな。
関東の田舎で育った野暮な剣に生きる若造が、やがて日本の歴史の大転換に暗殺集団として表舞台に立って散ってくまで、となればこのくらい忙しなくなるだろう。なんせどこかを落としてもあーだこーだ言われるだろうし。でも個人的にはせっかくお金を使うんだったらあと10分でも20分でも使って間を作ってでもやりゃいいのに、と思う。もったいない。それでも充分楽しめた。
実際の建物でいろいろ撮影されたのだろうけど、何故か建物の老朽化が気になってしまった。これからももっと日本の時代劇が見れますように、、と。
新撰組ダイジェスト
隣の席のおじさんは途中で帰っていきました。何か気に食わなかったのかな?
司馬遼太郎が好きな人には良いシーンをゆっくり感情移入して鑑賞できず、ちょっと残念かもしれない忙しさ。
なかなかの詰め込みようでした。新撰組の姿をダイジェストにして、倍速で全部追いかけました!という映画の仕上がり。
柴崎コウがお雪さんと言う史実にない人物を演じているのは素敵だったし、ウーマンラッシュアワー村本が山崎烝をやりたい放題に演じて、早口でまくし立てているところが面白くてほっこりしました。
あとは、山田涼介の沖田総司は意外なキャスティングだったけど、なかなか可愛らしかったかな。
山田裕貴のオドオドした徳川慶喜も良かった。
他にも豪華キャストすぎて役者さんの魅力がそこかしこに溢れてました。
まあ、好きな俳優を愛でるには良かったかもしれません。感情移入とか感動を求めても無理!
なんせ、池田屋事件でカルメンのハバネラをかけちゃうような監督のセンスです。
なんでやねーん!はい、皆さんご一緒に!なんでやねーん!
攘夷派の新撰組の見せ場のシーンに何故スペインテイストが必要?
作品としては残念でございました。
見応えある作品
私は美しい映画で良かったと思いますよ。
時代の生き様を痛感
司馬遼太郎の原作「燃えよ剣」を基に作られた映画。
原作どおり主人公の土方歳三の生き様を描いた作品でした。
新選組が生まれる前から土方歳三の最後までを描かれています。
原作を読んだ事があったので、内容は知っていましたが映像で見るのは、また違う感じがあって面白かったです!
幕末に生きるという事は、時代の移り変わりがあり、自分が今まで信じてきていたものが変わってしまったりする中でも自分という存在を持ち続ける男の姿を感じました!
アクションも迫力があって見応えがあります
【幕末の動乱期、裂帛の気合と、ブレない鋼の精神で時代を変えようとした土方歳三の人生を、原田眞人監督が壮大なスケールで、自らの解釈を大胆に取り入れ描き出した作品。】
ー 今作は、司馬遼太郎の同名の大ベストセラーを底本にしているが、原田眞人監督はそれを大胆に改編している。
だが、私はその姿勢を是としたい。
更に言えば、現代邦画の監督で、これだけのスケールの歴史大作を作れる監督が何人いるのか!
あれだけのキャストの一人一人にキチンと光をワンカットでも与えている監督自身が書き下ろしている脚本のレベルの高さにも、感服である。ー
◆感想
・新撰組副長土方歳三を演じた岡田准一の、剣捌きのスピード。身体の切れ。
ー 流石、居合の達人である。
この方に”衰え”という言葉は全く当てはまらない。
真のプロフェッショナルである。ー
・土方の歩き方
ー 田舎臭い変な歩き方から、武士らしい歩き方に徐々に変わって行く過程と共に、彼自身も武州の田舎の農民の子、茨ガキから、新時代の”武士”に変容して行くのである。ー
・土方が劇中、頻繁に口にする”形がよくねえ”。
ー 彼が、自らの中に美学をしっかりと持っている事が分かる。
そして、それ故に、彼は官軍から逆賊になっても、自らの信念を曲げる事無く、五稜郭まで戦いを続けるのである。ー
・土方の、今までの”武士”とは違う生き方。
ー これは、多くの方が書いているが、農民出身故に、”一人の主に、終生付き従う”という生き方ではなく、自分の持つ美学を終生貫くという、新しい“武士”の姿を体現しているのである。ー
・あれだけ多くのキャストに僅かでも、キチンと光を当てている原田監督の姿勢。
ー ワンシーンだけ出演する、土佐藩士”人斬り以蔵”を演じた村上虹郎など。ー
・芹澤鴨殺害シーンや、池田屋事件の、生々しい描き方。
ー 物語が、単調にならない。
アクションシーンの使い方、挿入するタイミングも上手い。ー
・物語に、恋愛要素を入れる事で、殺伐とした内容に、艶やかさを加えている部分。
ー 土方の”妻”になったお雪(柴咲コウ)のキャラクター設定。
夫を”ある理由”で亡くしたがゆえに、残酷絵を描き、一方では従軍看護役を買って出る現代的思考を持った女性像が、この作品に与えたモノは大きいと思う。ー
<今作の面白さを書き出すと、キリがない。
が、一つ言えることは、あれだけ多くの俳優・スタッフを率いて、映画を作り上げる原田眞人監督の力量の凄さであろう。
原田組は、その厳しさで有名だそうであるが(前作、「関ケ原」では、脱落した役者、スタッフ多数だそうである。)それも又、
”映画人として、妥協なき良い作品を観客に届けるのが責務”
という監督自身の矜持であろう。
でなければ、今作の様にやや長尺の作品でも、全く飽くことなき作品を作り続ける事は出来ないであろうから・・。>
難解だけど。
観て良かった!
新選組のやった事は学べるが
【ネタバレあり】鑑賞直後の率直な感想
コロナの影響で、ずいぶん前から待たされましたが、
ずっと期待していた作品をやっと映画館で観ることができて率直に嬉しいです。
その上で、あえて一言、申し上げたきことがあります。
この作品は、土方君の生涯を題材にした作品ですが、
1本の映画で収めるには、尺が短すぎていろいろ詰め込みすぎたと思います。
セリフはただでさえ、地方の方言でわかりずらいのに、
早口で聞き取れないところもしばしば、
展開も駆け足すぎて、感情移入しにくかったのではないかと思います。
それゆえ、新参の新選組ファンには難しすぎ、新選組に詳しい人にとっても
見どころをあっさり通り過ぎさられて中途半端
お子さんにも襲撃事件の描写がえぐすぎて、おすすめできない(なぜか年齢制限はなし)
じゃあ、誰にもおすすめできないのかというと
沖田君役の俳優さんが大好きな人、それと会津藩出身の方には、
自信をもっておすすめできます。
ラストサムライが大好きな海外の人にもぜひ観てほしいとは思いますが、
おそらく、「なぜ、ジャパニーズは、この作品を1本で完結しようとするのか??
なぜ最低でも3部作にするか、動画配信サービスでドラマ化しないのか」
と言われそうです。
良かったことと言えば、お雪さんの演技がとてもよかった。
最初は、土方君の女房役でもっと若くて売り出し中の女優さんはいないのかと
頭をよぎってしまいましたが、見終わってからは、さすがの演技だなと思いました。
あと、近藤君もハマっていたと思います。
採点は、今後の日本の映画界への期待をこめての★4です。
典型的な詰め込み映画。
山田涼介の可能性
歴史にも新撰組にも詳しくないのですが、日頃から山田涼介さんを応援しているので初の時代劇への挑戦する姿は見なくてはと思ってました。
また、公開日がコロナのこともありめちゃくちゃ延期になってたので本当にやっと観れるという期待感が高かったです。
そして、公開前から原田監督や岡田くんがいたるところで沖田総司を演じた山田涼介への賞賛のコメントをしておられたのて嬉しい気持ちと時代劇や新撰組を愛する方々へどう見えるのかも緊張がありました。
始まると圧倒的な幕末の世界観で不安は吹っ飛びただただその世界を楽しめました。土方、近藤への強い信頼と愛情たっぷりに優しく可愛く、でも急な冷酷さが見える瞬間や殺陣の美しさ…目を奪われました。
最期の時を迎える沖田総司の死相が出ているにも関わらずどうしたらあの目の輝きを放てるのかと衝撃をうけたあのシーンが目に焼き付いて離れません。またすぐき見に行きたいです!!
あと個人的にウーマンラッシュの村本さんがめっちゃツボでした。ええ役!!笑
好きな小説
武士の志、高く
幕末のわずか数年間だけ存在した、浪士集団・新撰組。ドラマや映画でも数多く取り上げられ、この名を聞いたことがない日本人は、殆どいないだろう。幕末の歴史のレジェンドとして、私たちの中に深く刻まれている。その中の新撰組副長・土方歳三をメインに据えて、幕末の動乱の世に、武士の魂を貫いた生涯を描いた、歴史大作。
土方歳三は、近藤勇の片腕として、沖田総司等と共に、黒船来航依頼、天皇中心の新政権を目論む、討幕派を倒し、幕府の力を取り戻そうと、京都を中心に邪魔立てする者は、切り捨ててきた世直し隊の一人。あの池田屋事件は、その最たるもの。しかし土方は、遅れて池田屋に駆け付けた為、本作でも、それほど中心的には、描かれていなかったのが残念。
当初は、主君の命を得て、国益の為と疑わず戦っていたはずの土方達。しかし、彼らの思い以上に速いスピードで世の中は動き、いつのまにか、自分達が国賊として、政府から追われる立場となっていたことを彼らはどう捉えていたのだろう…。激動の世に、一人、また一人と倒れていく新撰組の仲間の悲哀と残酷な運命こそが、今まだ語り継がれる伝説となった要因なのかもしれない。
そして、最後まで生き抜き、武士道を貫いた土方。最期の地となった、北海道での箱館戦争において、馬上で政府軍に撃たれ、既に絶命していたともされているが、最後まで刀を握り締めていていた、土方歳三の『ラストサムライ』としての生き様が印象に残る作品だ。
作品としては、司馬遼太郎の原作に、忠実に描かれているのであろうが、誰にでも分かりやすくするために、史実の説明が度々差し込まれるため、ドキュメンタリー的なストーリー展開と感じた。そのため、ドラマとしての感動や感情移入は、あまりできなかったのは残念だった。
出演陣は、岡田君はもう、日本映画界の顔ですね。そこに鈴木亮平も、最近は正義の味方から外道まで、何でもこなすし、山田君も美しい顔立ちで病弱な冲田役には、ピッタリの配役。お雪役の柴崎コウも悪くはないのだが、もう少し若手女優でもよかったと思う。
ロケーションとテンポが素晴らしかった
時代劇的ではない音楽が妙にマッチしているなーと引き込まれ、あらゆる絡みが丁々発止、テンポよく組み合わされていて、非常に面白かったです。
焦点も、変に歴史的事実とか時代的な背景とかにとらわれることなく、しっかりと土方歳三とまわりの人間というところに当てられていて、エンタメを存分に楽しめました。
正直、原作は司馬作品の中ではそれほど好きじゃなかったんですが、この映画の如く、楽しんで読めば良かったんだと、今更ながらに思い知らされた気がします。
原作がどうであれ、歴史的事実がどうであれ、やっぱ土方歳三の最期には泣けてしまいます。
素晴らしい役者が素晴らしいパフォーマンスで、素晴らしい脚本・映像そして制作陣が結実した、見事な映画でした。
う〜ん…。
手抜きのない、美しくリアルさを感じる映像は凄い。
ただ、肝心のストーリーは…。
まぁ、あの原作を2時間半にまとめる難しさはわかるが、盛り上がりのシーンがなく、淡々と、しかし足早に事の経緯だけを説明されてるような感じがした。
「あー、そうだよね、土方歳三はこういう人生で、こういうことをしてきたんだよね」と、復習してるような気分で見ていたら終わってしまったという感じ。
あと、セリフが聞きとりにくい。
原田監督の作品は関ヶ原もそうだったが、何とかならないものかと思う。
それと、余計な心配かもしれないが、新撰組に詳しくない人はストーリーについて行けるのか?と疑問に感じた。実際にレビューでも「よくわからなかった」という方々が見られるので、やはり無理があるのだろう。
新撰組の名前程度しか知らない人には、あまりお勧めできないと思った。
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