燃えよ剣のレビュー・感想・評価
全361件中、201~220件目を表示
剣は燃えていない
岡田准一主演の時代劇ということで、制作発表当時から楽しみだった本作。新撰組を150分に収めるなんて厳しいだろ...と思っていたので、まぁ役者目当てで見ることに。内容にこれといった期待はせずにね。
ほんと、期待通りの映画でした笑
面白いのは事実。楽しいのも事実。だけど、物足りずよく分からないのも事実。しょうがないとは思うんだけどね。
武士になるべく京都へと移った土方歳三(岡田准一)らは、新撰組を結成し市中を擁護する。土方は鬼の副長と恐れられながら、近藤勇(鈴木亮平)、沖田総司(山田涼介)らと共に戦い続ける。
役者は文句無し。
岡田准一は相も変わらず最高の演技。カッコよすぎるし、アクションは流石すぎるし、土方歳三がピッタリすぎる。ファブルのように冷静沈着な役なのに、本当に同一人物なのかと思うほど。毎年5本ずつくらい彼の主演作品を見たいものです。
山田涼介は暗殺教室の時から変わらず若くて上手いなぁと感じたり、芸人2人も前情報知らずのサプライズからしたらサプライズ登場で驚き、いい味出していた。
伊藤英明は特に、あの渋くてウザったらしい役を見事に演じていた。なんか癖になるのよね、この人の演技。
何故だかこの映画、すごく魅力的。
恐らく、カメラワークのおかげではないだろうか。
剣を振りかざす戦闘シーン、前へと進むシーン、そしてラストシーン。どれも観客を引き込み、没頭させる。カメラワークでここまで映画は面白く見えるのか。この作品で改めて気付かされたようだった。
ただ、やはり全くもって尺が足りなかった。
全体的に丁寧さがない。とりあえず土方歳三の半生を描くために、大きな出来事はひたすら取り入れてはいるものの、何が起こっているのかが全く分からず大事なところ完全にスルー。無駄が多い割りには余裕が無い。常に切羽詰まった様子でしんみりとする時間なんてそうそう無い。どうしても映画では厳しかった。300分はいる。そう考えると大河じゃないといけなかったのだが、大河だと私は見ていないので結局は良かったのかなとか考えたり。
戦闘シーンも迫力に欠けているし、全然興奮しない。
別に手を抜いているわけでは無いのだろうけど、照明が無くて誰が誰なのか分からなかったりしたし、勢いを感じられず新撰組の強さがイマイチ伝わなかった。せっかく映画館で見ているわけだから、戦闘シーンはしっかりして欲しかった。
んー、しょうがなかったと言えばしょうがなかった。
最善を尽くした結果だとは思うけど、どうだった?と聞かれれば微妙だと答えるそんな映画。時代劇映画は作るのが難しい。
滅びゆく者の美しさ
この監督さんの直近の三作品は、どれもこれもガッカリな出来だったので、思いっきりバーを下げて観に行ったら、意外とまともな作りでした。長大な作品を土方のモノローグで説明するのは上手い方法で、多くのエピソードをテキパキと描いていくので中だるみもなく、2時間半ぎっしりの内容で堪能できました。一方で、各エピソードが細かくなり、登場人物が入り組んでいるので、原作や幕末に詳しくないと分かりにくいかも。土方のモノローグ形式なら、エピソードを刈り込んでメリハリをつけて、クライマックスの箱館戦はもっと盛り上げてほしかったです。侍の時代が終わりつつあるのに、百姓の子が侍になり侍として死んでいくという、滅びゆく者の美しさが今ひとつ感じられなくて、ちょっと残念。岡田准一は、彼の代表作とも言えるハマり役。柴咲コウのすがるような瞳には、やられた〜って感じです。
予想以上にとても良かった!
岡田くんを改めて見直しました。
殺陣シーンのアクション指導もしているとのこと。凄い。
鈴木亮平も良かったけど
山田涼介くんの沖田総司がめちゃくちゃ良かった。
泣かされたーーーー!
怪演賞は、ウーマンラッシュアワーの村本さん。
途中で彼と気づいたのですが、台詞はほとんどアドリブだったそうで…
めちゃくちゃハマってたし、上手いですやん!
もっとこれから色々出てほしい。
観たいものが観られました。
原作が若い頃から大好きだったので不安もありましたが大変満足しました。
リアルな池田屋のシーンなど映画館での見応えのある作品です。殺陣も素敵でした。
役者さんがどの方も素晴らしかったです。
特に沖田総司が学生の頃から大好きだったので理想の沖田が観られて感激しました。
原作を読み直してからまた観に行こうと思います。
ダイジェスト感は否めない
最序盤の見せ場は六車切り。
小説を読んでる人でなければ『六車』というワードに気付けないまま終わっただろう。
和泉守兼定という菊一文字ほどメジャーではない佩刀への描写が嬉しい反面、土方を語る上で必須だったのかは疑問に思う。
宮古湾海戦は描かれなかったし、函館の描写はおまけ程度なので京における新撰組にフォーカスされていたのは間違いない。
しかし映画全体が回想形式で進む為、没入感に少し欠けていた。
また、芸人の起用が多過ぎるとバラエティや漫才でみる彼等のイメージが邪魔をして気が散ってしまうのが残念だ。
それでも殺陣シーンには迫力があり、物語を知ってる人にとっては誰某の役がどのような描写をされるのか楽しみながら観れるので星3。
兼定に始まり、兼定に終わって欲しかった。
一時期、新選組にハマっていたので、新選組の小説は血風録から始末記なども読み、霊山資料館や函館の碧血碑まで行きました。
芹沢鴨の暗殺や池田屋のシーンなど、火花が散る殺陣、流石、武芸百般・岡田准一さん、よかったです。
武士の士道は主君に殉じるもの、百姓の士道は・・・と芹沢一派に揶揄されるシーンがありましたが、士道が身に染み付いてない農民などの寄せ集めの拠り所のない隊士達をまとめるために、「士道とは」自分達なりに考えて苛烈な局中法度ができあがったのかと、ハッとしました。
芹沢との確執や上昇志向の近藤とのすれ違いも、よく描かれていました。
容保の竹筒のシーン、うるうるしました。
演出的には花は必要なんでしょうが、柴咲コウさん、私にはいらなかったかな。
後半駆け足になり、ダイジェスト的になってしまったのが残念。
北海道での土方、写真だけでなく兼定は持ち帰らせて欲しかった。兼定を手に入れたシーンを伏線にして、最後のシーンは日野に帰って来た兼定のアップで終わっても、と思いました。
小説が偉大過ぎ
小説を忠実に映像化しているものの、長編小説を一本の映画にまとめてしまうため、どうしても浅く広くという感じになってしまった。
新選組の流れを楽しむには良いかもしれないが、各人物に入り込むほどのインパクトは残せていなかった。
自分にとっては中学生の時に初めて読んだ歴史小説で、土方歳三の生き様に物凄く感動した記憶があることも影響してしまったのかもしれない。
苦言があるとすれば、徳川慶喜が愚鈍に描かれている点には違和感を感じた。
幕末維新を駆け抜けた男
学生時代、学校へいかずに司馬遼太郎の小説を読みふけった記憶がよみがえりました。竜馬が行く、夏草の賦、峠、などが印象に残ってますが、燃えよ剣は記憶に薄い。やはり、冷徹に描かれた土方に当時、共感できなかったのかもしれないです。
多くの敵を殺し、函館まで戦いぬいた土方歳三の生き方に賛否はあるでしょうが、ラストシーンで殺され、散っていく姿に涙がこみ上がりました。やはり、柴咲コウのお雪さんとのふれあいで、人間としての心情が描かれたからでしょうか。とにかく、壮絶な殺陣との対比に少し救われました。
原田監督の作品は独特のリズムがあり、見るものを飽きさせない。当時の世相を踊りなどで表現し、テロや暗殺ばかりでなく人が動いていると感じます。山崎丞の密偵役を、村本大輔起用したところはユニークで、新鮮組は殺伐な集団ばかりではないと、弁護をしているかに見えました。
よい勉強になりました
流石に岡田君は良いですね
存在感抜群!
日本一の殺陣もできるアクションスターに成長したと思います
ただ、今回は隣に鈴木さんが並ぶと身長差が・・・・
鈴木さんもいい味出してましたが、殺陣をもう少し勉強してほしいです
土方の首に突き付けた刃の震えが怖かったです
これで新選組の復習ができて良かったです
土方歳三の青春物語として楽しめた
時代劇って個人的には感情移入が難しい。その時代の考え方や行動原理に共感できないことが多いからだ。だからというわけではないが、歴史の知識も乏しいのでさらに楽しめないことが多い。
そこで本作。土方歳三の半生を描いているのだが、結構知らないことが多くて驚いた。新選組は意外と一枚岩じゃなかったとか、新選組の制服は決まってなかったとか、土方が西洋の軍隊組織に傾倒していったとか。それくらい知識がないってことか。
たしかに結構長い上映時間だった。でも、そんなに飽きたって感覚はない。幕末の重要な転換点を描写せずに、土方の視点に立った物語展開だったからか。それでも彼の半生を追うにはこれだけの長さになってしまうんだろう。それも仕方ない。
ただ、土方歳三という若者が前のめりで生きていた姿を描いた青春劇としてはそれなりに楽しめた。いや、もちろん考え方や主張・哲学みたいなものは共感できなかったんだけど。歴史の知識が浅いから余計なことを考えずにすんだのかもしれない。知識のなさが逆に功を奏するときもあるということだ。
男に見て欲しい、男なら絶対好きなストーリー!!
2020年の1月に映画館の予告で見て自分はジャニーズが好きなのですが、岡田准一に山田涼介の新撰組!???これは見たい!!とずっと思っていました、鑑賞して期待を裏切らず凄く良かったです!
燃えよ剣は男が好きなポイントが絶対どこかにある映画だなと思いました、僕が1番心がワクワクしたのが名刀を探す所です、近藤さんが虎徹だから土方も自分も名刀が欲しいと言って兼定に出会うところ、兼定も待っていたかのようにそれまで誰にも買われずに錆びついて土方を待っていたんだなと思いました。
あとはシンプルに沖田総司が綺麗過ぎました。最後はどんどん痩せ細ってしまうのですがそこに山田涼介の役者魂を感じ取れて凄く良かったです
とりあえず余裕で2度3度見たいな〜と思える映画でした。
私の中でこの先の沖田総司決定
おばちゃんこう見えて
バリバリの飛びっ子山田担♡
この映画も山田涼介君が沖田総司役で出るならばと、観にきたようなもの。
原作未読、新選組に関しても記憶が曖昧でした。
そんなおばちゃんを飽きさせもせず展開が速く殺陣も素晴らしかったです。
岡田准一さんの殺陣は心配していませんでしたが。
正直、山田涼介君の初時代劇&初殺陣は心配していました。
先の【るろうに剣心The Beginning】で沖田総司役をされていた、村上虹郎君の殺陣もすごかったので。
こりゎヤバいのでゎ?
比べられたら?
と思ってました。
が、なんのなんの。
杞憂でした。
殺陣の所作もしっかりしていたし。
むしろ彼じゃなきゃ、ならない「あららぁ?」でした。
カワイイ!(イヤぁおばちゃんニャけてしまいますゎ)
新選組というと野郎クサくてどろどろになりがちなところの緩衝材が山田涼介君演じる所の沖田総司なんだと改めて理解できましたゎ。
これは……ドキュメンタリー
土方歳三の一生を淡々と描いてくのね。確か原作もそんな感じだったような。
ロケ場所が時代を感じさせる場所で統一されてて良かったの。序盤の歳三が歩くシーンに輪だちがある道が出てくるんだけど「惜しい!」と思っちゃった。
高嶋兄が演説をぶつシーンは東寺金堂だね。「国宝でロケとは!」と盛り上がった。
柴咲コウが出会ってから毎晩、二人分の夕飯を作ってるのいいね。
こんなことされたら、一発で落ちる。そしてこの二人、最後の戦に出る直前まで寝ないのね。いまだと考えられないけど、当時はそうだったのかな。
沖田総司に惚れる芸姑役の女優さんも良かった。阿部純子っていうんだね。覚えとこ。
池田屋騒動の最中に、薬屋として忍び込んでいた山崎烝が女中さんから『十字屋さん』と声を掛けられると『十字屋ちゃう。新選組の山崎烝や』って返すんだけど、「この人は、十字屋として、女中さんからも愛される人生を送ったほうが幸せだったんじゃないかな」って思っちゃった。新選組のいる世界が壮絶すぎるね。
鳥羽・伏見の戦いで徳川慶喜が出陣せず逃げちゃうんだけど、会津藩主が藩兵を見殺しにした形になっちゃうの。後に『すまん』と藩主が謝ってまわるんだけど、謝って済む話じゃないんだよ。見殺しにしてんだから。それでも『藩主、良い奴だ』みたいな扱いになるのが、政治も絡んだ戦いの厳しさというか、難しさというか。
思惑の違いから、人がどんどん殺されるよね。明治政府を作った人たちは、腕っぷしに自信がある今でいうヤクザみたいな人が多かったのかな。その中で生き残った土方歳三はすごいな。
観てて思ったのは、誠を貫くと割りを食うよね。どこかで風見鶏みたいになって、時流にのってくと、生き残って美味しい思いもできる。でも、それって、なんなのか。
みんな歳三みたいに生きたいと思いながら、できないから、歳三は語り続けられるんだろうな。
どうなるかではなく、どうするか?
五稜郭に籠城した榎本武揚、忠義を尽くした幕臣の助命に、心砕いていたそうです。歳さん、武士として、いかに華と散るかに、心砕いていたそうです。どちらがいいとは言えません。ただね、この歳になると、名も無き雑兵として命散らした志士に、どう思い馳せたらいいのやら。誰しも志があったはず。誰もが今より良い未来を描いていたはず。でも、今の私達には届かない。どれほどの無念を秘めていたのか、想像さえできない。歴史に名を馳せる歳さんの陰に、どれほどの無念の死があるのか。歳さんは、何を遺したかったのか。歳さんは、何故に、未だに歳さんなのか。歴史は答えてくれません。
歴史とは、暗記して、テストして、点数化する為にあるのか、あるいはその先に何かあるのか。皆様に委ねます。
皆様の剣は燃えています?。それとも萌えています?。大いに結構です。燃えて下さい。萌えて下さい。その先、皆様はどうなります?。どうします?。それが歴史として、刻まれてゆくのだから。
俳優陣の熱い演技を見る映画
岡田准一の定番華麗な殺陣ワザをはじめ、沖田総司の儚く冷たい感じを上手く演じていた山田涼介、強烈印象の芹沢鴨を演じた伊藤英明等々、俳優陣の演技、素晴らしかったです。
だから、役の印象は残ったんですが、脚本が…
そもそも一本の映画にまとめてしまうこと自体が、無理があるストーリーである気がします。
やたら長くて退屈でした。
話の流れを説明するのに精一杯で、男たちの熱い思いまであまり伝わってきませんでした。
近藤勇たち新選組武士たちのダンスシーンとかって必要ー?
新選組最後の函館での戦闘シーンは気合い入ってて、迫力あり!
あと、お寺を使ったロケ地もリアリティーありました。
でも!
昔NHKの大河ドラマでやってた「新選組」がちょっと懐かしくなる感じ…
新撰組や土方さんのことを より深く知れる作品だなぁと思います 上映...
新撰組や土方さんのことを より深く知れる作品だなぁと思います
上映時間は長いほうだと思うのですが
見終わればあっという間
飽きるところがなかったです
ただワタクシ的には 柴咲コウさんだけ
なんかぽっかりと現代人 な感じがして ちょっと浮きすぎてませんか?と思いました
岡田准一さんは 皆さんの殺陣もつけて
その殺陣も なんか 肉々しくて 動きがリアルで
途中から ドキュメントなんでは と思い違いをしそうなくらいでした
これはスクリーンで みて欲しい
いやー面白かった
いつもは買わないパンフ買いました!
全361件中、201~220件目を表示